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小論文の書き方【小学生対象】文章力をつけるには?

小論文というと、大学入試や就職試験などを思い浮かべる人も多いかもしれません。

しかし、現代社会においては、たとえ小学生であっても、今後は小論文などの作文を書く力をつけることは重要になってくるだろうと思います。

 

情報化社会が進展するにつれて、コミュニケーション力が更に重要視され、1人1人の人間が、わかりやすく論理的に伝える力がますます必要になってくるからです。

 

今回は、小学生でも書ける小論文の基本的な書き方や注意点について紹介したいと思います。

小学生でも書ける小論文の書き方

ここからは、小論文についての基本的な知識と、書き方の基本を紹介します。

 

小論文で大切な3つのポイント

小論文というのは、起承転結のある文章ではありません。

まず強い結論があって、その結論に至る理由を論理的に、かつ明確に説明し、相手を説得するような文章のことです。

 

ですから、小論文を書く際には、以下の3つのことを念頭に入れて準備することが重要です。

  1. 自分の考えや立場を明確にすること
  2. 結論に至る理由を論理的に説明すること
  3. 論理が一貫していること

例えば、ある提案に賛成か反対か?という問いかけに対して、自分の立場を明確にして、その理由を論理的に述べるというものです。

 

このような小論文形式の文章を書けることで、論理的に考える思考力を養い、論理的に説得力のある話し方・伝え方を鍛えることにもつながるので、入試や就職試験に限らず、さまざまな場面で有利になるでしょう。

 

小論文の書き方フォーマット

 

小論文の構成は、至ってシンプルです。

  1. はじめ(序論)(自分の意見・結論)
  2. なか(本論) 理由①(根拠や具体例)
  3. なか(本論) 理由②(根拠や具体例)
  4. なか(本論) 理由③(根拠や具体例)
  5. おわり(結論) まとめ(要約・結論)

上記のように、最初に結論(自分の意見)を述べて、その理由を説明し、最後にまとめます。

小論文の下書き用フォーマットを作ってみましたので、良かったらダウンロード・印刷してお使いください。

小論文用メモノート(PDFファイル ダウンロード・印刷用)

 

小論文の書き方の例

では、具体的に、簡単なテーマを例に、具体的にはどのように書き進めていったら良いかを紹介したいと思います。

 

せっかくなので、小学生向けの簡単なお題で具体的に書いてみましょう。

お題は、「お手伝いと私」ということで挑戦してみましょう。

 

結論(自分の意見・立場)

家族のお手伝いをすることは、面倒だとか、勉強のさまたげになるという理由で、あまりやりたくない人が多いと思います。

しかし、私は、お手伝いは積極的にするべきだと思います。

 

理由①(根拠となる具体例・体験や調べたことなど)

1つ目の理由としては、お手伝いは、家族のためになるからです。

お仕事で疲れたお父さんやお母さんのお手伝いをすると、家族が助かります。

私は、お茶碗を洗うことがまだうまくできませんが、食べた後、食器の片付けを手伝っています。

そうすると、お母さんは「ありがとう」と言って、とても喜んでくれます。

 

理由②(根拠となる具体例・体験や調べたことなど)

2つめの理由としては、お手伝いは、自分のためになるということです。

将来、私も大人になって、お仕事をしたり、家族ができたりすると思います。

そういう時の練習を、今から少しずつしておくことは、将来の自分のためになると思います。

 

理由③(根拠となる具体例・体験や調べたことなど)

最後の理由は、お手伝いをすることで、感謝の気持ちが生まれることです。

お手伝いは、簡単な事ばかりではありません。

大変なこと、面倒なことが多く、やりたくない気持ちになることも多いです。

しかし、その面倒なことをやり終えた時、いつもやってくれているお父さんやお母さんに対して、「いつもありがとう」という気持ちがわいてきます。

 

まとめ

このように、私は、3つの理由から、小学生の間から、家族のお手伝いをするべきだと思います。

家族のためになり、自分のためにもなるお手伝い、そして、感謝をする気持ちを持てるようになるので、お手伝いを積極的に行うことはとても大事だと思います。

 

小論文の書き方・まとめ

今回は、基礎的な小論文の書き方についてご紹介しました。

小論文やさまざまな作文において、必要なものは思考力です。

 

普段から、新聞やニュースで聞くことなど、色々なテーマや課題に興味を持って、考える習慣を身につけておくと良いですね。

 

自分の考えを、論理的に、わかりやすく伝える力は、ますます重要になってくると思います。

  • B!