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子供に時間を守らせる5つのコツとは?【目からウロコの裏技集】

2018年6月1日

「ゲームは1日1時間までね」

「夕方5時までには帰ってくること」

このような約束を子供とすることも多いと思います。

 

しかし、約束を守り続けることが出来る子供はまれです。

時間にルーズな子供にとって、約束通りに時間を守ることは難しいものだからです。

 

では、子供の頃から時間を守る習慣を身につけさせるには、どうすればいいのでしょうか。

今回は、子供に時間を守らせる5つのコツを紹介します。

 

時間を守ることは「しつけ」

時間を守るということは、時間をかけて身に付けさせなければいけない子供のしつけの一環です。

時間を守る意識が低いまま社会に出てしまうと、人からの信頼を失うことになり、場合によっては職を失うことになりかねません。

 

時間にルーズな人がたまにいますが、「あの人は、いつも遅れてくるなー」と噂をされていることもしばしばあります。

 

自分の子供はそんな大人になってほしくないと願うのが親心でしょう。

時間を守るということが当たり前になるためには、子供のころから習慣として身につけておく必要があります

 

子供に時間を守らせる5つのコツ

子供に時間を守らせるためには5つのコツがあります。

叱り付けて時間を守らせる必要はありません。

 

自分でルールを決めさせる

親がルールを決めるのではなく、子供自身にルールを決めさせましょう

自分で考えて納得して決めたルールは、親から与えられたルールよりも、子供自身が守ろうとするからです。

 

ただこれは注意が必要で、すべて子供にまかせてしまうのではなく、ある程度は親が望むルールに誘導しつつ、結果として子供が自分で決めたようにもっていくというやり方です。

 

また、子供にルールを決めさせる時は、次のポイントを説明するようにしましょう。

どうして時間を守らないといけないのか

時間を守らないと、どんな悪いことが起きるのか

 

これらのことを子供に説明し理解させておくことで、ルールに対する子供の納得感が違います。

 

もし、子供がルールを守れない時は、「自分で決めたルールだよね」という声かけをしてあげましょう。

 

時計を持たせる

子供は時間の感覚が未熟です。

これくらいのことをしたら〇分かかる、という時間間隔を養うためにも、子供に時計を持たせましょう

 

できればアナログの腕時計がおススメです。

腕に付けておけば無くすこともないでしょうし、たびたび時計を見るようになりますから、自然と時間間隔が身につき、時間に対する意識も出てきます

 

タイマーを活用してルールを守りやすい環境づくりを整える

大人であっても、時間ぴったりに行動することは難しいものです。

それを子供に求めるのならば、時間を守りやすい環境づくりを整えてあげましょう

 

そんな時に便利なのがタイマーです。

時間を忘れるぐらいゲームに夢中になっていても、ピピピピッという音で、ゲームへの集中を途切れさせる効果が期待できます。

 

ゲームは1日1時間と決めたのならば、1時間後にタイマーをセットしてゲームを始めるように教えてあげましょう。

タイマーの音で終わりを告げられると時間を守りやすくなります。

 

もし、このタイマーをかけること自体を忘れてしまいそうならば、紙に「ゲームは1日1時間!タイマーをかけてから始めること」と書いて貼っておくとよいでしょう。

いつも目につくところに貼っておくと自然と覚えるようになります。

いずれ習慣として身につくでしょう。

 

子供のメリットに訴えかけるように話す

「早くしなさい!遅れるでしょ」。

たとえば買い物に出かける時、時間を守らせるためにこんな声かけをしていませんか。

 

このような声かけで時間を守らせるよりも、時間を守ることで、子供自身にどのようなメリットがあるのか伝わるように話す方法があります。

これは営業でも使われる方法で、相手のメリットに訴えかけるように話す、というテクニックです。

 

「早く準備しなさい」と声掛けするよりも、「早く準備して出かけると、その分、向こうでお友達と遊ぶ時間ができるよ」などと声かけをするとよいでしょう。

 

ルールを守らなければ罰を与える

自分で決めたルールをまったく守らないようであれば、罰を与えることも効果的です。

たとえばゲームの時間を守れなかった場合は、「1週間ゲーム禁止」などが考えられます。

 

罰を与えることについては賛否両論ありますが、小学生ぐらいの子供には「しつけ」の一環として必要だと思います

ただ、事前に罰の内容を説明しておくことは必要です。

 

「自分でルールを決めたよね?もし、このルールを守れなかったら、1週間ゲーム禁止になってしまうよ。でも、ルールを守ったらそんなことにはならないから安心してね」と伝えておくとよいでしょう。

 

あまり過剰に罰を与えてしまうと子供は委縮してしまいます。

子供の心に負担を与えることになりかねないため、罰の決め方には注意しましょう。

 

子供を急がせる魔法の言葉

子供と話をしている暇もないほど急いでいる時には、カウントダウン制限時間も効果的です。

小学生低学年ぐらいの子供は、カウントダウンをされたり、制限時間を設けられると、不思議と急がないといけない気分になります

 

「30秒以内に準備してね。よーいどん。30、29、28、27・・・」と、カウントダウンを始めると、子供はゲームにチャレンジする感覚で急いで準備を始めます。

 

急いでいるとついつい声を荒げてしまいがちですが、それでは子供のやる気を失わせてしまいます。

わざわざ出かける前に子供の機嫌を悪くさせる必要はありませんよね。

親が機嫌良くいると、子供の機嫌も良くなるものです。

 

まとめ

子供に時間を守らせるコツを4つ紹介しました。

どれも簡単にできることですので、ぜひお試しください。

 

重要なポイントは子供の意見を取り入れて、自主的に時間を守らせることです。

親がガミガミ言って時間を守らせていても子供にとっては苦痛になってしまいます。

 

子供の心は繊細です。

子供をのびのび育ててあげたい親心もあると思います。

あくまでも、子供が自ら時間を守るように教育してあげるのが親の役割です。

今回紹介した5つのコツを参考にしてみてください。

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