そろばん教室に通っているのに、なかなか上達しないのは困りものです。
「次の級になかなか進まないから、スランプに陥っているのではないか」と心配しているパパ、ママもいらっしゃるのではないでしょうか。
そろばんが上達しないのには、いくつか原因があります。
そこで今回、そろばんが上達しない原因とその対処法を紹介します。
スポンサーリンク
練習が足りていない
そろばんは、基本的に練習する時間をかければかけるほど上達していくものです。
伸び悩んでいる時期は、そもそも練習時間が足りていないのだと考えてみましょう。
練習時間が足りていないのであれば、問題を解く時間を増やしていきましょう。
宿題で出されたプリントを家で何回も解く
問題を解く時間を増やすといっても、そろばん教室での練習だけでは、解ける問題の量と時間に限りがあります。
そのため、自宅練習の時間を増やしていくことになります。
そろばん教室から毎回出される宿題を自宅練習にあてていきましょう。
できるだけ毎日そろばんの練習をする
上達するためには、できるだけ毎日そろばんを触ることがベストです。
一日でもそろばんを使わない日があると、指先の動きが鈍くなってしまうからです。
そろばん教室から出された宿題は、一気に片付けてしまうのではなく、こまめに分けて練習していくことが大切です。
スポンサーリンク
間違えた理由が分かっていない
上達しないのは、間違えたところを見直さず、そのままにしていることが原因として考えられます。
なぜ間違えたのか自分で考えてみよう
なぜ問題を間違えてしまったのか、その理由をじっくり考えてみましょう。
単なる珠の入れ間違いであれば、集中力が問題となりますが、間違った指使いをしているのであれば、早急に直さなければなりません。
特に何度も間違える問題は、どこかで間違った珠の入れ方をしている可能性が大きいですね。
一つ一つゆっくりと入れてみて、確認してみましょう。
間違えた問題を繰り返し解くこと
一度間違えた問題は、何度も繰り返し解きましょう。
間違えた問題というのは、何度も同じミスをしてしまうものです。
何度も解いてみて、9割正答できるように自宅で復習をしておきましょう。
レベルに合った問題を解いていない
そろばんが上達しない理由として、自分の実力と解いている問題のレベルが合っていないことがあります。
レベルが合っていない問題を解いているのは、独学でそろばんを練習しているご家庭によくある事例です。
そろばん教室に通っていると、10級から順番にあがっていきますが、個人で検定を受検する場合、いきなり高い級から受けようとするお子さんもおられます。
基本的にそろばんでは、9割の正答率が維持できるようになったら検定を受けさせます。
独学で練習をしている場合、9割正答率が維持できないのであれば、レベルを下げてみましょう。
珠を入れる指の動きが固い
指がこわばっていると、そろばんの珠を正確に入れることはできません。
そこで、問題を解く前に、ウォーミングアップとして指ならしをおすすめします。
指ならしを事前にしておくと、滑らかに珠を入れることができますし、そろばんと解く体制が整います。
指ならしのやり方
指ならしのやり方は簡単です。
指ならしのやり方
1から10、1から20、1から100といった区切りのいい数字まで数を順番に足していきます。
「足す1」⇒「足す2」⇒「足す3」・・・といった具合です。
1から10までを足すと55、1から20までは210、と答えは決まっています。
そのため、指ならしをしてみて、数字が合わなかったら、「今日は調子が悪い」、「集中できていない」と、その日のコンディションが把握できます。
1から順番に数を足すことに慣れてきたら、今度は10から1、20から1といった具合に、逆から順番に数を足したり、引いたりしてみましょう。
集中できる環境ではない
そろばんが上達しないのは、問題を解くときに集中できていないことが原因として挙げられます。
そこで、集中力をつけるためのコツを紹介します。
自宅練習でも時間を計測すること
自宅で練習する時間を増やす場合でも、だらだらとした状況で練習するのは望ましくありません。
検定本番と同じように、制限時間を設けて解くようにしましょう。
時間を計るのは保護者がしてあげるとよいでしょう。
時間を計らずにお子さん一人でそろばんの練習をさせると、いつの間にか集中力が切れていて、手が止まっていたということもありえます。
そろばんを解いている間は、時間を計ってあげる、手の動きを見るなどして緊張感を持たせてあげましょう。
そろばんが上達しない時の原因と対処法・まとめ
基本的に、そろばんは練習時間を重ねれば重ねるほど上達します。
スランプに陥ったとしても、とにかく練習を重ねていたら、いつの間にか上達していたということもあります。
あまり難しく考えすぎずに、そろばんの音や珠を手ではじく感覚を楽しみながら練習をしていきましょう。