子供の学習環境

椅子に座るか床に座るか?【正しい姿勢と勉強や集中力の関係】

2018年10月13日

勉強ができる子供は姿勢がいい。これは事実です。

だから、勉強する時は正しい姿勢でやってほしいのですが、そもそもどのような姿勢が正しいのかを知っておかないと、子供に教えてあげることが出来ません。

 

じっと座っているのが苦手で姿勢が崩れてしまう子もいると思うのですが、ぜひ今のうちに直してあげてください。

姿勢が良くなるだけで、勉強が劇的にはかどるようになるかもしれません。

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椅子に座る場合の正しい姿勢

自分の部屋の机、もしくはリビングのテーブルで勉強する場合は椅子に座ると思いますが、正しい姿勢になっているか、チェックしてみてください。

 

椅子にはしっかり深く腰掛ける

テーブル(机)は肘をおいた時に90度になる高さ

骨盤を立てて背筋を伸ばす

膝は揃えて座る(床に垂直に下ろし、90度に曲げる)

お腹とテーブル(机)の間は握りこぶし一つ分

あごを引く

 

背筋を伸ばしてあごを引くとちょうどいい姿勢になります。

その姿勢を保つようにしたいですが、肩などに力が入っていると疲れてしまうので、適度に力を抜くようにしてみてください。

 

肩や首には力を入れず、お腹をきゅっと引き締めておくことで良い姿勢は保てますよ。

 

 

また、テーブルや机の高さを変えるのが難しい場合は、高さを調節できる椅子を使うことをおすすめします。

 

足の裏がしっかり床につくくらいの高さが理想。

床に足がついていないと腰に負担がかかり、疲れやすくなるからです。

 

高すぎても低すぎても疲れるので、身長に合わせてちょうどいい高さで勉強できるようにしてあげてください。

もし椅子の調節ができない時は、足の下に箱や台をおいてあげるといいでしょう。

 

これはダメ!良くない姿勢

背もたれに寄りかかったり、猫背になって座っているとかえって疲れます。

もし寄りかかりたい場合は、背中にクッションを入れてあげると座りやすくなるかもしれません。

 

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床に座る場合の正しい姿勢

椅子に座った方が正しい姿勢は保ちやすいです。

でも床に座ってリビングで勉強をする子もいますね。

 

床に座ること自体はNGではありませんが、姿勢を保つのは椅子より大変かもしれません。

 

まず、床に座る際に適した姿勢は「正座」です。

骨盤をしっかり立てることが出来るので、背筋が曲がりにくいのです。

 

正座の場合もテーブルの高さと位置がとても大事です。

テーブルに手をおいた時に肘が90度になるように、そしてお腹とテーブルの間に握りこぶしが1つはいる程度に空けます。

テーブルが高すぎても低すぎても姿勢が崩れてしまうので、身長が合わない場合はクッションや座布団で調節するといいでしょう。

 

これはダメ!良くない姿勢

床に座ってあぐらをかくと、骨盤が開いて背中が曲がってしまいます。

猫背になると身体が疲れて長時間の勉強はできなくなりますし、頭も働きません。

 

また、テーブルを使わずに床にノートなどをおいて書くのもダメです。

字は書きにくいですし、そのようなやりづらい姿勢では集中力も続きません。

 

正しい姿勢を保つために注意したいこと

正しい姿勢の取り方はお分かりいただけたと思いますが、他にも注意して欲しいことがあります。

 

脚を組まない

頬杖をつかない

左右のどちらかに傾かない

 

このようなことにも気をつけてみてください。

 

また、当然ですが、親御さんの姿勢も大事です。

食事の時など、正しい姿勢のお手本になってあげてください。

 

子供に注意をしておいて、自分が猫背になったり、脚を組んで座ったりしないように気をつけたいですね。

子供はパパとママをよく見ていますよ。

 

正しい姿勢と学力の関係

普段から姿勢が崩れていると、背筋を伸ばすだけでも疲れてしまうかもしれません。

そうすると段々また姿勢が崩れて来て、余計に疲れるという悪循環がおきてしまいます。

 

正しい姿勢は本来は体にとって「自然な姿勢」なので、余計なところに負荷がかからず、とても疲れにくい姿勢です。

 

小学生は育ち盛り。

骨格もまだまだこれから成長しますから、悪い姿勢のクセがつくと骨の歪みも気になりますよね。

 

今のうちに正しい姿勢を身につけておくことは、勉強にも身体の成長にも役立ちます。

 

集中力が続く

良い姿勢は疲れにくいので、集中力が続きやすいというメリットがあります。

 

肩や腰に負担がかかりにくいので、疲労を感じにくいです。

 

疲れにくいから勉強に集中できて、計算も漢字も暗記も、スムーズにこなせるでしょう。

頭の回転にも良い影響

試しに、猫背で深呼吸をしてみてください。

できませんよね。

前かがみになっていると肺がつぶれてしまうため、十分に酸素を吸うことが出来ません。

 

身体の酸素を取り入れることが出来ないということは、脳に酸素や血液が十分に行き渡らないということです。

 

脳は全エネルギーのうち、およそ2割を消費するほどエネルギーを使う臓器です。

酸素が足りなければ疲れて思考力も低下してしまいます。

 

正しい姿勢で入れば肺がしっかり広がるので、呼吸もしやすくなりますね。

脳に血液と酸素を十分行き渡らせることが出来て、勉強もはかどるというわけです。

 

椅子に座るか床に座るか?姿勢と集中力の関係・まとめ

子供がなかなか勉強しない、集中力が続かないと思っているなら、まずは姿勢から正す必要があるかも知れません。

 

それほど姿勢は勉強に影響するものです。

 

正しい姿勢は学力アップはもちろんのこと、健康にもいいことです。

一度身につければ、正しい姿勢が習慣になりますから、ぜひ小学生のうちに身につけさせてあげてください。

 

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ヨッシー

現在、そろばんスクールにて園児から小学生までの、珠算と学習指導をしています。情熱と指導力は誰にも負けない40代の熱血そろばん講師です! 大学時代は教育心理学を専攻し、心理学オタクでもあります。 最近は、子供のやる気アップに関することや、親御さんの悩み解決にまつわることについても情報発信中です!

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