子育てをしていると、ついつい人と比べてしまって「自分は子育てに向いていないのでは」と思ってしまうことはありませんか。
たしかに、子育てには向き、不向きがあるようです。しかし、不向きだからといって子育てが出来ないわけではありません。考え方ひとつです。
子育てに向いていないと思ったらどうすればいいか。その対処法も含めて、性格の特徴などについてお話しします。
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子育てに向いている性格は?
子育てに向いている性格の特徴を見てみましょう。
子供が好き
子供は本当に「怪獣」ですから、好きでないと子育てが辛くなってしまいますよね。
子育てを楽しめる人は子供好きな人が多いようです。
のんびりしている
子供が粗相をしても腹を立てない、言うことをすぐに聞かなくてもイライラしない。
多少、のんびりした性格の方が育児のストレスがたまりにくいです。
人と話すのが好き
子供は話が出来るようになると、「ねえ、これはどうしてなの?」「なんで?」という質問攻撃が始まります。
人の都合なんて考えずに自分が話したいことをたくさん話してきますから、それをいやがることなく「うん、それで?」とじっくり聞いてあげたり、「どうしてだろうね」と一緒に考えてあげることが出来る人は子育てに向いているかもしれないですね。
忍耐力がある
子育ては忍耐です。とにかく我慢です。
怒らずにじっと見守ることが出来る人は子育てに向いています。
自分より子供を優先できる人
子供が産まれるとそれまでの自由な時間はなくなります。
少し大きくなるまでは、自分の自由時間など無いといっても過言ではありません。
その自由の無さに耐えられるか。
この点を考えると、自分よりも子供を優先できる人は子育てに向いているといえるでしょう。
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子育てに不向きな性格は?
では子育てに不向きな性格というのはどのような性格なのでしょうか。
子供が好きじゃない
子供はうるさいし、言うことを聞かない。
だから好きじゃないと思う人は多いもので、これは子供を産んだからといって簡単に変わるものでもありません。
子供が何人いても「子供という生き物は好きじゃない」という人はたくさんいます。
忍耐力がない
子育てはずばり、忍耐です。
1回注意して言うことを聞く子供なんていませんし、育児書通りに育つ子供もいません。
どうして思い通りにいかないのか・・・とイライラしてしまう性格だと子育てには不向きだといえるでしょう。
自分でやった方が早い!とばかりに何でも子供のやることに手を出してしまうと、子供のためになりません。
完璧主義
子供を産む前から、産まれたらこうやって育てようと自分なりの理想があった人、何でも完璧にこなしたい人は子育てに向いていないかも。
子供も自分が思うようにして欲しい、自分も理想の親になりたいという気持ちが強いと子育てが辛くなってしまいますね。
怒っても子供が理想通りに育つわけではないので、怒るたびにイライラは募ります。
不向きな人はどうしたらいいか
子育てに不向きだ…と自覚したなら、その性格を直そうとするのではなく、イライラを少しでも減らす工夫をしてみましょう。
育児書通りにいかなくてもいい
夜子供が早く寝てくれないとイライラしますし、作ったご飯をちゃんと食べないとイライラしますよね。
でも、たまに寝るのが遅くなったって、ご飯を少ししか食べなくたって、命に別状はありません。
時には手を抜いてもいいのです。
上手に息抜きをしよう
子供が好きじゃない人は時々子供と離れる時間が必要です。
ずっと一緒にいると辛くなりますが、たまに離れて一人で出掛けたりすると、帰って来てまた「可愛い」と思えるものです。
家事も手を抜きましょう。
あれこれなんでも一人でやろうとしないことです。
出来ない時はパパがやればいいことです。
言うことを聞かない子供と一緒にいる、それだけでも重労働なのですから、時たま息抜きをすることは必要です。
子育てに不向きでも子育ては出来ます
子育てに不向きな性格だからといって、子育てが出来ないわけではないし、見方を変えれば不向きな点を自覚していればこそ、適度な距離感で上手に子育てできるかもしれません。
子供好きだからいい親になるとは限らないのです。
今回ご紹介したのはあくまでも性格的な特徴であって、その特徴に当てはまるからといって簡単に「不向き」に分類できるほど育児は短絡的なものでもありません。
例えば仕事を考えてみてください。
コツコツ細かいことをするのが好き、地道な作業が好き、という人がすべて経理の仕事に向いているかというとそうではありませんよね。
細かい仕事は嫌いだけれど、だからこそ「どうやったら効率化できるか」という視点で考えることで、コツコツやることが好きな人よりも画期的なやり方を思いつくかもしれない。
すべてはやり方次第。
自分の特性を知って、それを活かすようにすればいいだけのことです。
だから、子育てに不向きな性格だったとしても、どうやって子供と向き合うか、苦痛に感じる育児を楽しくすればいいかということを考えればいいのです。
子供がどう感じているかが大事
子育てに向いている性格の人がすべて「良いお母さん」ではありません。
他人から見て、この人すごいな、完璧に家事も育児もこなしてるなというような人でも、子供から見てどうなのかはわかりません。
そうです、良いお父さん、お母さんかどうかは子供が決めることです。
たとえ子育てに不向きな性格だったとしても、親子関係が良好であれば何の問題もないですし、子供がパパとママのことが好きならそれでかまいません。
子育ての向き不向きな性格・まとめ
子育てには正解がありません。性格でうまくいくかどうか、ということではないです。
子供が好き、子供のことを最優先に考えられる人は子育てには向いているかもしれませんが、自分の人生を生きていない、「お母さん」という仕事しかしていない人もたくさんいます。
それが必ずしも子どもに良い影響を及ぼすとは限りません。
子供が苦手で、仕事をしている方が楽と感じている親の背中を見て育った子供は、親の生き方から何かを学んでくれるかもしれないですしね。