勉強のやる気アップ

知的好奇心がない!?【子供の知的好奇心を高める子育ての工夫】

2018年12月21日

知的好奇心の高い子供は成績が伸びるといわれています。

自分の身近な人の例で恐縮ですが、私の周りの有名大学出身者やビジネスで成功を収めている人の多くはもれなく知的好奇心が強いです。

 

確かに、「なぜ?」とか「どうなっているの?」と、何か興味のあることについて突きつめて自分で調べるタイプのお子さんは、受け身の子に比べると理解度が大きく異なると思います。

 

今回は、子供の知的好奇心を高めるにはどうしたら良いかということについて考えてみました。

スポンサーリンク

子供は知的好奇心のかたまり

「もっと知りたい」とか、「なぜこうなるのか知りたい」といった知的好奇心は、幼いうちから子供にわき起こることです。

 

知的好奇心がないということは、もしかしたら、別の要因があるのかも。

他のことで頭がいっぱい

習い事などが多すぎて無気力

親が「なぜ?」という質問に否定的

様々な要因があると思いますが、本来、子供というのは好奇心が強いものです。

 

できるだけ親が面倒がってそれを押さえつけてしまわないように努力したいですね。

 

子供の知的好奇心を高める工夫

ここからは、自分自身や周りの人の経験や観察、また塾で子供たちを教えてきた経験などから、子供の知的好奇心を育てるために親がサポートできる工夫についてまとめました。

 

スポンサーリンク

クイズ形式で会話を楽しむ

子供はクイズやなぞなぞが大好きです。

生活の中の身近なことから、いろいろなクイズゲームをするというのは良いと思います。

 

親 「果物には必ず種があるね」

親 「りんごはここに種があるね!イチゴにはここに種があるね。スイカの種もここにあるね!」

親 「ではバナナの種はどこにあるでしょう?」

子供「あれ?バナナに種がない!どこだろう?」

 

いろいろなクイズゲームを楽しむことは、子供の好奇心をかき立てる方法としておすすめです。

 

子供の好奇心をかき立てる雑誌や本を定期購読する

子供は並べたり、集めたりすることが好きです。

子供の読書欲を養うには、月に1冊から2冊で良いので、好奇心をそそる本(シリーズ本が理想)を定期購読するという方法も良いと思います。

 

これは私の親がしてくれたことなのですが、毎月、一定の日がくると、本が2冊手元に届きました。

 

保育園の時代から購読していましたので、小学1年生から小学6年生の全巻と合わせると、おそらく9年間くらい毎月継続して全巻読んでいます。

 

毎月1冊の雑誌と、1冊の名作シリーズが手元に届く。

それを本棚にずらりと1冊づつ並べて、増えていくのが楽しみでした。

暇な時は、本棚から取り出して好きな本をくり返し読んだものです。

 

定期購読の良いところは、読む・読まないにかかわらず、毎月必ず届くことです。

読むのか読まないかは子供の自由ですが、いつでも読める環境があるということが大事だと思います。

 

毎月数冊の本を読むという習慣づけは、子供の好奇心を高めることにつながると思います。

 

週末には自然の中に出かける

自然の中で過ごすことは、子供の好奇心を高めるためにはとても良いことだと思います。

都会にいるとそう簡単に自然の多い場所に行くことも難しいかもしれませんが、できるだけ自然を感じられる場所に出かけることはおすすめです。

 

天気や気候を肌で感じ、昆虫や植物を身近に感じたり、身体を動かして全身で自然を感じることができたりと、心身の健康のためには大変有効なことだと思います。

 

ともすれば、ゲームやスマホ、PCなどで時間を多く過ごしてしまいがちな現代の子供たちですが、どんな子も、自然の中の遊びは嫌いではないはずです。

 

できるだけ、自然の中で遊ぶイベントなどには足を運んで、さまざまな経験を通して、新しいことを学んだり発見したりしてほしいものです。

 

山に登ったり、昆虫を取りに行ったり、魚を釣りに行ったり。

親自身も子供と一緒に人生を楽しむ経験が大切だと思います。

 

親子で一つのことの博士になる

親子で何か一つの分野について詳しく時間をかけて調べてゆくということはおすすめです。

 

例えば、花なら花について、「これは何の花?」ということで、見つけた花の写真を撮っておいて図鑑で調べるということも面白そうですね。

海に行ったら、海岸のいろいろ石を探してみて、珍しい石のコレクションをしても良いですね。

 

都会であれば、電車。

「あの電車は何線でどんな特徴がある?」など。

 

何か一つ興味のあることについて、ものすごく調べたり、詳しくなったりすることで、自分の得意分野が生まれ、自信につながります。

 

また、一つのことを極めることで、他の分野のことにも好奇心がわいてくると思います。

何かにのめり込むこと、熱中するという経験が将来の学習習慣形成にとても大切だと思います。

 

全部教えない

子供は、自分で解きたい生き物です。

なぞなぞでも、クイズでも、自分で何とかして解きたいし答えたいものです。

 

あっという間に正解を言ってしまうと、子供はワクワクして答えを当てる楽しみが減ってしまうので、興ざめしてしまうかもしれません。

 

何でも答えがわかってしまうと、大人でもあまり面白いと感じにくくなりませんか。

ですから、答えを知っていても全部教えてしまわないほうが効果的だと思います。

 

実験して答えを見つけるとか、やってみて理解する、調べて答えを探すという風に、すべてやりやすいように自由を与えるのではなく、多少不便な状態を維持しつつ、工夫させるということが今後大切になってくると思います。

 

そして、親がわからないこともたくさんあると思いますが、一緒に調べるということが大事と思います。

 

わからないことを調べる方法を知れば、この先どんどんわからないことを自分で調べようという気持ちにつながってゆくと思います。

 

不自由を与える

人間はないものねだりとよく言われます。

無いものを欲しがる生き物です。

 

子供の自由にさせることは良いことだとは思いますが、何もかも自由にさせて、好きなだけ欲しいものを与えて、常に満足の状態にさせてしまうと、ハングリー精神がなくなってしまう気がします。

 

例えば、ゲームが好きだからといって、自由に好きなだけさせてしまうと、ゲームにのめり込み過ぎて、普通の生活に支障をきたしてしまう子も知り合いの中にはいます。

 

自由を与えるということと、何もかも好きにさせるというのは少し違うと思うので、多少の不自由を与えた方が、子供は創造性や工夫する力を養うことにつながると思います。

 

ゲームをしてもよいです。ただし、土日に限る。

 

例えば、このようなルールにすれば、平日は、土日だけしかできないゲームを楽しむために、あれやこれやとゲーム雑誌や攻略本を読んで研究したり、土日にできるだけたくさんゲームをするために、宿題を早く終わらせるという工夫をしたり。

 

不自由なところ、不便なことから、創造力や工夫が生まれると思います。

 

子供の好奇心を高める工夫・まとめ

本来、子供は好奇心が旺盛です。

そして、勉強というものは、新しいことを知り、好奇心を満たす楽しいもののはずです。

 

やらされてイヤイヤ進める勉強よりは、ワクワク新しいことを学ぶことを楽しみながら自主的に進める勉強が理想的ですね。

これからは、自ら進んで学ぶアクティブラーニングの時代です。

 

テストで点数を取る知識偏重の時代から、データをもとに分析するといった知識活用型の時代へ移ってゆきます。

 

知的好奇心の高い子供はどんどん伸びて能力発揮してゆける時代になってゆきますね。

 

子供が自ら知りたい、もっと理解したいと思って、自然に勉強に向かえるような働きかけやサポートができると良いと思います。

 

関連記事(一部広告含む)

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ヨッシー

現在、そろばんスクールにて園児から小学生までの、珠算と学習指導をしています。情熱と指導力は誰にも負けない40代の熱血そろばん講師です! 大学時代は教育心理学を専攻し、心理学オタクでもあります。 最近は、子供のやる気アップに関することや、親御さんの悩み解決にまつわることについても情報発信中です!

Copyright© そろばんスクールまとめ , 2020 All Rights Reserved.