親の悩み

育児ノイローゼの症状とは?【小学生の親が陥らないための対処法】

2018年11月27日

育児ノイローゼと言えば、子供が赤ちゃんの頃に陥りそうなイメージがありますが、実は子供が成長し、小学生になった頃に出てくることもあります。

 

育児のストレスが限界に達し、いつの間にか疲れていることにも気づかなくなってしまう。

それが一番危険です。

 

子供が小学生になった頃にやってくる育児ノイローゼの症状や、そうならないための対処法についてお話しします。

 

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子供が大きくなってもかかる、育児ノイローゼの症状

最近疲れが抜けない。やる気が出ない。

そんな状態が続いているなら、それはもしかしたら育児ノイローゼの状態になってしまっているのかもしれません。

 

今は病院でも「ノイローゼ」という言葉はほとんど使われませんが、

抑うつ

不安神経症

などと診断されることがあります。

 

イライラする

怒鳴る

頭痛

だるい

やる気が出ない

過食、拒食

不安感

自分に自信が持てない

 

などの症状が出ていたら、ちょっと注意してください。

 

とにかく怒る

子供が言うことを聞かなかったり、言った通りにしなかったりすると、言うことを聞くまで怒ってしまう。

 

怒鳴ったり、物に当たったり、とにかくイライラがおさまらず、自分でコントロールできない状態になっているなら、それは育児ノイローゼかもしれないですね。

 

怒った後には自己嫌悪に陥り、気持ちが落ち込んでしまったりする人もいます。

 

それを繰り返していると抑うつ状態に進んでしまうこともあるので、注意が必要です。

 

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頭痛などの身体症状

怒ると頭痛が出てきたり、体調不良の症状が出てくる人もいます。

 

普段は何ともないのに、イライラした時や、疲れを感じた時にそれらの症状が出てくるなら、育児ノイローゼになっている可能性があります。

 

食に走る

イライラから過食に陥ってしまう人もいます。

子育ての疲れを食べ物で紛らわそうとしてしまうようですね。

 

でも過食と拒食は背中合わせです。

 

食べ過ぎて体重が増えると、今度は逆に拒食になってしまう人もいるので、食べ過ぎているなと思ったらブレーキをかけなくてはいけません。

 

何もしたくない

もう疲れきって何もしたくない。やる気も出ない。

育児放棄したいという気持ちになることもあるでしょう。

 

ここまで来ると、早めの対処が必要です。

なるべく早く心の疲れをとって元気を取り戻しましょう。

 

育児ノイローゼになりやすい人の特徴

小学生の子供は、まだまだ親の言うことをきちんと聞きません。

それでも、育児ノイローゼになる人とならない人がいるのはなぜでしょうか。

 

育児ノイローゼになりやすい人はこのような特徴があるのです。

 

生真面目

真面目で完璧主義な人は、「育児はこうでないと!」という思い込みも強くて、思った通りにいかないとストレスがたまってしまいます。

 

家事も育児も完璧にこなそうとすると疲れてしまいます。

 

完璧な人などいないのですから、失敗してもいいし、出来ないことがあってもいいのですが、それを認めることが出来ません。

 

一人で抱え込んでしまう

辛いこと、困ったことを人に相談できずに、何でも一人で抱え込んでしまいがちな人は注意が必要です。

 

責任感が強い人に見られる傾向ですが、困っていることは困ったといって助けを求めても良いのです。

一人で頑張りすぎるのはよくありません。

 

自分と人を比べてしまう

あそこのおうちは子供も素直で勉強も出来るのに、うちの子はどうして…などと、他人と自分や子供を比べていませんか。

 

子供の成績が悪いのは自分の育て方が悪いのでは…と悩み、自分はちゃんと育児が出来ていないという思い込みから頑張りすぎて、育児ノイローゼになってしまうことがあります。

 

ワンオペ育児

夫の帰りが遅い、帰って来ても家事や育児にほとんど手を出さない。

そのような状態ですと、一人ですべてをこなす「ワンオペ育児」になりがちです。

 

自分の時間も持てず、ストレスがたまる一方になってしまいます。

 

小学生ともなれば、宿題も見てあげなくてはいけないし、学校で何かなかったかな?と気にかけてあげることも必要で、自分で自分のことができるからといって何もしなくて良いわけではありません。

 

むしろ、小さい時よりも手がかかる部分が出てきますから、そんな時に一人で育児をしているとノイローゼになってしまいそうですね。

 

育児ノイローゼにならないための対処法

子供が素直に言うことを聞いてくれたらきっと育児は辛くないのでしょうが、そうはいきません。

なぜなら、小学生には2度反抗期が訪れる可能性があるからです。

 

小学校1~2年生の「中間反抗期」、高学年になり思春期に入る頃に訪れる「第二次反抗期」があります。

 

自分が反抗期だった時のことを少し思い出してみてください。

親の言うことはいちいちうるさく感じて、反発ばかりしていた人もいるのではないでしょうか。

 

そんな時に怒ってばかりいたら、子供にとっては不愉快な気分ばかりかつのるかもしれません。

 

外に出よう!

家の中にいても気分が落ち込むだけです。

ふさぎ込んでいるよりも、外に出ましょう。

 

ウィンドウショッピングを楽しんでもいいし、時間がないなら散歩をするだけでもかまいません。

外に出て外の空気を吸い、たくさん歩くことで気分が晴れてくると思います。

 

身体を動かそう!

たくさん動いて適度な疲労感を感じると、ぐっすり眠れるようになります。

 

心が疲れている時は質の良い睡眠をとることが大事。

そのためにも、スポーツをするなどして身体を動かしましょう。

 

子供と一緒に公園で思い切り身体を動かすのもいいですし、親子でヨガ教室なんていかがでしょうか。

 

気の合う人とたくさんおしゃべりをしよう!

気の合うお友達ととりとめもないことを延々と話す。

これだけでもかなりストレスが解消できるでしょう。

 

もし友達が近くに住んでいないなら、電話でもいいですよね。

ちょっとオシャレをしてランチをしたり、お茶をしたり。

 

とにかくしゃべりまくって気分がスッキリすれば、また笑顔が取り戻せるのではないでしょうか。

 

好きなことに没頭する

子供が学校に行っている間に、短い時間でも自分の好きなことに没頭すると、少しでもストレスが解消できます。

 

DVDを借りて来て見る

美味しいコーヒーを飲みながら美味しいおやつを食べる

ネットサーフィンをする

ガーデニング

音楽を聴く

裁縫や編み物をする

 

など、家の中でも楽しめることはたくさんありますよ。

 

完璧にやろうとしない

育児は思い通りにはいかないですし、家事だって完璧にこなす必要などないのです。

 

出来ないことがあってもいいし、出来ないことがあるのが当たり前です。

もっと自分をゆるめてください。

 

疲れたら休みましょう。

完璧な育児はないのですから。

 

人と比べない

よそはよそ、うちはうちです。

自分の子供だけをしっかり見つめて、他の子と、また、他の親と自分を比べないようにしてください。

 

我が子の個性を理解し、良いところをできるだけ伸ばしてあげられれば、それは素晴らしいことだと思います。

人と比べることはあまり意味のないことです。

 

人に頼る

出来ないことは出来ないと言いましょう。

そして、人に頼れる人がいれば、ぜひ頼りましょう。

 

このくらいのことを相談してもいいのかな…なんて悩む必要はありません。

口に出してみることで、意外と「手伝うよ」と言ってくれる人は多いものです。

 

元々人は、誰かに迷惑をかけて生きています。

困った時はお互い様なので、何でも一人でやろうとしないで、上手に人にお願いするコツを身につけましょう。

 

協力いただけた方には、必ず感謝を伝えることもお忘れなく。

 

夫婦で協力することが大事

育児は、基本的には夫婦二人でするものです。

 

たとえ夫の仕事が忙しくて帰りが遅かったとしても、休日に子供と一緒に過ごしたり、子供の話を聞くなど育児に関わることは出来ると思います。

 

ただ、「子育てはあなたの義務よ!」と言わんばかりの態度でいると、男性のプライドを傷つけてしまいがちです。

 

やって当然のことだと思ったとしても、ママは「ありがとう」という感謝の気持ちを表すことが大事です。

 

これは逆に考えてみればわかることで、パパがママに「やって当然」という態度でいたら腹が立ちますよね。

 

夫婦はお互いに協力し、感謝し合う姿勢が必要です。

そういった親の姿は子供の教育にもとても良い影響を及ぼすことでしょう。

 

どうしても辛い時は専門家に相談しよう

色々やってみたけど気分が晴れない、辛い。

そんな時は迷わず専門家に相談しましょう。

 

仲のいい友達が近くにいなくて誰かに話を聞いて欲しい!と思う人はカウンセラー

将来の見通しが立たない。自分の人生をもっと考えたいという人はコーチング

やる気が出ない、体調が悪いという人は心療内科

 

など、自分の状況や問題にふさわしい専門家を探しましょう。

 

育児ノイローゼの特徴と対処法・まとめ

育児に疲れを感じてしまうと、「私は親として失格なのでは」とネガティブな気持ちを持ってしまう人がいますが、決してそうではありません。

 

みんな悩みながら育児をしています。

育児は大変な仕事ですから、辛い時は辛いと言っても良いと思います。

 

辛い時は、まずは自分を大切にし、何かをしてあげようと思うより、自分が元気になることを考えましょう。

 

パパやママが笑顔でいることが子供にとって一番大切なことではないでしょうか。

 

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ヨッシー

現在、そろばんスクールにて園児から小学生までの、珠算と学習指導をしています。情熱と指導力は誰にも負けない40代の熱血そろばん講師です! 大学時代は教育心理学を専攻し、心理学オタクでもあります。 最近は、子供のやる気アップに関することや、親御さんの悩み解決にまつわることについても情報発信中です!

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