子供の自主学習

子供でも進んで宿題をやるようになる【勉強の習慣の付け方】

2018年8月8日

学校から帰ってきても一向に勉強しない。

いちいち怒るのもイヤだと思いながら、結局毎日「早く宿題やりなさい!」と怒鳴ってしまっていませんか。

 

でも、小学校低学年の子に勝手に勉強の習慣がつくかというとそんなことはありません。

やっぱり親の力が必要です。

 

勉強の習慣をつけるのは簡単ではありませんが、今頑張っておけば後で必ず役に立ちます。

 

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勉強ができないのは習慣がついていないだけ

中学、高校と進んでいくうちに、勉強ができる、できないの差はどんどん広がっていきます。

これは元々の頭の良さとはあまり関係ありません

 

親の頭が良くないから、親が勉強できなかったからと、子供の勉強を諦めてしまう親御さんも多いのですが、諦める必要はありません。

普通の子は、放っておけば勉強しないものです。

 

子供の勉強ができるようになるためには、親のサポートが不可欠です。

そのサポートとは勉強を教えることではなく、勉強の習慣付けをすることです。

 

勉強の習慣を付けさせる7ステップ

勉強の習慣は無理強いしても付きませんし、一度にあれこれやろうとしても無理です。

子供は一つずつステップを踏んでいくことが重要なので、焦らずにやっていきましょう。

 

机周りの環境を整える

まずは机の掃除です。

これはとても大事なことで、乱雑な机の状態では勉強をしようという気持ちさえ起こらないからです。

 

鉛筆や消しゴムはここ、教科書やノートはここ、としっかり片付けをして、いざやろうと思った時に気持ちよく始められる環境を整えましょう。

 

机にはおもちゃなど勉強に関係ないものは置かないようにして、それらは机に座っている時には手の届かないところに片付けるようにします。

 

自分の勉強部屋ではなくリビングで勉強するときも同じです。

テーブルはキレイに片付けて、勉強しやすい環境を整えてあげてください。

 

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勉強のルールを決める

習慣を付けるためには、いつ勉強するのかということについて、子供と話し合って決めてください。

押し付けられたと思うと自分から動かなくなるからです。

 

次のように、勉強するタイミングを決めましょう。

学校から帰ってきたら、遊びに行く前にやる

夕食の前にやる

お風呂の前にやる

学童から帰ってきたらすぐにやる

学童でやってきて家では○付け、直しをする

 

できれば食事の前の方が頭が働きます

 

最初は短い時間から始めてみる

子供の集中力はそれほどほど長く持ちません。

ですから、いきなり「○時まで1時間は勉強ね!」と長い時間を設定してしまうとほぼ挫折します。

 

ですから、「○時まで」と決めたとしても、1回に勉強する時間は5分からスタートしてみましょう。

 

時計を見ながら「長い針が○にくるまで宿題をやってみよう」と、短い時間で設定します。

5分くらいなら無理無くできますから、出来たことが子供にとって成功体験になっていきます

 

5分やったら5分休むでもいいですし、細切れに勉強のスケジュールを組んでいくと集中力が途切れずに必要な勉強を終わらせることが出来ます。

 

出来た日はカレンダーにシールを貼る

まずは5分からスタートして、その日の目標を決めていきましょう。

 

  • プリント1枚やる
  • 音読をする

など、その日の宿題が出来たら、カレンダーにシールを貼っていきます

 

シールはお子さんが好きな物を選んでください。

シールがたまっていくと、「こんなにできたんだ!」ということが視覚化できて、それが子供のやる気につながります。

 

シールが10枚たまったらチョコレート1個など、ちょっとしたご褒美が途中にあるといいかもしれないですね。

 

親が一緒にやる

「ねえ、ママも本を読むから一緒に勉強の時間にしようよ!」とお子さんを誘ってみてください。

大好きなママが勉強するんだったら、子供は一緒にやってみようかなという気持ちになるでしょう。

 

今日はどんなことを学校で勉強したの?と聞いてみるのもいいでしょう。

算数は、国語は、と子供に説明をさせます。

 

その上で、

「その計算、教科書のどこに書いてあるの?これママに教えてくれる?」

「国語はここを読んだんだね。ママに読んでくれる?」

など、その日にやったことを実践させます。

 

そうすると、意図せず「復習」することになり、子供の得意や不得意を早めに見つけることにもつながりますよ。

 

宿題の後のご褒美

決められた勉強時間、宿題がクリアできたら、美味しいおやつが待っている!など、何かしらご褒美が用意されているとやる気につながります。

 

ご褒美をあげないと何もしない子になってしまうのでは、と心配される方もいますが、そんなことはないですよ。

 

たしかに最初はそうかもしれません。

でも、それを続けていくうちに勉強の結果が出てくるようになります。

 

頑張ると親に褒めてもらえる

テストでいい点が取れる

学校の勉強が苦にならなくなる

先生にも褒められる

など、ご褒美以外のところでやりがいを感じるようになっていくのです。

 

ですから、最初はやる気を引き出すためのご褒美を少しくらいあげても大丈夫です。

 

3ヶ月はじっくり取り組もう

人が新しい習慣を作るには3ヶ月はかかると言われています。

大人だって3ヶ月かかるのですから、子供ならもっとかかるかもしれません。

 

何か1つのことが出来るようになるまでの期間は、個人差があります。

もしかしたらすぐにできるようになるかもしれませんし、半年くらいかかるかもしれません。

 

どのようなペースであっても子供に無理をさせること無く、その子が楽しんで勉強できる環境づくりを心がけてください

 

とにかく褒めよう

何とか子供に勉強させようと思うと、難しいドリルをやらせようとしたり、通信教育を受けさせようとしたり、何かと子供に押し付けてしまうことが多いように思います。

 

ただ、小学校低学年のうちは学力でそれほど差はつきません。

 

それよりも、

楽しく勉強ができているか

勉強の習慣が出来ているか

こちらの方がずっと大事です。

 

だから、1~2年生のうちは「できる」ことよりも「やる」ことに重点を置き、とにかく進んで勉強したなら褒めてあげる、ということを繰り返してください。

 

子供は親に褒められることが大好きです。

帰ってきて自分から宿題をやるだけでママが喜んでくれて、おやつまで出てくる。

 

そんな楽しいことを子供が続けないはずがありません。

出来たらとにかく褒める

このことをお忘れなく。

 

勉強の習慣の付け方・まとめ

小学校低学年は勉強の基礎を作る大事な期間です。

 

この時点ではあまり学力の差はないように見えますが、ここで勉強の習慣がついているかいないかで、高学年になった時に大きな差となり、それが中学、高校まで影響します。

 

そういった意味では、小学校低学年で人生が決まるといっても過言ではありません。

後々勉強で後悔しないために、小さいうちから勉強が苦にならない習慣作りをすることはとても大切です。



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ヨッシー

現在、そろばんスクールにて園児から小学生までの、珠算と学習指導をしています。情熱と指導力は誰にも負けない40代の熱血そろばん講師です! 大学時代は教育心理学を専攻し、心理学オタクでもあります。 最近は、子供のやる気アップに関することや、親御さんの悩み解決にまつわることについても情報発信中です!