子供が勉強しないとお悩みのパパとママ。
子供が勉強嫌いなのは、何もあなたのお宅だけではありません。
ただ勉強しなさいと怒ってもダメ。
自分が子供だった時に親に言われるほどやりたくなくなった経験は誰にでもあると思います。
どうしたら子供が勉強を好きになってくれるのか、そのための方法についてまとめました。
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もくじ
どうして勉強が嫌いになるのか
子供は勉強が嫌いな生き物です。
学校の勉強なんて楽しいものじゃありません。
勉強より遊ぶことの方が好きという子供の方が多くて当たり前です。
小学生になる前はたくさん遊ぶ時間があったのに、学校に行くようになったらとたんに「勉強しなさい!」と怒られるようになった。
これでは勉強したくなくなっても仕方がないと思いませんか。
遊ぶことが大好きな子供に勉強を無理強いするということも、子供がを嫌いになる原因になっています。
親の経験も影響する
大人になるまで勉強が大嫌いだった人、大変な思いをしてきた人は、言葉の端々に勉強に対するネガティブなイメージがまとわりついて出てきます。
それを聞いている子供が、自発的に勉強を好きになることはかなり難しいものがあります。
自分の経験はさておき、あまり子供の前で「勉強は大変なんだ」ということを言うのは良くないですね。
子供が勉強を好きになる5つの方法
では、どうすれば勉強を好きになるのか、その方法について考えてみましょう。
好きな分野の勉強も取り入れる
勉強は算数や国語など、学校の勉強に限らないことです。
好きなことで結果が出てくると、他の分野の勉強も無理無くできるようになるからです。
たとえば虫が大好きな男の子なら、虫の図鑑を読ませることもいいですよね。
分からない漢字が出てきたら辞書で調べればいいのですし、立派な漢字の勉強になります。
もちろん、理科の分野の勉強にもなります。
また、調べたことをノートにまとめることもおすすめです。
最初は図鑑を書き写すだけでかまいません。
文章を書き写していると、正しい文章のリズムが身に付いてきます。
これは国語の勉強になりますよね。
そのうち読める漢字が増えてきたら、「え~、1年生なのにこんなに難しい漢字も読めちゃうの?すごいね!」と褒めてあげてください。
そうやって、好きな分野で出来ることが増えてくると、勉強への苦手意識がなくなっていきます。
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生活習慣を見直すこと
一見、勉強とは関係ないことのように思われますが、そうではありません。
勉強が出来る子、自分から勉強する子は、早寝早起きや朝食をしっかり食べるなど生活習慣がしっかりしています。
小さい子でも夜更かしをする子が増えていますが、睡眠不足の状態で学校へ行っても先生の話など耳に入ってきません。
その状態で段々勉強についていけなくなり、勉強が嫌いになってしまいます。
もし夜が遅いなと思ったら、遅くとも午後9時までには寝かせるようにしてみてください。
勉強する習慣を作ること
改めて「勉強しよう!」と意気込むのではなく、歯磨きをしたりお風呂に入るのと同じように、勉強を「習慣」にしてしまいましょう。
学校から帰ってきたら5分でも10分でもかまいません。
ゲームをしたりテレビを見る前に、机に座る習慣を付けましょう。
子供のことですから、1~2週間では難しいかもしれません。
1ヶ月、場合によっては数ヶ月かかるかもしれません。
でもその習慣がその後の勉強に影響してくると思えば、絶対にやらせた方がいいです。
「習慣」になってしまえば、それをやらないと気持ちが悪いという状態になります。
そうなるまでがんばってみてください。
出来たことを褒める
これまではたくさん子供を褒めてきた人も、なぜか子供が小学校に入ると、褒めることを忘れてしまうものです。
小学校低学年のテストはそれほど難しいものではなく、普段授業を聞いていれば出来るものです。
しかし、誰にでも間違いはあるもの。
ちょっとした勘違いで×がついてしまうことだってあります。
100点ではなく90点のテストを持ってきた時に、「すごいねえ、90点もとったの!」と褒めるか、「なんでこんな簡単なとこ間違えたの?」と聞くか。
子供にとっては受け取り方が違いますよね。
幼稚園や保育園の頃は何をしても「がんばったね」と褒めてもらえたのに、小学校に入ったら「もう小学生なんだから」と、出来ないことばかり指摘される。
それではやる気が起きません。
出来たことを褒めましょう。
たとえば、最初は1問でもかまいません。
帰ってきて自分で宿題をやったなら、それをしっかり認めてあげてください。
間違いを直してくことは必要ですが、それでも出来たことを認める、頑張ったことを褒めるということはこれまで通り継続して欲しいと思います。
勉強は「楽しい」ということを親が教える
勉強は大変なもの、難しいものだというイメージを子供に植え付けていませんか?
親のすり込みの影響はとても大きいので、勉強に対してネガティブなイメージを持ってしまっているとやる気が起きません。
本来「学ぶ」ということはとても楽しいことです。
ですから、親自身が勉強に対してポジティブなイメージを持っているということがとても重要になってきます。
分からない言葉があったら辞書を引くとか、自分の趣味に関する本を買ってきて読むとか、学ぶ楽しさを実践している姿を見せることが子供の興味をかき立てます。
そもそもどうして勉強を好きになって欲しいのかを考えてみる
みなさんは、どうしてお子さんに勉強を好きになって欲しいのでしょうか。
いい学校に行って欲しいから?
いい企業に就職して欲しいから?
その理由だけでは、子供の心を動かすのは難しいと思います。
勉強をするのはこれからの人生を豊かにするためであり、その子の可能性を広げるためです。
面倒なことを自分で解決する力をつけるためです。
様々な分野の勉強をしてみないと、どんなことに適性があるのか、どんなことに興味を見いだすのが分からないからです。
社会人になっても「学び」は一生続きます。
そのためにも、小さい頃から勉強が好きであるということはとても大事なこと。
パパやママは社会人の先輩でもあるのですから、その点について子供にきちんと話をしてあげてください。
そして、親も学ぶ姿勢を子供にも見せてください。
学ぶことの大切さが分かり、親が学び続けている姿勢を見れば、子供だって勉強するようになりますよ。
子供が勉強を好きになる方法・まとめ
子供は素直ですから、勉強が楽しいと思えば勝手にやるようになります。
ですから、ゲーム感覚で一緒に勉強してみるなど、親も一緒に楽しむことが必要でしょう。
どっちが上手に音読できるか、ママと子供でやってみて、パパに判定してもらうとか。
やり方は色々あると思います。
勉強が終わった時のご褒美に美味しいおやつを用意するのもいいですし、子供が楽しんで勉強できる環境づくりをしてあげてください。