もしあなたが「うちの子、勉強ができなくて」と悩んでいるとしたら、それは生まれつきではありません。
たしかに、ずっと遡って「みんな東大卒」なんてすごい家庭もありますが、普通の家庭の人なら、別に親が大卒でなくっても子供は大学に行くだけの学力をつけることは十分可能です。
そのためには学力が高い子供にはどのような特徴があるのかを知って、勉強の仕方など真似できるところはどんどん取り入れていきましょう。
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学力が高い子供の5つの特徴
学力が高い子供には共通する特徴があります。お子さんと比べてみてどうでしょうか。
知ることの楽しさを知っている
子供だから、遊ぶことが大好き。
だから勉強は嫌いかというと、学力の高い子はそうではありません。
分かること、知ることの楽しさを知っているから、足し算一つでも「出来た!」という喜びに変えていける。
昨日は出来なかったことが今日は出来るようになる、その自分の成長を楽しめています。
何でも疑問に思う
学力が高い子は、「これはどうして~なんだろう」と何でも疑問に思い、その都度親に質問します。
普段から、ちょっとしたことでも「これはなんだろう?」と考えるクセがついています。
自分で調べる、考える
問題をやってみて分からない時は、いきなり親や先生に聞かないで、自分で教科書やノートを見てみる。学力の高い子供はそれができます。
分からないことは分からないと言える
これは結構大事なことなのですが、分かったつもりになって勉強を進めてしまうと、後々大変なことになります。
自分で調べても考えても分からない時は、先生に質問するなど、分からないことをそのままにしないということがとても大切です。
ただ、学力の高い子供は質問の仕方が違います。
「分からない」という時点ですぐに聞いたりせずに、一度自分で考えてみて、それでも分からなかったことを質問します。
ですから、どこがどう分からないのか、という「分からないポイント」までしっかり分かっているので、それさえクリアできれば、次の段階に進めます。
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読書量が多い
読書は大人になっても大事ですよね。
読書量と年収は比例する、なんてことも言われていますから、読書することがいかに勉強と深く結びついているか、よく分かるでしょう。
というのも、どの教科であっても問題は日本語ということです。
日本語を読んで理解する力がなければ、理数系の問題だって解けません。
最近では「英語くらい話せないと」と、小さい頃から英語を話させる家庭も増えていますが、全くの逆効果。
大事なのは母国語です。
東進ハイスクールの林先生も、「東大生で小さい頃から英語をやっている子はほとんどいない」とテレビで言っていましたね。
難しい問題を解く前に、まずは読解力です。
学力が高い子供の家庭にも共通点がある
今や東大生の半数以上が経済的に豊かな家庭であるなんていうデータもありますから、年収が高くて有名な進学塾に行かないといい大学なんて行けないのでは、と思ってしまうかもしれませんね。
しかし、塾に行かなくても東大に行く子供だっています。
だったら、うちの子だっていけるのでは?と思いませんか。
勉強をする環境が出来ている
よく、東大生の親は「勉強しなさい!」と怒らない、と言われます。
しかし、勉強しなさいと言わなかったら、普通の子はテレビを見たり、ゲームをしたりして、絶対に自分から勉強なんてしませんよね。
実は学力の高い子供の家庭では、子供が進んで勉強をする環境が整っています。
だからあえて勉強しなさいと言わなくてもいい。
それが普通の家庭との違いです。
たとえば、
食事の時はテレビをつけずに、今日あったことをみんなで話す
食後は親も一緒に読書タイム
わからないことは親も一緒に調べる
趣味を勉強にしてしまう
など、勉強を勉強とも思わずに遊び感覚でやれてしまうような環境が出来ているから、自ら考える子供に育ち、自然と勉強をするようになります。
分からないことがあったとき、簡単に答えを教えるのではなく、どうしてかを考えてみる。
それに従って調べて検証してみる。
こんなクセを付けておくと、疑問に思ったことを放置せずに自分で調べる子供になりますよ。
子供の質問には真摯に答える
小学校低学年くらいまでは、毎日出会う色々なことが新鮮で、「ねえ、これはどうして~なの?」と、なぜ・どうして攻撃をしてくると思います。
ここで普通の家庭は面倒くさがって「そんなの分からないわよ」などと適当に答えてしまいがちです。
しかし、学力の高い子供の家庭では、子供の質問に真摯に答えます。
分からなければ一緒に調べたり、「なんでだろうね。~だからじゃないかな?どう思う?」と、話を発展させていきます。
せっかく疑問に思って質問したのに親が適当に答えていると、「パパやママに聞いても答えてもらえない」と思い、考えることを放棄していきます。
そして、勉強にも興味を持てなくなっていきます。
小さいうちは親がしっかり見てあげること
親が勉強を見てあげないとというと、「勉強の教え方なんて分からない!」という人がいるのですが、勉強そのものを教える必要はありません。
そうではなくて、
勉強をする習慣をつける
考える習慣をつける
本を読む習慣をつける
最後までやる習慣をつける
ということが大事です。
繰り返しと復習が大事
勉強でつまづかないためには、まだ難しくならないうちから「基本」を反復練習することが大事です。
そのためには、学校の宿題はきちんとやること。
その上で、出来れば学校で今日やったところを見てみるなど、復習が出来るといいですね。
なぜ?と思うことの大切さ
勉強は疑問から始まります。
なんで~なんだろう、と思わないと、調べたり考えたりしないからです。
もし子供にそのような傾向がないなと思ったら、色々なことを質問してみてください。
- どうして月の形は変わるんだろうね
- どうして秋になるともみじは赤くなるんだろうね
- どうして飛行機は重いのに空を飛べるんだろうね
大人でもすんなり答えられないことも多いと思うのですが、図鑑などを使って一緒に調べるのは楽しいと思います。
親も一緒に本を読もう
読書は本当に大切で、すべての勉強の基礎になるものですが、子供にだけ読書をしなさいと言ってもダメですよ。
親がもし本を読まずに、スマホをいじってばかりいたりゲームばかりしていたら、子供だって同じことをしたくなります。
ですから、子供に本を読んで欲しいと思うなら、親も一緒に読んでください。
寝る前は家族みんなで読書タイムにするとか、読んだ本の感想を教え合うとか、家族みんなで読書を楽しむ習慣をつけるといいでしょう。
間違えたところを直すところまでが勉強
勉強はただやればいいというものではありません。
理解できなければ意味がないので、間違えたところを理解できるまで解き直す、これが大事です。
宿題で出来ないところがあったら、理解できるまでやり直す習慣をつけてください。
学力が高い子供の特徴・まとめ
学力が高い子は遺伝だから、なんて諦めないでください。
子供の学力はいくらでも伸ばすことが出来ます。
それは親の接し方次第。
普段から勉強を楽しめる習慣を作ってあげれば学ぶことの楽しさを知り、子供は進んで勉強するようになります。
後々大変な思いをしないように、小さいうちから親子で勉強を楽しんでください。