ゲームだったら言われなくても集中して何時間でもやってるのに、勉強となるとちっとも出来ない。
そんなお悩みをお持ちの親御さんも多いと思います。
どうしたらゲームをやめて勉強に集中させることが出来るのか、親として出来る対策(コツ)についてまとめました。
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どうしてゲームには熱中できるのか
その集中力を勉強に活かして欲しい・・・。
ゲームに熱中している姿をみると、ついついそう思ってしまいますよね。
勉強は短時間で飽きてしまうのに、ゲームは何時間でも集中できる。
この違いは何でしょうか。
ずばり、勉強は「考えなくてはいけない」ので、面倒くさいということです。
文字を目で追い、頭を使って答えを出さなくてはいけない。
しかも、頑張ったからといってステージが上がったり、アイテムがもらえるなどのご褒美があるわけではありません。
しかしゲームは楽しい。
次から次へと「しかけ」があって、攻略すると次のステージにいくという達成感も味わえます。
でも学校の勉強って「頭が良くなってる」という実感がなかなかわきにくいですよね。
テストの点数と通知表くらいしか判断するものがありません。
めんどくさいことをやってそのくらいのご褒美しかないと思うと、やる気がわかないのも仕方ないかもしれません。
ゲームをやめて勉強に集中する6つのコツ
それでも勉強はして欲しい。
親としては当然そのように思いますので、どうすればゲームから離れて勉強してくれるか、その対策を考えてみましょう。
ゲーム好きな子には勉強をゲーム化することも必要です。
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勉強する環境を整える
勉強している時にゲーム機が視界に入ると気になってしまい、やりたいという気持ちが出てきてしまいます。
ですからまず、ゲーム機のないところで勉強をするように環境を整えてみましょう。
自分の部屋があるなら勉強は部屋で。
その間、ゲーム機は別の場所に置いておきます。
もし部屋がなくてリビングで勉強している場合も同じ。
その間、ゲーム機は視界に入らない場所に移してください。
見ればやりたくなる。
だからゲーム機は見えないところに置いて、勉強に集中する環境を作ってください。
集中できる環境は子供によって違うと思うので、その子がやりやすいところで勉強させてあげてください。
自分で勉強の目標を立てさせる
勉強がつまらないのは、先生や親に押し付けられている感があるからです。
でも、自分で決めたことなら少しはやる気につながるはず。
テストで毎回90点以上をとる
漢字検定○級に合格する
など、数字で分かるような(判定しやすいような)目標を自分で立てさせてください。
勉強の計画を立てる
ただ「勉強をしなさい」といっても、どうやっていいか分からない。
だからなかなか行動に移せません。
勉強をするには計画が大事。
その日によって計画通りいかないことはあるかもしれませんが、大まかに計画を立てておかないとずるずると無駄な時間を過ごしてしまいます。
帰ってきたらまず30分勉強する
少し休憩したらまた30分勉強する
ゲームは勉強をした後(食事の後など)
とだいたい、いつ頃勉強するのかを決めておきましょう。
もし帰宅後がイヤなら、朝早く起きてやってもOKです。
結果を視覚化する
勉強がゲームと違って面白くないのは、やった結果が見えないからです。
ですから、学校でやったテストなど、ミニテストも含めてすべて視覚化してみてください。
グラフにしてもいいですし、「90点以上なら銀」「100点なら金」「それ以下は赤」など点数でシールの色を変えて貼っていくのもいいですね。
手帳みたいなものにつけてもいいし、カレンダーに貼るのもいいと思います。
前は赤が多かったけど、最近金色が増えたね、と見た目で分かるとやる気も出ると思います。
ゲームをするルール、時間を決める
ゲームは決して悪いものではないですが、あまり長時間するのは良くないという研究結果もあります。
ですから、ゲームを全面的に禁止するのではなく、何をすればゲームが出来るのかというルールを子供と話し合って決めましょう。
その日にやるべき勉強が終わったら
ゲームの時間は1日1時間までと決める
など、親が押し付けるのではなくて、子供にも意見を出させて決めてください。
動画サイトなどを利用する
今はユーチューブなどの動画サイトで、勉強を分かりやすく解説している人がたくさんいます。
画像をたくさん使ったり、面白おかしく話してくれているので、学校の授業みたいに退屈じゃない。
そんな動画を見ながら勉強すれば、「ああ、そうか」と分からなかったことも分かるようになり、勉強が楽しくなると思います。
子供が勉強の必要性を分かっているかどうか
ゲームに熱中するのが困るなら、ゲームを取り上げてしまえばいいではないかという意見もあります。
たしかにゲーム機がなければゲームをすることが出来ませんから、取り上げたり捨ててしまえばゲームをすることはなくなります。
しかし、勉強の必要性が分かっていない子に無理矢理そのようなやり方をして、勉強させようとしても無理でしょう。
ゲームを取り上げられたことに対する反発心しかおきません。
ゲームがなくなって勉強をするどころか、親に反抗して口もきかなくなってしまうかもしれません。
それでは勉強なんてますますしなくなります。
ではどうしたらいいか。子供と徹底的に話し合うことです。
勉強をしない子は、次のような理由で勉強ができていません。
勉強の必要性が分かっていない
勉強のやり方が分かっていない
勉強の楽しさを知らない
そこに「勉強しなさい!」と怒ってもやるはずがありません。
というのも、実際にはゲームが大好きで毎日やっていても、勉強もきちんと出来ている子は実際にいます。
それなら、勉強ができない理由はゲームではないということになります。
分かれば楽しくなる
勉強が楽しくないのは分からないからです。
いくらやっても問題が自力で解けなければ楽しくありません。
ゲームは攻略本などもあり、どんなに難しくても何とかクリアしながら前に進んで行くことが出来るから楽しい。
それなら、勉強でも同じように「分かるようになれば」楽しくなります。
そのためには、どこが出来ていないのかを見極め、そこまで戻って基礎からやり直してみてください。
そして、簡単な問題でかまわないので数をこなして「できる」楽しさを味あわせてあげてください。
なんだ、意外と簡単じゃんと思ってくれればしめたものです。
分かれば勉強は楽しくなります。
出来たことは褒めてあげて
子供は親に褒められるのが何より大好きです。
褒められれば楽しいし、やる気も出ます。
だから、ゲームを我慢して勉強ができた時はきちんと褒めてあげてください。
やって当たり前のことかもしれませんが、そうではなくて、親が認めてくれているということが分かるように言葉できちんと褒めてあげてください。
頑張ったことを認めてもらえることはその子の大きな自信となり、もっと頑張ってみようというやる気につながります。
まとめ
ゲームというとどうしても悪いイメージがつきまとうものですが、大人だって電車の中で夢中になっていますよね。
すき間時間さえあればゲームをしている人もたくさんいるはずです。
それなら子供がやりたくなるのも当然といえば当然。
だってゲームはそのように作られているのですから。
だから、ゲームを全面的に禁止するのではなく、どうやったら時間をうまくコントロールできるのか、親子でしっかり話し合って、上手に計画を立てて勉強していきたいですね。
そのためには勉強って楽しいよ!ということを親御さんが教えてあげる必要があります。
ぜひお子さんと一緒に、勉強をする時間を作ってみてください。