子供に合った指導をしてもらおうと、塾ではなくて家庭教師をつけたのに一向に成績が伸びない。
正直、家庭教師にかかるお金は安くはないので、何とか結果を出して欲しいものですよね。
家庭教師をつければ成績が上がると思ったのになぜ上がらないのか、その原因と対策についてまとめました。
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家庭教師をつけたのに成績が伸びない時の6つの原因
子供にやる気さえあれば、家庭教師をつければある程度は成績が伸びるものです。
それなのに成績が伸びないのには必ず理由があります。
家庭教師との相性が悪い
こればっかりはどちらが悪いという問題ではなく、相性の問題。
理屈はなくて、何となく合わないと感じることはあると思います。
その場合は話を聞いていても楽しくないし、指導も素直に受け取れないかもしれません。
相性が悪くてなんとなくイヤだと感じながら話を聞いていると、どうしても勉強に身が入らないですね。
家庭教師の能力が足りない
家庭教師とひとくちにいっても、プロの家庭教師から学生のアルバイトまで様々です。
学生が悪いわけでは決してないですが、その人の学力が問題なのではなく「教える能力」がどのくらいかということが問題です。
子供の質問に的確に答えられるか、即答できないなら調べて来て次回はわかりやすく教えてくれるかなど、子供が納得するような授業をしてくれなければ子供の学力は伸びません。
レベルが高すぎるのも問題。
子供のレベルを的確に把握してその子のレベルに合わせて教えてくれなければ、高度なことを教えればいいというものでもないからです。
出身大学が有名だから教えるのが上手、というわけではないので家庭教師選びは難しいですね。
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子供のやる気が足りない
やっぱり本人のやる気は大事ですね。
子供が自ら「家庭教師をつけて勉強したい」ということはあまりないと思います。
親が焦って「家庭教師をつけないと!」と思ってつけているのが大半ではないでしょうか。
それだと子供はまだやる気が追いついていない場合があります。
学校での勉強がわからなくて恥ずかしいので、個別に家で教わりたいとか、塾に通う時間がもったいないので家庭教師をつけたいなど、子供なりのやる気が明確になっていればいいのですが、そうでない場合は「そうまでして勉強しなくても…」なんて子供のやる気がまだ出ていないことが多いです。
家庭教師がいる時しか勉強しない
家庭教師さえつければ成績が伸びるわけではありません。
塾でやることを家庭でやっているだけなので、宿題をやったり、教わったところを自分で解き直ししてみるなどの復習は欠かせません。
家庭教師が来ている時だけ勉強しても成績が伸びないのは当然です。
キャンセルが多い
これは家庭教師に限ったことではありません。
塾でも水泳でもバレエでも、何らかの習い事をしている場合、1週空いてしまうと前回やったことを忘れてしまいます。
家庭教師も同じことで、体調不良や用事などでキャンセルばかりしていると、せっかく学習したことが定着しません。
親が全くサポートしていない
高いお金を払っているんだから、と親が全く勉強に関与していないのも、成績が伸びない原因のひとつです。
小学生ではまだまだ自分をコントロールできません。
ついつい遊びたくなってしまうものですから、親が適切な声かけをしてあげることは大事です。
家庭教師をつけても成績が伸びない時の7つの対処法
子供の成績が伸びない理由がこれかな、とわかったら対策が取れると思います。
原因は1つではないかもしれないので、思い当たるものからつぶしていきましょう。
子供のやる気を再度確認しよう
子供にそもそもやる気がなければ、どんなに優秀な家庭教師をつけても成績は伸びません。
本当に家庭教師というやり方がいいのか、もう一度確認してみましょう。
もしかしたら子供は友達と塾に行きたいのかもしれないし、通信教育のようにコツコツ自分でやる形がいいのかもしれません。
家庭教師という方法がその子に最適かどうか、よく考えてみてください。
どうやって勉強を進めていきたいか、子供ともう一度話し合ってみてはいかがでしょうか。
責任感のある家庭教師を選ぶ
家庭教師を選ぶ時には、何度も話し合って納得して選ぶことです。
高いお金を払って教えてもらうのですから、結果は大事です。
結果を出すためにはやはり学生のアルバイトよりも、実績のあるプロの家庭教師の方が安心できるでしょう。
これまでどのような指導をして実績を出して来たのかを確認し、よく話し合って決めてください。
子供と相性のいい家庭教師を選ぶ
親がいいと思っても子供と相性が合わなければダメなんですね。
子供が実際に指導を受けてみて「なんかいやだ」と思うなら、それは変えてあげた方がいいかもしれません。
ただ、厳しいからイヤだと言うような理由だと、勉強がイヤになっているだけの可能性もあるので、そこは子供とよくよく話し合ってみてください。
進捗状況を確認する
今どのように勉強を進めているのか、目標としているところなどを逐一報告してもらうようにしましょう。
その方が家庭教師側にも緊張感が生まれますし、親としてもどのような指導をしているのかがよく分かるようになるでしょう。
子供の勉強の理解度などは親もしっかり把握しておいてください。
予習復習をしっかりする
予習復習をするだけでも学力は格段に伸びます。
家庭教師の先生が帰ったら、今日やったところを復習する、次回来るまでに言われた宿題は確実にこなすのは当たり前のことです。
また、次回に来た時にわからないところを聞くために、予習もしっかりし、宿題でわからなかったポイントをしっかりまとめておくことも必要です。
次回、先生に質問するところ、と教材に付せんを貼っておくだけでも十分です。
出来るだけ休まない
体調を整え、出来るだけ休まずに決めた回数の授業を受けるようにしましょう。
月に何回授業があるから、ということで教える方も計画を立てています。
休んでばかりいるとどんどん遅れてしまうので、決めた回数をこなせるよう、休まないようにしたいものです。
親も適切な声かけを
家庭教師をつけたら親はなにもしなくていい、というわけではありません。
「先生に言われた宿題はやった?」「次に先生が来る時までにわからないところをまとめておいたら?」など、勉強がスムーズに進んでいるか声かけしてみてください。
家庭教師さえつければ成績が伸びるというものではない
何とか成績を伸ばしたいと藁をも掴む思いで家庭教師をつけ、それで一安心してしまう親御さんが少なくありません。
でもやっぱり、家庭教師は勉強のサポートをするだけ。
あくまでも主体は子供です。
もっと勉強が出来るようになりたい、成績を伸ばしたいという子供の気持ちがあって初めて結果が出るので、家庭教師さえつければ自動的に伸びていくものではありません。
親は勉強のやり方は教えられなくても、勉強が大事なことはわかっているはずです。
子供のやる気を出すにはどうしたらいいか、というところに戻って、勉強の大切さ、楽しさなどを教えてあげた方がいいかもしれません。
家庭教師をつけても成績が伸びない理由・まとめ
せっかく家庭教師をつけたのですから、結果を出して欲しいですよね。
それには家庭教師、親、子供の信頼関係がとても大事です。
どこが欠けてもうまくいかないので、今後の成績が伸びるように協力して学習を進めていきましょう。
結果として見えてくれば子供のやる気もアップすると思いますし、先生も教えがいがあるでしょう。
実際に効果が出始めるまではある程度時間がかかると思うので、長い目で見てあげることも必要です。