子供の学習環境

寝室と勉強部屋を分けるメリット【別々にして勉強集中できる間取り】

2019年4月26日

普通の家では、子供部屋に、机とベッド(もしくは布団)があるのが当然のように考えられていると思います。

その部屋で勉強もするし、一人で寝る。しかし、本当にそれで、勉強がはかどるのでしょうか?

 

机に向かっていてもベッドがそこにあったら、ついゴロンと横になりたくなってしまう、というのが普通なのではないかと思います。

 

今回は、寝室と勉強部屋を分けた方が良いのではないか?というご提案です。

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寝室と勉強部屋を分けるべき理由

寝室と勉強部屋が別になっている場合は、以下のような心配はなくなります。

 

ベッドがあったら眠くなる

勉強しているとどうしても疲れてきます。
そんな時に、すぐそばにベッドがあったら・・・横になりたいですよね。

大人だってそうなのですから、子供はなおさらだと思います。

机しかないなら諦めて、キリがいいところまで頑張ろうという気持ちにもなるかもしれませんが、ベッドが目に入ればどうしても眠くなってしまいます。

 

大人でも「少しだけ」と思って横になったつもりがつい寝すぎてしまうなんてこともありますから、勉強中の睡魔を子供がコントロールするのは難しいでしょう。

 

意志の力だけでは、なかなか眠気をコントロールできません。

 

子供部屋が乱雑になる

寝ることも勉強することもすべて子供部屋の中でやるとなると、どうしても乱雑になりがちです。

まだ小学生ですと、快適に過ごせるようにきれいに片付けようとは思いませんから、ベッドがあればパジャマなどが散乱していることもありますし、帰ってきて脱いだ靴下がそのまんま放置されているということもありますね。

 

そのような環境で勉強に集中するのは難しいです。

ですから、寝たり休んだりするスペースと、勉強をするスペースは分けた方が良いのです。

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勉強に集中できる子供部屋作り

では子供部屋はいらないのかというと、そんなことはありません。

子供も小学校に入れば自分だけのスペースが欲しいと思うようになるでしょう。

 

低学年ならまだそれほど気にしないかもしれませんが、高学年になったらプライバシーがどうのと言い出すかもしれないですね。

 

そんな時は、勉強するスペースは別に作り、子供部屋は寝るだけの部屋にしてみてはいかがでしょうか。

 

勉強するスペースと寝るスペースを分ける

子供が一人ならまだいいですが、複数いるとそんなに部屋を用意できませんね。

そんな時は、子供部屋を勉強するスペースにしてみます。

 

勉強する部屋には、人数分の机を置きます。

部屋の形にもよりますが、壁際、窓際などに机を置いて、お互いが背中を向けるような形で配置します。

こうすると、お互いが視界に入らず、勉強に集中できるでしょう。

 

もしくは、2人なら机を向かい合わせにおいて、真ん中に棚を置くと向かいにいる相手が見えません。

こうするとお互いに自然光を感じやすく、開放感のある配置になるでしょう。

 

勉強はリビングでみんなでする

リビングをみんなの勉強部屋にしてしまうという方法もあります。

広めのダイニングテーブルを勉強スペースにしてもいいし、小さなテーブルと椅子をリビングの端に用意してもいいでしょう。

 

子供部屋に机はおかず、寝る場所、一人になってリラックスする場所にします。

 

廊下などを勉強スペースにする

最近リビング以外の場所を勉強スペースにする家も増えてきましたね。

リビングの脇のスペースだとか、廊下に長い机を置き、椅子を適当に配置します。

好きなところに座って勉強できるようにしておくのです。

 

本はリビングに棚を置いて、そこに収納します。

パパが本を読んだり、ママが編み物をしたり、家族で好きに使えるスペースとして利用できますよ。

寝室と勉強部屋を分けられない場合

寝室と勉強部屋を分けることができない、という場合はどうすれば良いでしょうか。

勉強に集中できるように、子供部屋の中でベッドが視界に入らないような工夫をしてみましょう。

 

机とベッドを離す

スペースにもよるのですが、できるだけベッドと机は離して配置します。

そして机のそばには本棚などを置き、教科書や参考書が取りやすいようにしておきます。

 

本棚を遠くすると、立って取りに行った時に、ついゴロンとしたくなるからです。

 

可動式の棚を使う

収納を思い切って可動式の棚にしてしまいます。

 

レイアウトを変えたくなった時にも動かしやすいですし、机とベッドの間に置いておけばベッドが視界に入りません。

 

パーテーションを使う

棚を真ん中に置くほどのスペースがなければ、ベッドと机の間にパーテーションを置いてみてはいかがでしょうか。

 

これなら、ベッドが視界に入らないようにすることもできますし、場所もそれほどとりません。

 

椅子を快適なものにする

疲れて横になりたくなるのは、椅子が硬くて疲れるという理由もあります。

子供用の椅子だと机とセットで買ったようなものが多いと思いますが、あまり快適ではありませんよね。

 

椅子が硬くて疲れるから、横になりたくなってしまうのです。

座り心地が良くて疲れにくい、少し良い椅子を買ってあげれば勉強に集中できるでしょう。

 

勉強に集中できる子供部屋・まとめ

子供にいくつも部屋を用意してあげられる家は少ないと思いますが、まだ小学生くらいでしたら寝室は親と一緒でも良いかもしれません。

 

寝るときは家族みんな一緒で、勉強もリビングで一緒にやる、というスタイルでも良いと思います。

いずれにしても、勉強するスペースと休養するスペースを分けることで、生活のリズムにメリハリをつけられるでしょう。

 

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ヨッシー

現在、そろばんスクールにて園児から小学生までの、珠算と学習指導をしています。情熱と指導力は誰にも負けない40代の熱血そろばん講師です! 大学時代は教育心理学を専攻し、心理学オタクでもあります。 最近は、子供のやる気アップに関することや、親御さんの悩み解決にまつわることについても情報発信中です!

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