子供の自主学習

文章力をつけるには?①アウトプットが近道【作文の習慣をつける方法】

2020年7月16日

文章力をつけるにはどうしたら良いか?と悩んでおられる方も多いことでしょう。

「作文力・文章力をつけたい!」と、いくら心の中で願っていても、実際に文章を書く練習をしなければ、上達することはありません。

 

最初は下手でもいいので、実際に何かしらの文章を書くことによって、そして、その回数を重ねることによって、どんどんスキルが上がって改善されていくものだと思います。

 

今回は、継続して楽しく書く練習ができるような方法をご提案してみたいと思います。

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作文の習慣をつける11の方法

文章を書く経験も習慣もない人が、いきなり何かの文章を書こうとしても、最初はなかなか難しいと思います。

しかし、皆さんも、自転車に乗れるようになった経験、逆上がりができるようになった経験、そして泳げるようになった経験をお持ちですよね。

 

何ごとも、ある程度こなせるようになるまでは時間がかかるものなのですが、回数をこなせば、よほどのことがない限り上手くなるものです。

 

文章力も同じです。

文章力もスキルですから、何回も場数を踏んで練習することで、徐々に文章力も磨かれていくものです。

 

単発で、1回や2回、文章を書く練習をしたところで、あまり上手くはならないでしょう。

大切なことは、とにかく、下手でもいいから、何回も何回も、継続的に書く機会を作るということです。

 

今回は、比較的楽しんで書く練習ができる12の方法を提案してみたいと思います。

 

日記を書く

日記は自分の記録になりますから、毎日は無理して書かなくても、何日か置きに、せめて数行でも良いので、日記として書き残してゆくことはおすすめです。

 

何かあった時は記録しておく、そういう習慣を身につけるのも良いですね。

日記の良いところは、数年後に見返すと楽しめるところです。

 

「そういえば、あんなことがあったなあ」と、すっかり忘れていた記憶が蘇ったり、「あの時の自分は、こんなことを考えていたんだなあ」と、振り返ってみることができるので、将来の自分にとって、価値のある宝物になると思います。

 

行事作文を書いてみる

学校で何か楽しい行事があった時には、詳しく文章に書いてみるのはいかがでしょうか。

 

行事作文と書きましたが、例えば、遠足や体育大会、授業参観など、いつもとは違う経験をした時には、たくさんのことを書けるネタが豊富にあります。

 

ただ「面白かった!」と一言で済ませるのではなく、「何が面白かったのか?」「どんなことが起こって自分はどう思ったのか?」など、体験したことは書きやすいので、詳細に描写してみることも良い練習になるでしょう。

 

そういう機会に、せっかくなので、自分の言葉に直して作文を書いてみると、わかりやすく詳細に書く練習ができるのではないかと思います。

 

読書ノートをつける

本が好きな人であれば、本を読み終わった時に、たとえ数行でも良いので、読書ノートをつけるというのもおすすめです。

 

読書がインプットと考えると、感想や自分の意見を書くことはアウトプットです。

アウトプットをすることで、ただ読書をするだけで終わるよりも、記憶に深く定着したり、より理解が深まったりします。

 

読んだ感想でも良いし、自分の考えだした意見を書き残しても良いでしょう。

 

読書ノートに関しては以前に書いたブログ記事もありますので、ご参考になさってください。

関連リンク読書ノート無料テンプレート見本【小学生用ノートの作り方】

 

好きな言葉集めをする

読書ノートに似ているのですが、本や何かの文章を読んだ時に、好きな言葉に出会ったらそれを集めていくという方法も良いと思います。

 

本を読んでいる時に出会った文章の中で、「ああ、この表現好きだな!」と思った表現や、「この言葉は、どういう意味なんだろう?」と疑問に思った表現などに出会ったら、コレクションしていく方法です。

 

「好きな言葉ノート」を作っても良いですね。

自分の自主学習用のノートに、面白い言葉や表現、ことわざや珍しい言葉や変わった漢字などを集めていくのも楽しく続けられるかもしれませんね。

 

ニュースなどの感想を書く

日記は毎日平凡だと書くことがない日もあるかもしれませんが、テレビや新聞、インターネット上には、ニュースが毎日たくさん挙げられています。

 

何も書くことがない日でも、ニュースを見たり聞いたりしたことで、自分が思ったこと、調べたこと、不思議に思ったことなどを記録していくのも良いでしょう。

 

これからの社会科の授業が楽しくなるかもしれませんね。

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メッセージカードを書く

お友達に、お誕生日のメッセージカードを書いてあげたり、お父さんやお母さんに感謝の気持ちを書いて届けたりすることはおすすめです。

 

一緒に住んでいないおじいちゃん、おばあちゃんに「お元気ですか?」と、近況報告のお手紙やメッセージカードを出すという方法も良いと思います。

 

最近は、SNSやラインなどを使って、スタンプを送ったり、気軽にコミュニケーションができますが、あえて手書きのメッセージカードを送るということは、もらった人も嬉しいですし、書いたことで感謝もされますので、一石二鳥ではないでしょうか。

 

交換日記をつける

交換日記は、1人ではできませんので、協力者が必要ですが、上手くいけば長続きする上、人に読まれることを意識して書く力が伸びるでしょう。

 

親子で交換日記も良いですし、仲の良いお友達と交換日記をするのも良いですね。

当然ですが、「悪口は書かない」などのルールはしっかり守りましょう。

 

自分しか読まない日記とは異なり、人に読んでもらうことを意識して書くので、わかりやすいように文章を工夫したりするスキルが身に付くのではないでしょうか。

 

物語を創作する

好きなストーリーを考えて、自分のオリジナルの創作作品を書くこともおすすめです。

例えば、宝の地図を描いて、それにまつわる冒険小説を書いてみるのも面白いですね。

 

子供は想像力が豊かで、大人では思いもつかないような発想が出たりします。

自由な発想で、誰にも制限されず、好きな物語を書いてみるのは良いと思います。

 

コンテストに応募投稿する

何かしらのキャラクターのネーミングや、標語などを募集するコンテストのようなことは常に行われています。

 

そのような、キャッチコピーのような言葉を考えるコンテストに応募してみるのも楽しいかもしれません。

ハガキで応募したり、メールで応募する方法もあるでしょう。

 

自分が何かに応募しようと思って、オリジナルの言葉を考えることで、普段何気なく見ている看板やポスターの言葉や文章、表現に対して、いつも以上に興味がわくかもしれませんね。

 

観察記録をつける

花を植えて、例えば、アサガオの花の毎日の様子を記録するとか、庭のグリーンカーテンの様子を記録していくなど、毎日観察してその過程を記録していく方法も良いですね。

 

何かの観察記録ということで、毎日のように続けられるかもしれません。

 

オリジナル新聞・雑誌・マンガを書く

新聞を書くことは、学校の自主学習の課題や、自由研究など、夏休みの宿題で出されるかもしれません。

 

レベルはかなり高いですが、書くことが好きな子にとっては、自分新聞や、自分の好きなことを書く雑誌を作ることは楽しいでしょう。

 

小さい頃から、自分のオリジナルマンガを描き続けていた人が、有名な漫画家さんになったという事実は多いです。

 

自分の好きな分野のことを、徹底的に調べて書き残していくというのは、自主学習の中でも良い方法だと思います。

 

作文の習慣をつける11の方法・まとめ

今回は、さまざまな作文力・文章力を身につけるための書く機会の提案をさせていただきました。

本来、自分の考えを表現することは、楽しいことだと思います。

 

書くことで、思考力を養うことにもつながりますので、コミュニケーションスキルの向上にも役立つのではないかと思います。

何らかのヒントになれば幸いです。



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ヨッシー

現在、そろばんスクールにて園児から小学生までの、珠算と学習指導をしています。情熱と指導力は誰にも負けない40代の熱血そろばん講師です! 大学時代は教育心理学を専攻し、心理学オタクでもあります。 最近は、子供のやる気アップに関することや、親御さんの悩み解決にまつわることについても情報発信中です!