親の悩み

学歴は気にしない?【学歴コンプレックス解消のためにできること】

2020年9月16日

日本社会では、まだまだ学歴社会であるというイメージが浸透していて、依然として、学歴に関するコンプレックスを抱く人が多いように感じられます。

 

完璧な人間というのは存在しませんから、学歴コンプレックスに限らず、どんな最高峰の大学や大学院を卒業している人でも、何かしらのコンプレックスは抱えているのではないでしょうか?

 

ですから、学歴コンプレックスを消し去る簡単な方法はないと、私は個人的に思います。

今回は、そんなコンプレックスとうまく付き合っていく方法のご紹介です。

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密かに嫌われる「学歴厨」とは?

聞いてもいないのに、学歴の話題を出して、その場の雰囲気を乱してしまう人がいたりします。

自分の学歴に自信を持っている人は、学歴の話題になって、多少気分が良いこともあるかもしれませんが、そうではない多くの人にとっては密かに迷惑がられていたりします。

 

多くの人が、何かしらのコンプレックスを抱いていると思いますが、特に学歴に関してコンプレックスを抱く人は多いということを知っておくと良いでしょう。

 

自分が学歴にコンプレックスを感じている場合、高学歴の人の自慢話はイライラするかもしれません。

 

しかし、本当に自信がある人は、敢えて自慢話をしない傾向があるそうです。

自分に自信があるので、わざわざ自慢話をする必要がないのだとか。

 

自分の弱いところを隠そうとして、自分の優越度を示すためにマウントを取ってしまうという心理が働いたりしますが、もしかしたら、自慢話を好む人は、何かしら、自分に自信がないことを示しているのかもしれませんね。

 

学歴コンプレックス解消のためにできること

タイムマシンで過去に戻って、勉強しなかった自分を変えたりできれば、今のコンプレックスはなくなるのかもしれませんが、現実には、過去を変えることはできません。

 

ですから、過去のことを悩んでも、何も変わらないわけです。

逆に、未来のことは自分の意志で変えられるわけですから、未来を変えるためにエネルギーを注いだらどうかと思います。

 

学歴コンプレックスを肥やしにして新たなエネルギーに変える

コンプレックスは自分を成長させてくれるものではないかと思います。

コンプレックスがあるから、それをバネにして、「なにくそー!」と言って、精一杯努力をする動機になったりします。

 

例えば、目の不自由な人は、聴力がものすごく発達していたりします。

何かの欠点を持つということは、裏返せば、別の一面を伸ばすことにつながるということです。

 

学歴とは関係のない分野で、能力を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

 

努力を継続する

「ウサギとカメ」の物語は、誰でも知っている有名な話ですね。

自分の才能にあぐらをかいていたウサギは、休憩してしまいます。

自分の歩みがのろいと自覚しているカメは、努力を継続して、ウサギが休んでいる間にゴールにたどり着きました。

 

高校時代の記憶力や読解力が優れていて、高学歴の人も、就職したらその上にあぐらをかいて努力をしなくなってしまう人もいます。

 

差をつける方法は、毎日努力を積み重ねていくことです。

自分が貢献できる場所を見つけたら、そこで一生懸命、自分にできることに没頭し、創意工夫を重ねて、誰にも負けない努力をするのです。

 

仕事の現場では、学歴よりも、信用や努力、どこの大学を出たかよりも、何を残せたか、どのような影響を与えられたのか?が重要になってきます。

 

たとえ中学や高校時代にはテストの点数では評価されなかったとしても、大人になって成長してから、違う分野で評価される日がくると思います。

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人間的魅力を磨く

たとえば、思いやりや優しさなどの人間性や、仕事へのプロ魂、知識や教養の豊富さ、コミュニケーション力、ユーモアのセンスなど、学歴とは関係ないけれど人から好かれる部分を磨いていくのは一つの方法です。

 

学歴が高くても、尊敬されない人はたくさんいます。

人は、あなたを学歴の眼鏡を通して見ているのではなく、信頼できる人かどうかを見ていることが多いと思います。

 

自分の置かれている環境に感謝し、周りの人にも感謝をして、前向きに明るく生きている人は、幸福度は高いのではないでしょうか。

 

人をうらやんでも仕方ないので、自分のできることに没頭して、自分自身が納得のいく1日1日を歩んでゆくと良いのではないかと思います。

 

偉人に学ぶ 

学生の間や、人生の早い段階、例えば、20代などであれば、学歴は人を見る時の判断基準となる1つの指標となるかもしれません。

 

しかし、30代、40代、50代と年齢を重ねるにつれ、どのような人生を送ってきたのか、経験や知識、信頼度、考え方などが素晴らしい人が評価されていくようになると感じます。

 

いくら優れた学歴をお持ちの方でも、部下が誰もついてこない上司。

日本で最高峰と言われる大学を卒業しているのに、嫌われている人。

 

その一方で、偉人と呼ばれる人の中には、ほとんど学校教育を受けていない人もいます。

さまざまな偉人の本を読んでみることをおすすめします。

 

偉人伝に多く出会うことで、どういう大人になったら、より社会に貢献できるか、信頼される人になれるか、そのようなヒントに出会えると思います。

 

世界に目を向ける 

日本も昔に比べたら学歴社会とは言えなくなってきているとは思いますが、まだ根強い学歴コンプレックスは存在すると感じます。

 

しかし、一度海外に目を向けてみると、世界が広がり、自分の悩みがちっぽけなものに見えてくるのではないかと思います。

 

例えば、現在進行形で戦争中、紛争激化中の国々もあります。

差別や格差問題、貧困の問題などがあって、子供達が学校に満足に通えない国もあります。

 

日本に生まれて、何不自由なく暮らしていられる現在の状況に、感謝の念がわいてくるかもしれません。

 

日本国内のこと、自分の会社のこと、自分自身だけのことばかりに目を向けていると、狭い視野の中でしか物事を考えられませんが、視点を変えてみて、外に目を向けてみることもおすすめです。

 

学歴コンプレックスの解消方法・まとめ

今回は、学歴コンプレックスに焦点をあてて、克服方法を紹介しました。

過去の自分を否定すると、生きづらくなってしまうかもしれません。

 

完全な人間というのは存在しませんから、誰でも何かしらのコンプレックスは抱いているものです。

コンプレックスはあるけれども、それと共に暮らしていこうという気持ちでいると、少しが気分が楽になるのではないでしょうか。



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ヨッシー

現在、そろばんスクールにて園児から小学生までの、珠算と学習指導をしています。情熱と指導力は誰にも負けない40代の熱血そろばん講師です! 大学時代は教育心理学を専攻し、心理学オタクでもあります。 最近は、子供のやる気アップに関することや、親御さんの悩み解決にまつわることについても情報発信中です!