子供の育て方

子供のゲームは1日1時間がいい理由!時間を守らせる5つの方法

2018年6月30日

子供がゲームに夢中になってしまって困っているという人はいませんか。

特にゲームは何時間でもプレイすることができるため途中で止めさせることが大変です。

ゲームは何時間ならよいのかと悩んでいる人もいるかもしれません。

 

今回は、子供のゲームが1日1時間が良い理由と、子供にゲーム時間を守らせる5つの方法を紹介します。

 

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ゲームが子供に与える影響

ゲームというとあまりよい印象をもっていない人の方が多いのではないでしょうか。

ゲームと学習時間には負の因果関係があり、ゲームする時間が長ければ長いほど、学習時間が短くなってしまいます

 

さらに、ゲームは1人ですることが多いため、友達と一緒に遊ぶことで身につくコミュニケーション力が身につかなかったり、視力の低下、肥満になりやすいという悪影響もあります。

 

また2016年の東北大学の研究により、ゲームを長時間プレイすることで認知機能や記憶、意欲、発達、言語性知能に悪影響があることが明らかになっています。

参考長時間のゲームプレイは、子供の言語機能などに悪影響―東北大・竹内光氏ら(財形新聞)

参考脳のミクロ構造特性に及ぼすビデオゲームの影響(東北大学・論文)

 

一方で、複雑なロールプレイングなどは子供のストレス発散になり、創造力や忍耐力を身につけられるというデータもがあります。

あながちゲームも悪影響ばかりではないようです。

 

そこで気になるのが適切なゲームをする時間です。

 

ゲームは1日1時間がベスト

ゲームをする時間は、1日1時間がよいでしょう。

なぜなら、1日1時間程度のテレビ視聴やゲーム使用であれば、テレビを観ない、ゲームをしない人と発達において変わらないというデータがあるからです。

 

厚生労働省の調査によれば、子供の1日のゲーム時間は1時間未満が最も多いという調査結果が出ていますから、もし1日に1時間以上ゲームをしている場合、ゲームのやりすぎかもしれません。

参考平成21年度 全国家庭児童調査結果の概要

 

それでは、1日1時間で止めさせるためにはどうしたらよいのでしょうか。

 

子供にゲームを止めさせる5つの方法

一般的に、子供はゲームが大好きです。

特に自分が好きなゲームをしているときは非常に集中力が高く、あっという間に時間が過ぎているようです。

 

そんな子供に時間通りにゲームを止めさせるのは一苦労。

どうすればゲームの時間を守れるようになるのか、そのコツを5つ紹介します。

 

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ゲームを始めるときにタイマーをかける

ゲームを始めるときにタイマーをかけて音で反応させる方法があります。

タイマーのピピピピッという音で1時間の終わりを伝えると時間感覚を習得しやすいでしょう。

 

ゲームを勉強したご褒美にする

「1時間勉強したら30分ゲームをしてもいいからね」と子供と約束をしておく方法も効果的です。

ゲームを勉強したご褒美にするという方法ですね。

これは、机に向かって勉強する習慣も同時に身につけさせることができます。

 

ここでのポイントは、結果に対してのご褒美ではなく、努力したことに対してのご褒美という点です。

 

よく「テストでいい点数をとったら新しいゲームを買ってあげる」という言葉があると思いますが、この声かけだけでは、学習効果があまりなかったという研究結果が出ています。

 

ゲームを義務化させる

少し不思議な話ですが、ゲームを義務付けるような声かけをするとゲームを止めたという経験談をもつ人もいるようです。

 

「勉強しなさい」という声かけはよくあるかと思いますが、「ゲームをしなさい」と言うことで子供がゲームをしなくなったということです。

 

やらされている感じがするためでしょうか。

いずれにせよ、声かけの仕方ひとつでゲームを止めさせることができるのならば一度試してみる価値はありますよね。

 

ゲームをしてもいい日を決める

私が子供のころはゲームは土日のみ、平日はプレイ禁止でした。

平日はまったくゲームができない訳ですから、私の親は、子供にゲームを止めさせるという苦労はなかったはずです。

 

ただ、すべて禁止するのもやり過ぎということで、土日のみゲームができました。

今となってみると、メリハリがついて良かったと思います。

余談ですが、ゲームが解禁される土日は、最高に楽しかったです!

 

約束の時間を守ら無かった場合、ACアダプターのコードをハサミで切る

これは私の友人の体験談です。

親との約束の時間を守らずに、ずっとゲームをしていたところ、ACアダプターのコードをハサミで切られてしまったそうです。

 

ACアダプターを買いなおすまでゲームはおあずけ。

これはゲーム大好き少年にとっては最高の罰になります。

 

かわいそうですが、これを1度やられると、親の本気度が子供に伝わります。

その友人も大ダメージを受けましたが、その分、時間は絶対に守るようになったそうです。

 

子供一人ひとりに合わせた工夫をする

ゲームを止めさせる5つの方法を紹介しましたが、どれが一番合うか試してみる期間は必要になります。

 

どの教育方法がふさわしいのかは家庭それぞれで異なるでしょう。

子供の性格に合わせて対応していくとよいですね。

 

まとめ

何事もバランスが大切です。

ゲームは1日1時間というルールを守ることで、子供自身に自己管理能力も備わっていきます。

 

子供はゲームをしたいという欲求に負けてしまうもの。

だからこそ、親がきちんとサポートしてゲーム中毒にならないようにしていきましょう。



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ヨッシー

現在、そろばんスクールにて園児から小学生までの、珠算と学習指導をしています。情熱と指導力は誰にも負けない40代の熱血そろばん講師です! 大学時代は教育心理学を専攻し、心理学オタクでもあります。 最近は、子供のやる気アップに関することや、親御さんの悩み解決にまつわることについても情報発信中です!