お子さんの字が汚いとお悩みのパパとママへ。
今のうちに何とか直したいですよね。
いくらパソコンが普及したといっても、大人になってからも字を書くシーンはたくさんあります。
子供のうちに直しておかないと、大人になってからでは時間がかかります。
では、どうすれば字がキレイに書けるようになるのでしょうか。
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字が汚いと損をする
女の子は字が汚いと恥ずかしいという思いがあるかもしれませんが、男の子はあまり気にしませんね。
読めればいいと思っている子も多いので、男の子は特にキレイな字を書かせるのに苦労するのではないでしょうか。
計算ミスにつながる
計算ができないわけではないのに、字が汚いために自分の字を読み間違えて、計算ミスにつながってしまうということがあります。
丁寧に字を書くだけで正解できた問題が、✖バツになってしまうので、本人としても悔しいでしょう。
テストで減点されるおそれがある
漢字の書き取りなど、「とめ」、「はね」、「はらい」がきちんとできていないと減点される、もしくは✖バツになってしまうということもあります。
せっかくわかっているのに、とてももったいないことですね。
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字が汚い子供の字の直し方
今字が汚くても大丈夫です。
練習すればちゃんとキレイになります。
字が汚いことのデメリットを教える
普段、字が汚いことで困ることがなければ、直そうという気持ちが起こりません。
なぜ字が汚いといけないのか、そのデメリットを教えてあげてください。
「数字を正しく書かないと、「1」なのか「7」なのかわかりづらいね。
そのせいで、算数のテストの答えが間違いだとされてしまうかもしれないよ」と、具体的にデメリットを教えてあげてください。
すぐにはキレイにならなくても、字が汚いと自分が損をするということがわかれば徐々に気持ちが変わってくるでしょう。
鉛筆を正しく持つ
まず、鉛筆は正しく持てているでしょうか。
正しい鉛筆の持ち方は適度な力が入るようになっていて、字がキレイに書けるようになっています。
おかしな持ち方をしていると力が入りづらく、思うようにかけないのです。
もう一度、1年生の時の書き方の本を見て練習してみましょう。
持ち方を矯正できる三角形の鉛筆などを使ってみるといいかもしれません。
姿勢を正す
姿勢は勉強の基本ですが、キレイな字を書くにもやはり姿勢が大事です。
背筋を伸ばし、腕の角度が適切でないとキレイな文字はなかなか書けません。
書き順をおさらいする
ひらがなでも数字でも、もちろん漢字も、キレイに書けるような書き順になっているのです。
ですから、字が汚いなら、書き順をマスターしているのかを見てあげてください。
間違った書き順で書いていると、それだけで文字が汚くなる原因になります。
正しい書き順をマスターすれば、流れるように文字が書けるようになるので、だんだん字が書きやすくなってきます。
ボールペン字のテキストをやってみる
本屋で売っている、ボールペン字のテキストをやってみましょう。
書き込み式のテキストを使えば、1日1~2ページやるだけでもずいぶんと上達していくと思います。
丁寧に気持ちを込めて書く
字が汚い、雑なのは、そもそもキレイに書くつもりがないからです。
別に字が汚くてもそれほど不便を感じていないので、キレイに書こうと思っていない。
ですから、「キレイな字を書こう」という気持ちを持たせることがまず必要です。
しかし、字をキレイに書きなさいと言っても、その必要性がわからないと子供はやる気になりません。
例えば、同じ文章でも、キレイな文字で書いたものと、乱れた文字で書いたものとでは、受ける印象が違うはず。
それを実際に見せてあげるといいでしょう。
汚い字で書いた「ありがとう」ときれいな字で書いた「ありがとう」は、読み手が受ける印象が違うと思います。
やはり丁寧な方が、気持ちがこもっているように見えますよね。
字は汚いと見づらいだけでなく、見た人の気持ちも違うのだ、ということを説明してみてください。
作文を書くにしても、丁寧に気持ちを込めた字で書いたものは、先生も見やすいですし、気持ちが伝わりやすいと思います。
字を書くということは何かを伝えるということなので、読み手のことも考えて丁寧に書くことが大事だということを繰り返し話していきましょう。
子供の気持ちを尊重することが大事
「もう、こんな汚い字じゃだめじゃない!」と怒ってばかりいないでしょうか。
たしかに、本人のためを思えば字はキレイな方がいいので、怒りたくなる気持ちはわかります。
でも男の子は特に、字がきれいかどうかを気にしている子は少ないですし、まして頭の回転が速い子供ほど字が汚くなる傾向があるようです。
計算や書き取りのスピードが速くて、手が追いつかないんですね。
そのような時は字が雑になってしまうこともあります。
ですから、字が汚いことを頭ごなしに叱らないことです。
「字が汚い、やり直し!」なんてことばかり言っていると、勉強自体が嫌いになってしまうかもしれません。
雑になっている理由が頭の回転が速いことなのであれば、それほど問題視する必要はありません。
テストのときや提出物だけでもゆっくりキレイに書ければそれで良いと思います。
キレイな字を書こうという意識がないことが問題であれば、字が見づらいことで減点になる可能性を伝えましょう。
そして、せめてきちんと判別できるような字を書こう、という意識を持たせるようにすれば十分です。
あまり頭ごなしに叱って、子供のやる気をそがないように気をつけたいものです。
汚い字の直し方・まとめ
これからは自分の手でも字を書くことは減っていくでしょう。
ですから、字なんてキレイにかけなくてもいい、とすらいう人もいます。
だからこそ、これからはきれいな字が書ける人は一目置かれるはず。
大きさとかバランスを考えるよりまずは「丁寧に気持ちを込めて書く」ということを心がけるようにしてみるといいと思います。