スマホを与えたはいいけれど、スマホばっかり見ていて子供がちっとも勉強しないと悩む親御さんは多いと思います。
うるさくいっても言うことを聞かないし、取り上げるべきかどうか迷いますよね。
そんな時の対処法について考えてみたいと思います。
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あなたの子供は大丈夫?スマホ依存度チェック
今や、子供でもインターネットで動画を楽しむ時代。
小学生でもスマホを手放せない子は少なくありません。
内閣府の調査によれば、小学生がスマホを使ってインターネットを利用する時間は、1日あたり68分間です。
1日2時間以上使っている子の割合は、全体の2割にも達します。
あなたのお子さんは大丈夫ですか?
スマホ依存症になっていないか、チェックしてみましょう。
次の項目に当てはまる数が多いほど、スマホの依存度が高くなります。
- 家に帰ってくるとまずスマホ
- 出掛けるときも移動中は常にスマホを触っている
- トイレにもスマホを持っていく
- バッテリーが減ってくると不安
- 寝る直前までスマホをいじっている
もし今はゼロでも、心配な人は予防のためにも親子でスマホの使い方について、しっかり話し合った方がいいでしょう。
スマホ依存をやめるために親ができる5つのこと
今すぐにでもスマホをやめて欲しい。依存を何とかしたい。
そう思っても、いきなり取り上げてはいけません。
与えたのは親なのですから、頭ごなしに怒って取り上げてしまうと子供はただ反発するだけ。
依存度が高い子供ほど、逆に気持ちが不安定になってしまいます。
そこで、親としてできることをまとめてみました。
子供と話し合いながら、使い方のルールを決めていくことが大切です。
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スマホを使う時間を決める
キリのいいところでやめようなどと、だらだらと使っているとやめ時が難しくなります。
次のように、スマホを使う時間を決めてしまいましょう。
何時まで使うのか
1日当たりの使用時間をどのくらいにするのか
宿題が終わってからなどけじめをつけて
子供と話し合い、1日のスケジュールを紙に書いて貼っておくのもいいと思います。
手の届くところにスマホを置かない
スマホが見えるところにあると使いたくなります。
それは大人も同じではないでしょうか。
ですから、勉強をしている間は親に預けるなど、「使えない状況」をあえて作ります。
物理的に使えないようにすれば、うっかり手を伸ばしてゲームをするなんてことも防げます。
長いパスワードを設定する
画面ロックの機能は使っていますか?
スマホを使うのが面倒になるように、長いパスワードを設定してみてください。
すぐに使えるようになっていると、つい手が伸びてしまうものです。
覚えづらい、入れるのが面倒なパスワードを設定しておくと、ちょこちょこ使うのを防げます。
アプリを使ってスマホ利用を制限
スマホ依存を防ぐためのアプリもあります。
スマホを使っていない時間に魚や植物が育つゲームや、使用時間を決めて、その時間が来るとロックがかかってしまうアプリなどがあるので、強制的に使わない時間を作りたいという場合はこのようなアプリを利用してみるといいですね。
これは大人も使えると思いますよ。
親もスマホから離れる
最近では、電車に乗るとほとんどの人がスマホを見ています。
いつでもどこでもスマホ。
家でも親がスマホを見ていれば、子供だって見たくなりますよね。
親が見ているのに子供には見るなという方が無理な話。
説得力がありません。
子供が勉強している間は親もスマホから離れ、読書をしたり、家事をしたり、別のことに時間を使いましょう。
スマホの使い過ぎは危険
子供がスマホに依存していると何がいけないのか。
勉強に身が入らなくなるだけではなく、健康にも影響が出てきそうです。
姿勢が悪くなる
スマホを見ているときは下を向いて、猫背になっています。
スマホ巻き肩など、スマホの長時間使用による姿勢の悪さが世間でも問題になっています。
首や肩が凝ることはもちろん、それが頭痛などの不調を引き起こすことも。
しかもスマホを見ている間は無表情になっていますから、肩から上の部分にとても疲労がたまります。
ストレートネック
首は本来自然なS字カーブを描いているのですが、スマホを見ている間は頭が前に出ていることが多いため、姿勢が崩れてその影響で首が真っ直ぐになってしまいます。
首がカーブを描いているのは、重い頭を支えるためのサスペンションの役割を果たしているからです。
スマホを見ているとそれがなくなってしまうため、首のコリはもちろん、背中の痛みや腰痛など、身体のあちこちに不調が出てきます。
睡眠の質の低下
睡眠をコントロールするメラトニンというホルモンは、光の刺激によって分泌量が変化します。
朝日を浴びるとメラトニンの分泌が止まり、夜になると分泌量が増えて段々眠くなるようになっています。
しかし夜寝る直前までスマホを見ていると、目から光の刺激をずっと受けていることになります。
そうすると体内時計が乱れてしまい、なかなか寝付けなかったり夜も目が覚めやすくなるなど、睡眠の質が低下してしまいます。
夜ぐっすり眠ることが出来ないと疲労が回復せず、疲れやすい子供になってしまいます。
結局はすべて勉強に影響する
スマホが奪うのは勉強時間だけではありません。
子供の健康にもこれだけの悪影響があるのですから、
疲れやすい
昼間も眠くなる
勉強に集中できない
など、間接的に勉強に影響します。
子供にスマホを与えるときは、長時間使用することで身体にどのような影響があるのかということもきちんと話し、理解させることが大切です
スマホ依存で勉強できない時の対処法・まとめ
小学校の低学年くらいならまだ依存から抜け出せます。
今の世の中で、スマホはダメ、ゲームは一切ダメという必要は無く、便利な機能は使いつつも、本来やらなくてはいけないことに影響を及ぼさないようにすることが必要です。
ここは親が使い方をしっかり管理して、勉強もちゃんとできるし、たまにはスマホのゲームも楽しめるというルールを決めていきましょう。