うちの子、ちっとも勉強ができなくて。
どうしてこんなに頭が悪いんだろうとお悩みのパパとママへ。
勉強ができないのは、頭が悪いのではなくて、やり方を知らないだけなのです。
学校のテストの点が悪い=頭が悪いということでは決してないのです。
そこを間違えてはいけませんよ。
どうすれば勉強が出来るようになるのか、勉強のやり方と生活習慣の改善、両面から見ていきましょう。
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頭が悪い子の勉強方法はここが間違っている
勉強ができない子の勉強法には特徴があります。
お子さんの勉強の仕方について、ちょっと見てみてください。
宿題をちゃんとやっていない
小学校低学年の宿題はそれほど量も多くないですし、難しくもありません。
だからこそ、毎日きちんとやることが大事です。
小学1~2年生ではまだ予習・復習という概念はないと思うのですが、宿題をやることで立派な復習になっています。
ですから、宿題をおろそかにしているとその日にやったことの復習が出来ない=やったことが定着しないので、段々勉強ができなくなります。
間違いを直していない
宿題や問題集などをやった時に、勉強ができない子の多くは、間違えた問題を直さずにそのままにしておきます。
間違えたことは別に悪いことではありませんが、ほったらかしにすることは良くありません。
何のために勉強しているのかが分からず、「宿題をやればいいんでしょ」という意識でいると、やったことに満足してしまい、定着するところまで持っていけません。
親が「頭が悪い」という意識を植え付けている
テストの点が悪かったとき、どのような反応をしていますか。
間違っているところは解き直せば良いのであり、それが理解できるようになれば次につながるのに、「どうしてこんなに頭が悪いの!」なんて怒っていないでしょうか。
親に言われれば子供は「自分は頭が悪いんだ」と思い込むようになります。
自分は勉強ができない、頭が悪いと思っていると、勉強は楽しくないですし、ちょっとでも分からないことがあれば「自分は頭が悪いからダメなんだ」とやる気をなくします。
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頭が良くなるための勉強法
テストの点が取れないのは、取り方を知らないからです。
やり方さえ分かれば出来るようになります。
簡単な問題でも繰り返し練習すること
1年生の足し算などはまだ1桁のもので、それほど難しくないですよね。
だからこそ、何度も何度も繰り返しやる必要があります。
平仮名なども、読むのと書くのは違います。
何度も書いていくうちに、すらすら書けるようになるものです。
読めるからといって字を書く練習をしないと、自分の手でしっかりとした文字を書けるようにはなりません。
勉強は何より反復が大事!
1度できたら終わり、ではなくて、何度も繰り返し問題を解くことで定着していきます。
1度出来たら終わり、ではない
エビングハウスの忘却曲線というのをご存知でしょうか。
人の記憶は「なくなる」ものです。
いっぱい知識を詰め込んだつもりでも、1日経つとおよそ7割は忘れてしまう。
学校で、新しい漢字や九九を習って来たとしても、何もしなければ翌日には7割忘れてしまう。
それを防ぐには、その日のうちに復習して定着させることが必要です。
宿題の他に、簡単でいいので「今日は学校でどんな勉強をしたの?」と聞いてみてください。
そして、やったことを一緒に復習してみます。
それだけでも次の授業の時の理解度が変わってくるはずです。
必ず解き直しをすること
宿題や問題集はやることが目的なのではなく、理解することが目的です。
まずはそこから話してみてください。
そして、いくら間違えてもいいから、間違えたところを必ず解き直しすること。
分からなければ教科書に戻り、基本からやり直すことです。
そして理解できるまでその問題と向き合って、同じ問題で2度と間違えないことが大事です。
これを徹底するだけでも、勉強は格段にできるようになります。
頭が良くなるための生活習慣
子供の頭をよくしたいと思うなら、勉強方法を改善するとともに、生活習慣の見直しもしてください。
勉強が出来る子は、ほぼ例外なく生活習慣がしっかりしているからです。
夜更かしをしない
生活習慣が乱れている子で勉強が出来る子は少ないものです。
夜更かしをして眠い頭で学校に行ったって、先生の話なんて耳に入ってきませんよね。
小さいうちから夜更かしのクセがつくと直すのにも時間がかかります。
1~2年生であればまだ9~10時間ほどの睡眠時間が必要なので、遅くともよる午後9時には寝かせましょう。
整理整頓
机の上がガチャガチャでもたまに勉強が出来る子はいますが、たいていの成績上位者は机の上がキレイに片付いているものです。
どこに何があるのかが分かりやすいですし、何より整理整頓されたキレイな環境で勉強するのは気分がいいですよね。
これは社会人になっても同じ。
仕事が出来る人の机の上はとてもきれいです。
たかが片付けですが、されど片付けです。
勉強ができないと嘆く前に、机をキレイに片付けて勉強をしやすい環境づくりから入ってみましょう。
時間(期限)を守る
小学校だとまだそれほど遅刻をしたりはしないでしょうが、普段から時間や期限を守るという姿勢はとても大事です。
親御さんは、学校への提出物の期限を守っているでしょうか。
私一人くらい、といつも遅れて出したりしていませんか。
学年が上がるにつれて、宿題やノートなどの提出物が成績に影響するようになります。
提出物が期限までに出ていないだけで成績は1段階違ってしまうので、いくら頑張っても評価が上がらず、やる気もなくなってしまいます。
遅刻癖や期限を守らないクセがつくと、それが段々と勉強に影響してきます。
ですから、まずは親が時間や期限をきっちり守ること。
その姿勢を見せて、子供にもそれを促していきたいですね。
子供に「頭が悪い」なんて言わないで!
親の言葉の影響は思っているよりも大きなものです。
ふとしたことで、「ホントにあなたは頭が悪いんだから」というようなことを言っていないでしょうか。
もし言っているのなら、もう絶対にそのような言葉を子供に向かって投げるのはやめましょう。
子供の心は段々傷ついていきますし、やる気もなくしていきます。
「どうせ僕(私)は頭が悪いんだから、勉強なんてしたって無駄だ」と思うようになります。
そうすると、あらゆることに前向きに取り組む気持ちを失っていきます。
勉強はやり方さえ分かれば出来るようになります。
だから、子供が自信を持てるように、元気が出る言葉をかけてあげてください。
頭が悪い子の勉強方法・まとめ
パパやママから頭が悪いなんて思われたら子供は余計にやる気をなくしてしまいます。
絶対にそれは避けるようにしてください。
生まれつき勉強のできない子はいないんです。
ごく一部の天才的な頭脳を持っている子以外は、だいたい似たり寄ったりの能力。それなのに差がつくのは、正しいやり方を知らないだけなのです。
勉強のやり方の基本から教えてあげてください。
そして少しずつでも出来るようになれば自信がついて、どんどん学力は伸びていきますよ。
親子二人三脚でがんばってください。