頑張って勉強しているのにちっとも成績が伸びない。
お子さんの成績が思うように伸びないのには原因があるのです。
でもその原因さえわかれば対策がとれるはず!
子供の成績が伸びない原因とその対処法についてまとめました。
お子さんのタイプ、原因にあわせてどんな対策がとれるのかを考えてみてください。
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子供の成績が伸びない6つの原因
努力しているのに結果が出ない、成績が伸びないのは、おおまかにいうと努力をする方向を間違えているか、努力の量が足りないかの2つに分かれます。
それを踏まえて、成績が伸びない原因を考えてみましょう。
宿題すらちゃんとやっていない
今の学校の宿題はそれほど多くはありません。
学年にもよりますが、集中してやれば10~20分もあれば出来てしまうような内容です。
だからこそ、この程度の量の勉強は毎日欠かさずやらないといけません。
宿題は学校で教わったことを復習し、定着させるためにやるものですから、簡単な問題、少ない量だったとしてもその日のうちに必ずやることがとても大切なのです。
だらだら勉強している
時間や目標を決めずに勉強をしていると、あっという間に時間は過ぎていきます。
その結果、計算ドリル1ページやるのに30分もかかったりするのです。
そのようなやり方でダラダラと勉強していも全く身につきません。
勉強をしているようでしていない
勉強が嫌いで遊びたいなあと思いながら机に向かっている。
だからちっとも勉強したことが頭に入らないというパターン。
こうなると、見た目は勉強しているのですが、やっていることがちっとも頭に入っていないので、一向に成績が上がらないのです。
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間違えたところを解き直ししない
問題集はやっておしまい、ではありません。
わからなかったところや間違えたところは答えを確認するだけでなく、解説をしっかり読んで理解するところまでが勉強です。
○×だけをつけて終わりにしてしまうと、また同じ問題が出てきた時に必ず間違えます。
それがいけないのだといういことに子供が気がついていないと、いくら問題を解いても出来るようにはならないのです。
途中計算を書いていない
簡単な計算問題でも計算式、筆算など途中の計算の経過をしっかり書いておくことがとても大事です。
これがないと間違えた時にどこで間違えたのかがわからなくなるからです。
小学校低学年の時に簡単な計算を暗算で済ませるクセがついていると高学年になって苦労します。
親が勉強しなさいと言っているだけ
「勉強しなさい!」と怒るだけで、どこをどうやったのか、何を間違えているのかなど勉強した結果を見てあげていない場合は、「親がやれというから」仕方なく勉強しているだけで、実際はほとんど頭に入っていないという事態に。
怒るだけでは子供はやる気が出ないです。
子供の成績を伸ばすには?親が出来る対処法
勉強の成果を出すには正しい方向に、正しい量の努力をすることが大切です。
そのために親としてどのようなサポートが出来るでしょうか。
宿題は必ずやる
子供は勉強が嫌いです。
スキあらばさぼろうとしているこの方が多いと思いますが、これは普通のことです。
ですから親が毎日「宿題やった?」と声をかけることが大事。
「宿題やりなさい!」ではなくて、「宿題終わったらおやつ食べようか」「ご飯の前に宿題終わらせちゃおうか」など、あたかも生活の流れの一部のように、怒らずにさらっと言ってみてください。
ひとつひとつ、書いて理解していく
計算も漢字も、反復練習が大事ですが、見ているだけでは出来るようになりません。
何度も書いて、計算の過程を書いて、どこをどう間違えたのか、大事なポイントは書きながら覚えていくものです。
読書も大事ですが、自分で文章をまとめて見るなど、実際に「書く」という作業をしなければ国語の読解問題も出来るようにはなりません。
暗算したり、漢字の書き取りなどをしていない子は、是非自分の手でしっかり書いて問題を解く、という練習をさせましょう。
勉強する目的を理解する
中学受験など明確な目標があればとてもわかりやすいですが、そうでない場合でも勉強する必要性や目的について話してあげれば、こどもも「それはやらないといけないな」と思うようになるでしょう。
勉強は、ただ「いい大学」に入るためでもないし、「いい企業」に就職するためでもありません。
自分自身の人生を豊かにするためですし、人生の選択肢を増やして就きたい職業に就ける可能性を広げるためにするものです。
勉強するとこんなにいいことがあるよ、ということを社会人の先輩として話してあげるといいでしょう。
将来○○になりたい、というのも勉強するいい目標になると思います。
勉強する時間や分量を決める
大きな目標を決めたとして、日々何をやるかはまた別に予定を立てていった方がスムーズに勉強に取り組むことが出来ます。
学校の宿題以外に計算や漢字、読書など家にいる時間のどのくらいを勉強に充てるのか、いつ勉強するのかなどを子供と話しあってスケジュールを決めてみてください。
親が全部決めてしまうと「イヤなことを押し付けられている」という感覚を持ってしまいますから、出来るだけ子供の意見も取り入れながら、勉強の予定を立てましょう。
例えば小学校高学年なら1~2時間くらいは勉強して欲しいものですが、丸々1時間勉強するのは辛いものです。
ですから、帰ってきたらまずは30分で宿題を片付ける、おやつを食べて休憩したら計算ドリルを20分やる、また休憩したら漢字ドリルをやる。
寝る前に読書をする、など具体的に予定を立てておくと進めやすいと思います。
解き直しを必ずする
宿題や問題集をやっていて間違えたところは必ず解き直しをし、もし解説を読んでもわからない場合は先生に聞くなどして、解決するまで「終わり」にしないことです。
わからないことがいけないのではなく、わからないことをそのままにするのがいけないのです。
ここは学校も塾も、先生を使い倒すところです。
わからなかったところはわかるようになるまで教えてもらいましょう。
わかれば楽しくなる
勉強は理解できれば、問題がすらすら解ければ楽しいのです。
でも出来ないうちはただの「苦行」でしかありません。
それをどうやったら楽しくできるのかを考えてみましょう。
基礎的なことでつまづいているなら教科書に戻ってもう一度復習し、簡単な問題集からやってみる。
「満点が取れた!」という小さな成功体験を積み重ねていけば勉強も楽しくなるはずです。
親の協力が不可欠
勉強は学校の先生が教えるものじゃない?何のためにお金払って塾に行かせてるの?と思うかもしれません。
でもやっぱり子供の勉強は、学校や親に任せっきりなのではなく、親のサポートが不可欠です。
塾だって宿題が出ると思いますが、それも家でしっかりやらないと意味がない。
そのためには親が「今日は勉強何時からやるの?」など、声をかけてしっかり面倒を見てあげないといけません。
その子に合った方法を見つけること
勉強しているのに成績が上がらないのは、決して頭が悪いわけではありません。
本人も頑張りたいという気持ちがあるので、「どうしてうちの子は…」なんてことを子供の前で言わないようにしてください。
大丈夫、正しいやり方がわかればきっと結果が出ると信じましょう。
大事なのはなぜ成績が伸びないのか、その原因を見極めることと、その子にあった方法で対処することです。
そのためには子供をよく見るようにしてください。
他の子には良かった方法でも、自分の子に合うとは限らないのです。
成果が出てくればやる気も出ますし、さらに頑張ってどんどん成績が伸びるという好循環を作っていけます。
そうなるように、親がしっかりサポートしてあげたいですね。
子供の成績が伸びない原因と対処法・まとめ
勉強は辛い、楽しくないという感覚は知らず知らずのうちに親が植え付けてしまっている可能性があります。
だから身が入らない、理解も出来ないという悪循環に陥っているのだとしたら、それをどこかで断ち切ってあげるのは親の役目です。
成績を伸ばすには家庭学習の習慣がとても大事なので、二人三脚で頑張っていきましょう!