小学校の子供にはまだ勉強の習慣なんてつけられない、と思われる親御さんも多いと思います。
しかし、中学校や高校に入学してから急に勉強の習慣が身につけられるわけでもありません。
小学校の間に、できるだけ早く勉強の習慣が身につくに越したことはありません。
かといって、小学生の低学年からいきなり勉強習慣、自主学習を毎日、といってもかなりハードルが高いですね。
今回は、勉強の習慣をつける前に、まず何かしら簡単な習慣を身につけるということをおすすめしたいと思います。
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習慣とは?
人間は習慣の生き物とよく言われます。
習慣というものは、身につけるためには少しばかり時間や努力が必要ですが、いったん身につけてしまえば、ずっと継続してやり続けることができるものです。
そして、子供から大人まで誰でも習慣を身につけることができます。
せっかくなら、良い習慣を身につける方が将来様々なメリットを得られるのではないかと思います。
今回は、勉強習慣を身につける前に、小学生なら誰もが身につけてほしい3つの習慣を紹介します。
まず1つを身につけて、その後、自信がついたら次の習慣、次の習慣、そして、勉強習慣へとステップアップしていかれると良いのではないでしょうか。
小学生のうちに身につけておきたい3つの習慣
ここからは、最低でも身につけるべき3つの習慣を挙げたいと思います。
少し厳しく言いますと、これくらいの習慣も身につけられないようでは、勉強の習慣をつけるのはハードルが高いです。
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あいさつの習慣
家庭でのあいさつは大切にしましょう。
朝起きたら、「おはよう」
食事の前には、「いただきます」
食後には、「ごちそうさまでした」
学校へ行く前には、「行ってきます」
帰宅したら、「ただいま」
たった5つですが、これだけで良いので徹底することをおすすめします。
きちんとあいさつをしないと気持ち悪いという状態になってしまえば後は、放っておいても続けてゆけます。
あいさつはコミュニケーションの基本です。
家庭で習慣になれば、学校でも他の場所でも習慣になり、社会に出てもどんな場所でも続けることでしょう。
あいさつは本当に大切な社会の基本ですから、家庭でしっかり身につけてほしいです。
勉強の習慣づけはその後です。
脱いだくつをそろえる
子供さんは、帰宅したら、玄関のくつをぐちゃぐちゃに脱いでいませんか。
それを家族がぶつぶつ言いながら代わりにそろえたりしていませんか?
最低限、自分の脱いだ靴は自分でそろえるように子供に習慣づけましょう。
もっといえば、自分の脱いだ靴すらそろえられない子は、教科書やノートを整理整頓することもできないです。
私も過去何年にもわたって、塾では必ずくつをチェックしています。
くつをそろえられていない子にはしつこく注意します。
週に1~2回しか会わない塾講師が子供たちに習慣づけできることですから、親御さんができないはずはありません。
くり返しやっているうちに必ずこの習慣は身につきます。
そして、一度身についた習慣は、他の場所でもやめられません。
ですから、私の塾で靴をそろえることを身につけた子供たちは、お友達の家でも、将来いろいろな場所に行っても必ず靴をそろえる人になってゆくと思います。
くつがそろっていないと気持ち悪いと感じるような状態になるからです。
1つ習慣を身につけられれば、次の習慣も、その次の習慣も身につけやすくなります。
帰宅したら手洗いとうがい
この習慣も、健康を維持するという点で小学生には特におすすめです。
まずは、勉強の前に健康が大事です。
手洗いとうがいは、風邪予防になりますし、健康な体を維持することで、勉強のやる気の維持もできます。
一見、全然勉強には関係ないように思われるかもしれませんが、習慣を1つずつ身につける練習だと思ってチャレンジしてみてください。
最初はできたらほめる
慣れないうちは忘れてしまうこともありますが、習慣になるまで様子を見ながら、褒めながら気長に見守りましょう。
何も言われなくても、勝手に身体が動くようになれば習慣が身についた証拠ですね。
ご飯を食べたら歯を磨くということを、無意識にできるようになるように。
それをしないと気持ち悪いというくらいにまで無意識にできるようになるまでサポートをしましょう。
勉強の習慣がない子供へおすすめの小さな習慣・まとめ
一旦身についてしまったら、今度は当分やめられないのが習慣です。
将来、大人になってもずっと役に立つ習慣ですから、せっかくなので子供のうちにぜひともこの3つの習慣ができてから勉強の習慣づけに移りましょう。
習慣が身について、無意識に体が動き、やめられなくなったら、次は勉強の習慣づけの練習を小さなステップからスタートしたらよいと思います。