子供は「勉強しなさい!」とお尻を叩くだけではなかなか言うことを聞かないものです。
でも、勉強を遊びの延長のようにしてしまえるとしたら、こんなに素晴らしいことはないですね。
本来勉強は楽しいものです。
親子で、兄弟で、楽しみながら勉強ができれば、いつの間にか自分から勉強をする子になるでしょう。
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遊びながら勉強する方法
勉強も、どうせなら楽しく、できれば遊んでいる感覚で取り組めると良いですね。
今回は、楽しみながら勉強をする方法をまとめてみました。
しりとり遊び・あたまとり遊び
語彙を増やすのに、しりとり遊びは最適です。
でも、小学校低学年ですと、知っている言葉がまだまだ少ないかもしれないですね。
そのような時は、何かの本を見ても良いことにするとか、名詞だけでなく形容詞や擬音もありにするとか、少しおまけをしてあげてもいいかもしれません。
まずは楽しむことを目的にしましょう。
高学年になったらもう少し高度にしてみると面白いですね。
例えば、ジャンルを「食べ物」に限定するとか、しりとりではなく「頭とり」にするとか。
頭とりとは、最初の言葉の頭の文字を、次の言葉の一番後ろにつける言葉遊びです。
りんご → まり → ごま → いちご → かい
大人でもとっさにはなかなか出てこないと思いますし、頭をフル回転させる練習になりますよ。
子供は吸収がとても早いので、テレビで見た言葉などをどんどん覚えていきます。
あっという間に親の方が抜かされてしまうかもしれませんね。
料理を手伝いながら勉強
実は、料理には勉強の要素がたくさんあります。
作ることを楽しみながら、いろいろなことを覚えることができます。
例えば、大さじ1は15mlで、小さじ3に当たります。
大さじ3だったら何mlか、など単位を置き換える勉強にもなります。
また、大人になるとあまり使わない「dl(デシリットル)」を覚えてますか?
100mlで1dlですから、お水を1カップ(200ml)使いたい時には何dl?というクイズにもなります。
高学年になったらホットケーキをきれいに5等分するにはどうするか?など図形の勉強もできそうです。
料理には算数の要素がたくさんあるので、勉強しながらお手伝いもしてもらえる、親から見ると一石二鳥かもしれません。
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交換日記で「作文」の練習を
文章は書くことによって上達してゆきますが、小学校の普段の勉強だけでは、あまり文章を書く時間がありません。
それなら家族で交換日記をしてみてはいかがでしょうか。
最初のうちは「今日の給食は美味しかった」といった一文しか書いてくれないかもしれません。
でもそこにパパやママが、以下のような質問などを書き込んでゆくと、それに応えながら、だんだん書く文章が長くなっていくでしょう。
人参、残さないで食べられた?
何が一番美味しかった?
おかわりはしたの?
男の子は特に、学校であったことをあまり話してはくれません。
ママは聞きたいことがたくさんあると思いますが、帰ってきてからあれこれ話しかけるとうるさがられることも。でも、交換日記なら聞きやすいのではないでしょうか。
パパの帰りが遅くてもやり取りすることができるようになりますし、親子のコミュニケーションを活発にすることができるでしょう。
かるた遊び
昔ながらの「かるた」はもちろん、最近では様々な種類のかるたが出ています。
その子が一番興味の持てそうな「かるた」を選んで遊んでみませんか。
慣用句や四字熟語などは、教科書を読んでも頭に入らないけれど、遊びながら「五七五調」のリズムで聞いていると、自然と頭に入ってしまうから不思議です。
「かるた」なら絵柄もありますので、視覚からも覚えやすいというメリットがあります。
夕食後の家族の団欒にももってこいでしょう。
日本地図、世界地図を貼っておく
家族が団らんする場所に、地図を貼っておくことはおすすめです。
例えば、テレビのニュースで「沖縄県の那覇市で」などという言葉が出てきたら、すぐに日本地図をチェック!
どこにあるのか、一緒に調べてみましょう。
海外へ行く旅番組もありますね。
そういった番組を見たら、「この国はどこにあるんだろう?」と一緒に調べてみます。
また、その国の首都や、その国の名物を調べたりするのも面白いと思います。
国旗を覚えたり地図記号を覚えたり、地図には地理で使う要素がたくさん詰まっています。
楽しみながら無理なく知識が溜まっていきますよ。
親子でクイズ大会
教科書や図鑑に書いてあることをお互いにクイズとして出し合う、親子クイズ大会も楽しいですよ。
大人でも、いざ聞かれるとわからないことがたくさんあります。
クイズは答えるだけでなく、問題を出すことでも勉強になるので、お互いに出し合うのがいいですね。
勉強を楽しむことが目的なので、難しい問題を出さなくてもいいです。
今日学んだ宿題からでも良いですし、少し前に習ったところの復習でも良いです。
基本的なことを定着させるために簡単な問題を何度も出しましょう。
体験できる教材を使ってみる
時には、自分でできる工作キットや実験キットなどを使ってみるのもいいでしょう。
理科の実験が自宅で、自分でできてしまうので、子供の好奇心を思い切り刺激します。
学校の授業で座りながら聞いても覚えられないことでも、自分で手を動かしながら学ぶと自然と頭に入ってしまいます。
小学生が遊びながら勉強する方法・まとめ
勉強は本来、楽しいものであるということを、小さいうちに体験させてあげたいものです。
難しいと思うと敬遠してしまうし、親が強制的にやらせようとするのも勉強嫌いになる一因です。
一緒に遊びながら勉強すれば、親子のコミュニケーションにもなるし、子供の学力も伸びる。
まさに良いことづくめですね。