育児は夫婦二人でやっても大変なのに、女手一つで子供を育てるのは本当に大変だと思います。
それに加えて、仕事をして生活費を稼いでいかなくてはいけない。
精神的にも体力的にも辛くて、ストレスを強く感じているママも多いのではないでしょうか。
シングルマザーが仕事と子育てを上手に両立するためにはどうすればいいのか、そのポイントについてまとめました。
一人で頑張っているママが、少しでも楽になりますように。
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シングルマザーで困ること
シングルマザーで一番困るのは、とにかく時間が無いことだと思います。
親は自分一人しかいないので、家事も育児も全てを自分でこなさないといけないということです。
思うように残業が出来ない
仕事が片付かなかったとしても、好きなように遅くまで残業することは難しいですね。
子供が小学生になったとしても、遅くとも夕食の時間までには帰ってあげたいものです。
正社員として働いている場合はそれなりに業務量もあり、勤務時間内に何とか仕事を片付けるのがなかなか難しいと思いますが、自分なりの工夫が必要になってくるところです。
子供との時間を十分とれない
収入は大事ですが、仕事を優先させるとどうしても子供といる時間が削られてしまいます。
子供が小さければもちろん、小学生になっても低学年のうちはまだまだママの助けを必要としています。
勉強も見てあげたいけど十分時間が取れない。
そのことを申し訳なく思っているママはとても多いと思います。
自分のケアをする時間がない
忙しさの中で自分のことにかまう時間はあまりとれませんね。
ウィンドウショッピングをしたり、趣味に割く時間などは、なかなかとれないでしょう。
仕事でも疲れているのに、子育てのストレスも重なり、しかもそれを解消する時間もない。
体力的にも精神的にも辛いく感じてしまうのは、自分にかける時間が少ないかもしれないですね。
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シングルマザーの仕事と子育て、両立のコツ
時間もない、体力的にもきつい仕事と子育ての両立。
うまくいくようにするには、仕事は頑張るけど家事は適度に手を抜くことです。
シングルマザーだということを気にしない
例えば子供が学校で友達とけんかしたり、何かトラブルを起こしてしまった場合、「あそこはシングルマザーだから」なんて心ないことを言う人がいるでしょう。
でも、そんなに気にしないことです。
親が二人いれば何も起こらないか、子供は友達と喧嘩をしないのか、といったらそんなことはありません。
シングルマザーといわれることを気にしすぎると、何でもかんでも自分のせい、のように自分を追い込んでしまいますから、他人の言うことは気にしないようにしてください。
手を抜く勇気を持つ
仕事で手を抜くことはできませんが、家事は手を抜きましょう。
全てを一人でこなすなんてできるわけがないし、する必要もありません。
頑張りすぎてママが倒れてしまったら元も子もないのです。
だから、子供と一緒に生きていくために何を優先して、何を捨てるか、手を抜くところを考えてみてください。
例えば収入が何より大事!と思うのであれば、少しでも収入のいい仕事に就く努力をする。
その代わり、自分の楽しみは捨てないといけないかもしれない。
子供との時間を少しでも大事にしようと思うなら、家事は少しでも手を抜きましょう。
やらなくていいことはやらないで、後回しにすることも必要です。
掃除も毎日しなくてもいいし、ご飯は子供と楽しく食べられれば何でもいい。
自分が何を一番大事にしたいのかをよく考えて、そこだけに焦点を当て、他のことは手を抜く、捨てるという勇気を持ってください。
自分で出来ることは子供にも自分でやってもらう
子供に寂しい思いをさせたくないと思うばかりに過保護にならないことです。
自分でできることは自分でやる、子供にもそれを徹底すると、とても自立した子に育ちます。
たまには親に甘えて、だだをこねることはあると思いますが、それ以外はなるべく自分のことは自分で出来るように言葉がけをしていきましょう。
職場では周りとの信頼関係を作ること
世の中にはまだまだシングルマザーに対して偏見を持っている人もいます。
だからこそ、自分が信頼に足る人間だと分かってもらうには、仕事の結果でそれを証明するのが一つの方法です。
仕事で結果を出していれば誰も何も言わなくなります。
これは正社員でもパートでも同じです。
自分の仕事も頑張り、余裕がある時は人の仕事も手伝い、雑用も進んでやる。
そのような姿勢を見ていたら、周りの人も「この人、すごいな」と認めてくれるはず。
そして周りとの信頼関係を築きながら、シングルで大変だということの理解も求めていくといいでしょう。
この人がいないと困る、と思われるくらい仕事を頑張って信頼関係を作ることが出来れば、大変な時に周りの人を頼りやすくなりますし、仕事をするのも辛くはなくなると思います。
自分に向いている仕事を探す
仕事は内容を選ばなければいくらでもありますが、少しでも条件がよく、子育てがしやすい仕事に就きたいですよね。
それであれば、あまり正社員という肩書きにこだわらず、パートでもあるバイトでも働きやすい環境の職場を選ぶ、というのもひとつの方法です。
「特定求職者雇用開発助成金」という国から企業に払われる助成金があって、シングルマザーを積極的に採用している会社もありますし、最近では在宅で出来る仕事も増えてきました。
働き方は一つではないので、様々な可能性を探ってみてください。
今の自分に自信を持って
シングルマザーになったきっかけは人それぞれです。
でも、今仕事に子育てにと頑張っている自分を決して卑下することはありません。
夫がいても毎日喧嘩ばかりとか、家庭内別居の状態の夫婦もたくさんいます。
自分が無職だから、夫への愛情が既になくても離婚をしないという主婦もたくさんいます。
そういう人たちは収入の面ではシングルマザーよりも恵まれているかもしれませんが、それが本当に幸せかというと、そうとは言い切れませんよね。
何より子供がどう思うか、です。
たしかにシングルマザーだと家にいる時間が少なくて子供に寂しい思いをさせているかもしれないと気にしてしまいますが、親が二人いたとしてもいがみ合っている姿を見ている子供は幸せとは限らない。
子供にとっての幸せは親の数ではありません。
だから、精一杯頑張っている自分に自信を持って生きて欲しいと思います。
子供はその背中をきっと見ているはずですから。
シングルマザーが仕事と子育てを両立するコツ・まとめ
離婚をした場合、経済的にも精神的にも大変な思いをするのは多くの場合女性です。
今は大変かもしれませんが、子供はどんどん成長します。
子供自身もできることがどんどん増えていくので、協力しながらたくさん笑って過ごして欲しい。
楽しいから笑うのではなくて、笑うから楽しくなるのだそうですよ。
どんな時でも笑顔を忘れないで心穏やかに過ごすことが、仕事と子育ての大変さを和らげてくれるでしょう。