うちの子はどうしてガミガミ言わないと勉強しないんだろうと、お悩みの親御さんはお多いでしょう。
何も言わなくても自ら進んで勉強する子はそんなにいないものです。
子供の気持ちが勉強に向かない理由を把握した上で、どうすれば子供が勉強をするようになるのかを考えてみましょう。
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子供が勉強しない6つの理由とは
いくら勉強しなさいと怒っても、勉強自体を楽しいと思えなければ子供は進んで勉強なんてしないものです。
しかし、勉強をする意味や学ぶことへの好奇心、知ることの楽しさがわかれば怒らなくても勉強するようになります。
勉強する目的がわからない
小学校に上がったばかりくらいの年齢では、何のために勉強するのかまだよくわからないでしょう。
なんでこんな面倒臭いことをしないといけないんだろう、どうしてずっと椅子に座って先生の話を聞いていなければいけないんだろうという気持ちがあると、なかなか進んで勉強はしないと思います。
勉強しなければ将来困るなんてことは、子供にはわかりません。
大人ならキャリア形成のためとか起業するためなど目的がはっきりしていますが、小さい子供ではその目的を明確にはしづらいのです。
勉強しなさいという言葉に対する拒絶反応
子供は遊んでいる方が楽しいに決まっています。
それなのに、子供に「勉強しなさい!」とガミガミ怒っていないでしょうか。
怒れば怒るほど、子供にとっては「やりたくないことを強制されている」という思いが強くなります。
強制されたものを楽しめるはずがないですね。
だから、言われるほどに勉強をしなくなってしまいます。
達成感が感じられない
大人だったら、資格試験に合格するとか、昇給に反映されるとか、何かしら目に見える形で成果がありますね。
しかし、子供の場合は勉強した成果を自分で確かめられるような機会がありません。
学校のテストはありますが、小学校のテストは習ったことをおさらいする程度の内容であり、しっかり授業を聞いていれば100点を取れるテストです。
ゲームだったらステージをクリアすれば新しいアイテムがもらえたりしますよね。
しかし、学校の勉強はそういったものがないのでなかなかやる気が起きないのでしょう。
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ストレスや無気力
例えば学校の友達関係がうまくいっていないとか、親子関係がギクシャクしているとか、ストレスになるようなことがあると勉強なんてしたくはないでしょう。
また、小さい頃からたくさん習い事をしている子もいますね。
忙しすぎて疲れてしまっていると、勉強なんてする気力もわかないでしょう。
机の上が散らかっている
机の上が乱雑になっていると勉強をする気が起きません。
これは大人だも同じだと思います。
散らかった机では仕事もはかどりませんよね。
たかが片付けですが、勉強のやる気と大いに関わりがあります。
親の影響も大きい
子供に勉強して欲しいと思うパパ、ママ。
自分は勉強しているでしょうか。本を読んでいるでしょうか。
親が全く勉強しないのに子供に勉強をしなさいと言っても無理な話です。
ちょっと振り返って見てください。
子供が勉強しない家庭は親も勉強していないことが多いのです。
子供に楽しく勉強させる4つのコツとは
子供が勉強しない理由がわかれば、どうやったら楽しく勉強してくれるのかが考えられると思います。
勉強をしたくなる環境を整える
今すぐできることとして、片付けがあります。
机の上を綺麗に片付ける、リビングで勉強しているならテーブルの上を片付ける。
学校から帰ってきたらすぐに勉強ができるような環境を整えてあげましょう。
勉強をゲームにしてしまおう
例えば、1ページ終わらせるのにタイムトライアルにしてみるとか、宿題や問題集の計画表を作り、それをゲームのルートマップのようにしてみるとか、子供がゲーム感覚で勉強を楽しめるような工夫をしてみてください。
何日かに一度「おやつが増える」などの小さなゴールを設定すれば、勉強を進めることも楽しくなるのではないでしょうか。
習い事などのスケジュールを見直す
小学校の1年生であれば平日の授業は5時間、遅くとも午後3時くらいには帰ってくるでしょうが、学年が上がるにつれて授業の時間が長くなっていきます。
週にいくつも習い事をしていると遊ぶ時間もなくなって、息が詰まってしまうかもしれません。
友達との遊ぶ時間も確保しつつ、勉強も無理なくできるようなスケジュールになっているかどうか、子供の意見も聞きながら一度見直してみるといいかもしれません。
親が勉強している姿を見せること
実は、これが一番大事なことかもしれません。
仕事に関する勉強はもちろんのこと、漢字検定とか、英語検定でもいいですね。
漢字検定の1級なんて大人でも簡単にはできないくらいとても難しい内容なので、改めて取り組んでみても面白いと思いますよ。
親が楽しみながら漢字の勉強なんてしていたら、子供は「パパやママは何をやっているんだろう」と興味を持つでしょう。
パパとママが計算問題で真剣にタイムトライアルなんてやっていたら、自分も一緒にやりたいと思うかも。
最近は電卓ばかり使っているから、改めて小数点のある割り算とか分数の計算なんてやってみると意外と出来ないものです。
どっちがお風呂掃除をするか、なんて家事をかけて夫婦で戦うのも面白いかもしれないですよ。
「勉強しなさい!」と強制されるより、一緒にやってみたいと子供が思ってくれた方がやる気につながります。
時間をかけてゆっくり進めていこう
この方法が子供にあっているかも、というものを見つけたとしても、子供が自分から勉強したくなるタイミングというのはいつになるかわかりません。
子供には子供のペースがあり、やる気が起きるまでに時間がかかる子もいます。
ここで無理強いしてしまうと余計に勉強が嫌いになってしまうので、宿題などの必要な勉強はやらせつつも、子供のやる気を引き出せるように時間をかけて見守りましょう。
それまではあまり焦らず、親自身がしっかり勉強をする姿を見せ、時折「一緒に本読まない?」など声かけをしていくといいですね。
勉強しない理由と対策・まとめ
一番大事なのは親の姿勢です。
親が「勉強なんてつまらない」「学校の勉強なんてやっても社会に出て役に立たない」なんて思っていたら、子供だって勉強が好きになるはずがないのです。
ですからどんな勉強でもいいです。
親がまず率先してやってみてください。
そして、学ぶことの楽しさをお子さんと一緒に味わって欲しいです。