小学校の低学年といえば、まだそれほど勉強の内容は難しくありません。
それなのに、勉強ができない子供がいるのはどうしてでしょうか。
低学年で勉強ができない子供には特徴があります。
もしもお子さんがその特徴に当てはまるなら、それに応じた対策をしていけば勉強は出来るようになりますよ。
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低学年のうちから勉強できない子供の4つの特徴
低学年から勉強ができない子供には、このような特徴があります。
先生の話を集中して聞いていない
授業中に気もそぞろで、先生の話をきちんと聞けていないことが勉強ができない原因の一つです。
低学年の勉強は授業を聞いていれば出来る内容ですから、それが出来ないということは先生の話に集中できていない証拠です。
宿題、復習をしない
低学年なら宿題の量はそれほど多くありません。
そのため帰ってきたら必ずやって欲しいのですが、宿題や復習をせずに怠っていると、その日にやったことの定着がはかれません。
その日にやったことは次の日にはおおかた忘れてしまうものです。
1日に忘れる分は少なくても、それが積み重なっていくと、周りの子との差がどんどん広がってしまいます。
間違いを放置している
宿題や問題集をやった時に、間違いを直して理解できるところまでやっているでしょうか。
宿題はやるだけではダメで理解することが必要ですが、勉強が苦手な子はとりあえずやればいいくらいの感覚で済ませてしまいます。
間違ったところを放置していては、いつまでたっても苦手が克服できません。
語彙が少ない
語彙が少ないと国語だけでなく、将来的にすべての教科に影響が出てきます。
語彙が少ないということは考えるための言葉が少ないということです。
そうなると、問題を深く理解できなくなり、設問が何を求めているのか分からなくなるため、結果的に勉強嫌いにつながってしまいます。
1年生のうちはまだいいのですが、学年が上がるにつれて段々勉強についていけなくなってしまいます。
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親が子供のために出来ること
勉強ができない子供のために親として出来ることは何かを考えていきます。
まずは親が子供の話をしっかり聞く
先生の話を集中して聞けない子は、人の話を聞くという練習をしないといけません。
そのためには、普段の生活の中で、親が子供の話をしっかり聞いてあげるというところから始めてみましょう。
人の話を聞ける子になるには親子のコミュニケーションが何より大事なのです。
今日学校であったことなど、子供としっかり向き合って話を聞いてみてください。
家事をしながら、テレビを見ながらではなく、子供の目を見てきちんと話を聞きます。
自分の話をちゃんと聞いてくれる、自分を受け止めてくれると思えば、自然と子供は親の話も聞くようになります。
一方的ではない会話が楽しめるようになれば、先生や他人の話も聞けるようになりますよ。
宿題は必ずやるよう声掛けする
復習の意味でも、宿題はその日のうちに必ずやりましょう。
学校から帰ってきてすぐにやれば、10分もあれば終わる量です。
それを放置したり、ためるからやるのが面倒になってしまいます。
出来れば夕食の前に終わらせるなど、毎日のスケジュールに組み込んでみてください。
やっていなければ「ご飯の前に宿題やっちゃおうか?」などの声かけが必要です。
この時に「早く宿題やりなさい!」と怒るのは逆効果。
勉強が嫌いなのですから。
それよりは、「今日の宿題は何?一緒にやろうか?」とそばに行ってあげるなど、頭ごなしに怒らないようにしましょう。
テレビを見たりゲームをやるのは宿題を終わらせてからにするなど、子供と相談してルールを作るのも大事です。
間違い直しを一緒にする
間違えることは悪いことではありません。
どこが分からなかったのか、何を間違えたのかをはっきりさせ、次に間違えないようにするにはどうすればいいかということを考えることが大事です。
間違いは直せばいいし、理解できればいいので、正解が分かるまで根気よく取り組んでください。
そのためにも、「なんでこんなところを間違えるの!」なんて親が怒ってはいけません。
一緒に本を読む
語彙を増やすには読書が一番。
でも勉強が嫌いな子にいきなり本を読みなさいといっても、なかなか行動に移せないと思います。
子供に本を読ませたいと思ったら、親も一緒に読書をしましょう。
本を読むって楽しい、この本はこんな風に面白いよ、と話してあげれば、子供も段々興味を示すでしょう。
本を読む習慣は大人になってもとても大切なことなので、子供のうちにぜひ本好きにして上げてください。
子供が大好きなことを見つけよう
大好きで時間を忘れて没頭できること、夢中になれることを探してあげてください。
そのためには、子供が興味を持ったことにどんどんチャレンジさせてあげることです。
なぜ大好きなことが必要か。
その興味がどうやって広がっていくか分かりませんし、好きなことだったら勉強しても苦にならないからです。
漢字のドリルをやるのは苦痛でも、虫の図鑑を読むために漢字を調べるなら楽しみながら出来るでしょう。
勉強は本来とても楽しいことのはずです。
知らなかったことが分かるようになるのはとても楽しい。
その楽しさは、好きなことから生まれてきます。
低学年のうちは学校の勉強に限らず、子供が好きだと思うことをたくさんやらせ、そこから勉強につなげてあげるといいでしょう。
まとめ
小学校に入るとこれまでとは違った心配事が後を絶ちません。
勉強の出来、不出来は特に気になるでしょう。
しかしこの時期は頭の良さというよりも、家庭での親子のコミュニケーションが非常に大事な時期です。
親の接し方一つで子供の学力はどんどん伸びます。
焦らずに、一つずつ出来ることからやっていきましょう。