勉強でもスポーツでも、我が子の能力をぐんぐん伸ばしたいと思う親御さんは多いですよね。
小さい頃は、子供の能力にあまり差は感じませんが、小学生になると何となくわかってきます。
あの子はすごく勉強ができるとか、あの子はスポーツが得意だとか。
そしてそのまま伸び続けていく子と、逆に伸び悩んでしまう子には少し違いがあるようです。
そこで今回は、伸びる子供の特徴と、どうすれば子供を伸ばすことが出来るのかということについてまとめました。
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伸びる子供はどこが違う?その特徴5つ
伸びる子供には共通した特徴があります。
人の話を素直に聞く
素直であるということは伸びるために重要にな要素で、例えば人に「○○しなさい」と言われた時に、素直な子はとりあえず言われた通りにやってみます。
自分でやってみた上で、「これはなぜだろう?」「どうしてこうやるんだろう?」などの疑問が次々にわいてきます。
しかし素直でない子は、以下のようになります。
やる前から「こんなのつまらない」と文句を言う
わからないのにわからないと言えない
自分の間違いを認められない
言われた通りにやらない、できない
これは大人に置き換えてもわかると思うのですが、皆さんの周りにそのような人はいませんか。
「この人、仕事できないな」と思うような人は、素直でないことが多いと思います。
ですから、子供の時から素直で人の話をまずは受け止めるということは、今後伸びていくために非常に重要な要素です。
生活のリズムができている
生活習慣と成績には大きな関係があります。
成績上位者に、毎日夜更かしし、朝寝坊し、遅刻ばかりしている子はいません。
寝る時間が不規則ですと、しっかりと睡眠が確保できないので疲れも抜けませんし、朝ご飯もしっかり食べられません。
そのような状態で学校の勉強に集中できるでしょうか。
伸びる子はぐっすり眠り目覚めもよく、朝食もしっかり食べている子が多いです。
ですから午前中の授業をスッキリとした頭で聴くことができます。
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なんで?どうして?と疑問が多い
伸びる子供は素直であると同時に、聞いたことに対して疑問を持つことが多いようです。
例えば、三角形の面積の出し方を「底辺×高さ÷2」と教えると、普通の子は「そのまま公式を覚えればいいんだ」と思ってしまいますが、伸びる子は「なんで2で割るの?」と疑問を持ちます。
教えられたことをただ覚えるだけではなくて、しっかり理解しようという気持ちがあるので、自然と「なぜ?」「どうして?」と疑問がわいてくるのですね。
国語力がある
母国語を操る力はすべての教科の基本になります。
伸びる子はには国語力があり、
自分の意見や考えを適切に伝えられる
相手の言うことを的確に理解できる
説明が上手にできる
などの特徴があります。
学習した内容は、そのままにしておくと「わかったつもり」になっていることが多いものですが、自分の言葉で説明できるようになると「本当の理解」ができるようになります。
ですから、国語力がある子は、習ったことを「自分の言葉で説明する」ということが上手ですし、そういった練習を積んで学習した内容を定着させることができます。
自主的に動く
伸びる子供は、主体的に動きます。
つまり、自分の意思で、自分から動く子が多いです。
親や先生の指示を待っているのではなく、自分が今何をしなければいけないかということがわかっています。
朝、自分で起きることはもちろん、宿題などもいちいち言われなくてもさっさと済ませてしまうタイプが多いです。
伸びる子供の親の共通点
伸びる子供の家庭や親にも実は共通点があります。
子供を褒めるのが上手
子供はパパやママに褒められるのが大好きです。
頑張った時に褒められると、どんどんやる気がわいてきます。
褒めることが上手な親御さんはタイミングを見逃さず、その子が頑張った時に「よくやったね」と褒めてあげることができます。
また、失敗した時でも、怒ったりしないで「よく頑張ったね。大丈夫、きっとできるようになるよ。次もまたがんばろうね」と子供に安心感を与えます。
成功も失敗もしっかり受け止めてあげられるので、子供には困難なことにも挑戦しようという向上心が生まれます。
イライラしていない
伸びる子供の家庭には「楽しい」雰囲気があります。
親がいつもイライラしていたり、怒鳴り散らしているというようなことはありません。
いい雰囲気の中で育っているから、子供の気持ちも安定していますし、勉強に集中できるのです。
子供の力を伸ばすにはどうすればいいか?
では、伸びる子供の特徴や親の共通点を踏まえて、子供の能力を伸ばすためにはどうすればいいのかを考えてみましょう。
失敗を恐れない
子供が成長するためには失敗の経験が欠かせません。
失敗や間違いから、多くのことを学ぶことができるからです。
実際、失敗した時にはショックを受けるでしょうが、その経験が多いほど心も強い子になります。
失敗したことから「この方法ではうまくいかない」ということを学び、「ではどうすればいいのだろう?」という「考える力」が育ちます。
この思考力を小さいうちにしっかり身につけておくと、大きくなってぐんぐん伸びるようになるでしょう。
ですから、子供に何でも正しい答えを教えないことです。
正しい答えを知っていることが良いことではなく、間違えてもいいから自分で試行錯誤をしながら答えを導きだすことが大事ですから、親が何でも先回りしてはいけません。
何でも手を出さない
子供に任せるよりも、親がやってしまってあげた方が早いことはたくさんありますね。
身支度もそうですし、机の上の片付けも、子供がいない間にさっさとやってしまう親御さんが多いのではないでしょうか。
しかし、やってもらうことが当たり前になってしまうと子供の自主性が育ちません。
机の上を片付けるのは自分が勉強しやすくするためですし、身支度を早くするのは余裕を持って登校するためです。
全ては将来の自分のためなのですから、親があまり手を出してしまってはその子のためになりません。
ですから、「次は何をするんだっけ?」と声かけをするくらいならいいですが、あまり手取り足取り、過保護にならないようにしたいものです。
伸びる子供の特徴・まとめ
伸びる要素を生まれつき持っている子供もいますが、やはり親の影響は大きいものです。
幼い時は仕方がありませんが、小学生にもなれば、親は手を出さずにじっと見守る、また、必要な時だけ声をかけるといったように、段々役割にも変化が出てきます。
子供のやる気を引き出し、能力を伸ばしていけるように、たくさん褒めて、そして適度な距離感で見守ってあげたいですね。