活発で好奇心旺盛。
何でも「これはなに?」「どうして~なの?」と質問ばかりしてきて、手を焼いている親御さんも多いのではないでしょうか。
でも好奇心は子供にとってとても大切なものです。
むしろ、もっと引き出してあげた方がいいです。
今回は好奇心旺盛な子供のメリットや、どうすれば好奇心旺盛な子供に育てられるのかということについてお話しします。
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好奇心旺盛な子供のメリット
好奇心が旺盛だということは、何でも自分からチャレンジし、わからないことでもやってみる気持ちを持っているということ。
ですから、その子の可能性がどんどん広がっていくのです。
自分から勉強するようになる
好奇心が旺盛な子供は「知りたい」という欲求が強いです。
自然と「これはなんでだろう」と考えるクセがついていますから、親が言わなくても自分から調べることができるのです。
自分で調べてわかれば楽しいし、さらにそこから疑問が出てきて深く学ぶということもできます。
前向きな子が多い
好奇心を持っていると、失敗さえも自分の糧にする力が身につきます。
うまくいかなければ、「どうしてうまくいかないか」ということを考えることができるので、ちょっとの失敗くらいではへこたれません。
一つ克服すればまたやる気が出て、常に前向きな気持ちでいられる子が多いのです。
いつも楽しい
好奇心旺盛な子供にとって、世界は知りたいことで溢れています。
わからないことを知ること自体が楽しくて仕方ないので、いつでも楽しい気分でいられます。
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子供の好奇心を育てるために親ができること
子供は経験していないことが多いので、本来は好奇心旺盛なもの。
周りは未知のものだらけなのですから、「なんだろう?」と思うのが普通。
しかし、親の接し方次第でその好奇心を封じてしまうこともあるため、うまく好奇心を引き出すための接し方を心がけたいものです。
親が何でも教えない
子供が「これはなんで?」と聞いてきた時に、幼いうちは答えを教えてあげてもいいでしょう。
しかし、小学校に入ったら、自分で調べるというクセもつけたいですね。
せっかく疑問を持っているのですから、親子で一緒に調べてみましょう。
答えを教えてしまうよりも、自分で苦労して調べた方が覚えますし、何より「自分で調べてわかった」ということが成功体験として蓄積されていきます。
親からの問いかけも必要
子供の好奇心を引き出すには、親からの問いかけも大切です。
親の方から「これ、なんだろうね?」と問いかけることで、子供は考え始めるでしょう。
正しい答えを期待する必要はなく、何に対しても「これは何だろう?」と考えるクセをつけること、またわからないことを調べてみることはおすすめです。
あちこちに連れて行こう
あちこちに連れて行くといっても、何も遠出する必要はありません。
図書館に行って一緒に本を読むのでもいいし、たまには博物館や美術館に行くのもいいでしょう。
もし近くに自然が溢れる場所があるのなら、一緒に虫を探したり、草花を摘んだりするのもいいですね。
自分の手で触れ、耳で聞き、においを感じるという体験はとても大切です。
家でゲームをすることも楽しいことだと思いますが、できるだけ多くのことを実際に身体で体験することで、子供の様々な感覚が磨かれてゆきます。
やりたいと思ったことは何でもやらせてみる
子供が興味を持ったら、とりあえず何でもやらせてみましょう。
やってみなければわからないことはたくさんあります。
興味を持ったことを習い事としてできるなら、なおいいですね。
とにかく体験させてみましょう。
親から見た時に「それはどうかな」と思うようなことでも、大人の尺度で「ダメ」と決めつけてしまってはいけません。
子供と一緒に何でも楽しんでみよう
子供の好奇心を引き出すには、親が一緒に心からその瞬間を楽しむことだと思います。
好奇心が旺盛だと将来勉強するようになるとか、親にとってのメリットだけを考えて無理に興味を持たせようとしてもなかなかうまくいきません。
一方的に「これはおもしろいよ」とすすめても、子供の心はついて来ないでしょう。
そうではなくて、一緒に出かけた公園で思い切り遊ぶとか、1冊の本について感想を語り合うとか、自分もその瞬間を子供と一緒に楽しむことで、子供も自然と人生を楽しむ姿勢が身についていきます。
自分の人生を楽しもうと思う気持ちが好奇心となって現れてくるので、まずは親自身が自分の人生を思い切り楽しむ!ということを見せてあげてください。
好奇心の現れ方はその子次第
「なんで?どうして?」と言葉や態度に出さない子もいます。
身体を動かすことが好きな子もいれば、静かに絵を描いたり、本を読んだりすることが好きな子もいます。
好奇心の現れ方はその子次第なので、「好奇心=活発」というわけではありません。
好奇心旺盛というと、目をきらきら輝かせて、何でも質問してきたり、活発に動いて外に出たり、というイメージがあるかもしれませんが、静かな好奇心で色々な疑問が頭の中で渦巻いている子もいます。
自分で何かしようとしているならじっと見守り、時に助け舟を出すなど、その子に合ったやり方で好奇心を高めてゆけると良いですね。
好奇心旺盛な子供のメリットや育て方・まとめ
うちの子は好奇心が旺盛で疲れるという親御さんもいれば、好奇心が乏しくて心配、という親御さんもいるでしょう。
小さいうちから旺盛ならそれは素晴らしいことですし、まだ見えていなくても、これから様々な体験をすることで徐々に引き出されてゆくと思います。
子供は元々好奇心が旺盛な生き物です。
「ねえ、これどう思う?」など、問いかけをたくさんして、親子で色々考えることを楽しんでみてください。