小学生のLINE(ライン)のトラブルが増えています。
特に女子は、通常でも人間関係が複雑であるにも関わらず、そこにLINE(ライン)というツールが加わることでさらに複雑になってしまいます。
小学生女子のライン使用の実態はどうなっているのでしょうか?
トラブルの原因などを知り、親が子供を守るにはどうすれば良いのかを考えてみます。
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小学生のLINE(ライン)トラブル
小学生の高学年ともなると、最近ではスマホを持っている子も珍しくありません。
そこで小学生ならではのトラブルが起きてしまうのですが、スマホ自体が悪いわけではなく、その使い方に問題があります。
中でもLINE(ライン)はトラブルが急増中のアプリでもあります。
1人だけ仲間はずれにされる
LINE(ライン)という顔の見えない世界では、安易に仲間はずれができてしまいます。
仲間はずれにも2種類あるようです。
1人だけ仲間はずれにして他の友達同士でグループを作る
元々あったグループで、1人を除いてみんなが退会してしまう
一人一人とやり取りしているよりも、グループになるとトラブルが増えそうですね。
ラインを利用したいじめが起こる
ラインのグループ内で、直接文句や悪口を言われることも小学生にとってはショックが大きいものです。
きっかけは学校生活の中でのこともありますし、ラインの中でのやり取りがトラブルが原因となることもあるようです。
悪質なものの例としては、わざと既読をつけないとか、グループのみんなで遊ぶ約束をしたのに、待ち合わせの場所に誰も現れないという直接的ないじめに発展することもあるようです。
既読スルーが原因のいじめが起こる
LINE(ライン)では、メッセージを見ると「既読」がつきますが、読んだのに返事をしなかったということを理由にいじめに発展してしまうこともあります。
いじめられないために、スマホから目が離せないといった状況になってしまうと、勉強にも差し支えが出てきてしまいます。
見ず知らずの大人とつながってしまう
LINE(ライン)では、プライバシー管理を徹底しておかないと、個人情報が漏れてしまい、見ず知らずの大人といつの間にかつながってしまう危険性があります。
そこから犯罪に巻き込まれないとも限らないので、子供の知識だけではどうしようもないところは大人が管理しなくてはなりません。
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子供をラインのトラブルから守る7つの方法
子供同士のトラブルだけでも解決が大変ですが、犯罪に巻き込まれてしまったら本当に困ります。
子供を様々なトラブルから守るにはどうしたら良いのでしょうか。
プライバシーの管理方法といじめから子供を守る方法を考えましょう。
電話帳から自動登録にしない
初期設定では「友達自動追加」がオンになっているので、電話帳からラインに自動登録になるように設定されています。
このままにしておきますと、LINE(ライン)でつながりたくない人とも自動的につながってしまいますからオフにしましょう。
電話番号から追加されないようにする
友達設定の中に、「友達への追加を許可」というボタンがありますが、ここがオンになっていると、電話番号で検索が可能になってしまいます。
本人が追加したくなくても相手が電話番号を知っていれば追加できてしまうので、ここもオフにします。
ラインのタイムラインを非公開にする
タイムラインは、初期設定のままですと全体に公開するようになっています。
そのままですと友達以外の人にも表示されてしまう可能性があるので、ここのチェックを外します。
また、公開の範囲を自分のみか友達までにするかも考えてください。
アプリからの情報アクセスを拒否する
ラインのプライバシー管理のところに、「アプリからの情報アクセス」という項目がありますが、初期設定では「常に許可」になっています。
そのままにしておくと、友達の外部アプリから個人情報が流出する可能性があるので、ここを「拒否」にしておきます。
トーク内容を保護する
ラインにはメッセージを暗号化する機能がついていて、プライバシー管理の中に「Letter Seraling」という項目があります。
これをオンにしておくと暗号科通信システムを通るので、トーク内容を保護することができます。
既読スルーいじめ防止にスタンプ
既読スルーがまずい場合は、何らかの反応をしておきましょう。
正直、コメントしづらいことを言われた時に、なんて返事をしようかと大人でも考えてしまうことがあると思います。
そんな時は、「読んだよ」ということがわかるようにスタンプを送ってみてください。
対話を大事にする
なぜそんなライングループの狭い世界でいじめが起こるのかといえば、直接的な会話が不足していることも一因に挙げられます。
普段からしっかり目と目を見て会話をしていれば、言葉足らずだったとしても、血の通ったコミュニケーションができます。
もしも自分の子供がラインでのいじめにあってしまったら、それは友達関係を見直すいい機会だと話をしてあげましょう。
スマホを持っていない子もいますし、持っていてもLINE(ライン)を使っていないという子もたくさんいます。
ライングループを作らなくてもつながることができる友達を探すきっかけになるかもしれません。
子供に教えるべきSNSの使い方とルール
スマホやインターネットは便利なものですが、子供のうちは、トラブルがつきものです。
ルールや気をつけるべき点をしっかり理解した上で使わないと、辛く悲しい思いをすることになります。
ラインに限らず、使い方によっては思わぬトラブルがあるのだということを、きちんと話してあげる必要があります。
「なりすまし」があることを教える
ライン掲示板などで、安易に「友達になってください」などと自分のQRコードを教えてしまう子がいますが、これはとても危険です。
掲示板などインターネットの世界では、顔が見えませんから、必ずしも全員が本当のことを言っているとは限りません。
小学生、中学生のフリをした悪意のある大人はたくさんいるということを子供に教えてください。
文字ではなく言葉で伝えるよう教える
物事の大切なこと、自分の気持ちや真意は、文字だけで相手に伝えることは、大人でも相当難しいです。
それは、アイコンタクトや顔の表情、声のトーンなど、文字以外の部分で伝わることがたくさんあるからです。
文字には感情を込めづらいので、書き方によってはものすごく冷たく感じてしまうこともあります。
本当はそういう意図ではないのに、文章力が足りないために、相手に勘違いをされてしまうことも多くあります。
また、日本語は一つの言葉でも色々な意味がありますので、文字情報だけでは相手が誤解してしまうこともありますね。
誤解を招かないためには、自分の言いたいことを事細かに書く必要があります。
もし自信がなければ、直接電話をして話す、会って直接話すなど、直接コミュニケーションをする場を設けましょう。
「その事について、明日話します」とメッセージをすれば良いと思います。
トラブルを防止するためには、たとえ対話が面倒だとしても、一つ一つ確認しながら会話をするのが安全でしょう。
小学生女子のライントラブル対処法・まとめ
顔の見えない世界だからこそトラブルが起きやすいSNSツールですは、便利な機能は大いに利用しても良いのですが、使い方を間違えるとイヤな思いをすることになります。
スマホの向こう側には生身の人がいるということを忘れずに、道具に振り回されないようにしたいものです。