脳の鍛え方

論理的思考の身につけ方【論理的思考力を鍛えるディベートのすすめ】

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これからの教育は、知識詰め込み型の教育ではなく、知識活用型の教育へと移っていきます。

 

今後の学校教育の場では、例えば、得た知識をから何かを生み出したり、分析して何かを導き出したりすることが求められてゆきます。

 

AIにはできない、人間ならではの力を伸ばすこと、つまり、「思考力、情報分析力、判断力、創造力、表現力」などを身につけてゆくことに重点が置かれてゆくでしょう。

 

今回は、その中でも重要な、論理的思考力を鍛えるための方法として、「ディベート」に焦点をしぼってお伝えしたいと思います。

 

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ディベートとは?

ディベートとは、1つの論題について、肯定側と否定側に分かれて議論を戦わせ、その戦いを見て、審判(ジャッジ)が勝者を決める言論で戦う試合です。

 

肯定側と否定側の立場は、試合の直前にくじ引きで決めるため、自分の意見とは関係なく、肯定側も否定側どちらの側に立っても議論を展開できるよう準備しておく必要があります。

 

論理性が重要で、話の一貫性が崩れたり、話の内容に矛盾が起きたり、また、主張するための根拠が弱いなどの判断材料を比較して、ジャッジは勝敗を決めます。

 

ディベートで鍛えられる5つのスキル

1回ディベートの試合を経験すると、驚くほどあらゆるスキルが必要なことに気づかされます。

 

ディベートによって鍛えられる主な5つのスキルです。

 

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傾聴力

ディベートでは、相手の意見をしっかり聞き取ることが求められます。

 

そのために、ディベート試合では、専用の用紙を使って、相手の話を聴き洩らすことのないようにメモを取りながら傾聴します。

 

聞き取った内容は、自分たちの主張するための材料になりますから、真剣に耳を傾ける必要があるのです。

 

メモを取りながら、相手の話を真剣に聞くというスキルは、大人になって社会人としてやってゆく上でも、大変重要なスキルです。

 

表現力

ディベートでは、試合参加選手の一人一人が、相手チーム全員とジャッジに対して話す機会が設けられています。

 

言いかえれば、聴衆に向かって、わかりやすく話す機会が与えられています。

 

もごもごと声がこもるような話し方では、相手に聞いてもらえませんし、アイコンタクトを取らずに棒読み状態で話していても説得力が出ません。

 

ですから、大きな声で、はっきりと、わかりやすく論理的に伝える話し方のスキルや表現力がおのずと磨かれてゆきます。

 

論理的思考力

ディベートでは、論理的な一貫性が崩れてしまうと、試合で負けてしまいます。

 

自分のチームの主張の根拠となること、主張の理由が明確で矛盾せず、一貫性がなければなりません。

 

つまり、論理的な思考力が最も鍛えられる場であります。

 

また、相手のチームの矛盾を指摘したり、相手チームの主張を崩すための根拠を探したりと、論理に対して論理で戦うことで、話の筋道をわかりやすく構成し、一貫性を保つスキルが身につけられます。

 

正しい情報の収集力

1つの立場の意見を主張するためには、根拠となる情報が必要となります。

 

例えば、「〇〇は、△△だ。なぜなら、このような事実があるからだ。」

 

事実であったり、証拠であったり、主張を裏付けるための「根拠」を探す必要性があります。

 

この事実や根拠があいまいなものであったり、信用できない情報源からのソースであったりすると、主張が簡単に覆されてしまいます。

 

ですから、インターネットで見つけたような怪しい情報を根拠にすることはできません。

 

政府が発行しているデータなど、間違いのない資料を収集する力が身につけられます。

 

情報分析力

情報は、収集しただけでは、膨大な量の資料が山積みになるだけですから、これを分析したり要約するスキルが必要となります。

 

たくさん資料を収集したが、要するに、何が言いたいのか、一言でまとめるとどういうことなのか?といった頭の中での作業が重要となります。

 

多くの情報やデータなどから、自分の主張のために有効な部分を抽出して、情報を取捨選択して、本当に核となる部分を取り出すスキルが磨かれます。

 

ディベートで得られる5つのメリット

ディベートを通して、さまざまなスキルが磨かれますが、その他にも得られるさまざまなメリットがあります。

 

「なぜ?」と問う習慣

ディベートを経験すると、普段から、さまざまな論題に対して興味をもつようになります。

 

新聞やテレビ、インターネットなどで流れてくるニュースなどに興味が湧き、なぜこのような事態が起こったのだろうか?と疑問をもったり、調べたりするようになります。

 

賛成と反対の両面からアプローチすることは、物事を客観的に見る上で、非常に有効です。

 

普段から「なぜだろう?」と考える習慣が身につけば、自然と論理的思考力も鍛えられてゆきます。

 

自分の意見を持つ習慣

世界の他の国々の人と比べると、日本人は、人と異なる意見をもつことに不安を感じてしまうという特徴があります。

 

自分はこう思うけど、他の人が違う意見だったら嫌だなあとか、他の人の意見に従っておこう、と考える人が多い傾向にあると思います。

 

しかし、ディベートでは、1つの論題に対して、肯定側の意見と否定側の意見の両方の主張をする機会を与えられます。

 

さまざまな角度から論題に対して考える習慣が身につきますので、自分の意見を持つ習慣も自然と身についてゆくようです。

 

チームワーク

ディベートはチーム戦ですから、チームワークの良いチームが有利です。

 

失敗したメンバーがいれば、それをカバーするために他のメンバーが補うといったチームワーク力が強まります。

 

また、試合までの準備段階で、絆はどんどん深まってゆきます。

 

意見を異なる相手に対する敬意

ディベートの試合では、勝者と敗者が決まった後、負けた方はもちろん落ち込むのですが、お互いに敬意をもって握手などをして試合を終えます。

 

試合後も、意見交換をしたり、相手の良かったところを伝えるなど、交流が生まれたりすることもあります。

 

ディベートでは、試合前のくじ引きで肯定側か否定側かが決められるため、自分の本来の意見とは反対の主張をすることも多々あるわけです。

 

ですから、おのずと意見の異なる相手に対しても、敬意や尊重の気持ちが芽生えてきます。

 

相手の意見を尊重するという姿勢は、将来社会人になっても役立つものの1つですね。

 

礼儀正しい態度

ディベートでは、人前で話す機会が与えられますが、話し方や態度が悪いと印象が悪くなり、伝わるべき内容も伝わらなくなってしまいます。

 

ディベートの選手は、常に礼儀正しい態度で、喧嘩腰にならないよう印象が良くなるように努めますので、普段の生活においても、礼儀正しさというものは生かされてゆきます。

 

論理的思考を鍛えるディベートのすすめ・まとめ

論理的思考力を鍛えることは、これからますます必要とされるでしょう。

 

1人で論理的思考力を鍛えることもできるかもしれませんが、できれば機会を作って、ディベートを行うことをおすすめします。

 

相手を論破して勝ち負けを決めるというディベートは、試合が終わった後に雰囲気が悪くなるのではないか、と思われがちですが、実際は逆です。

 

相手の意見を尊重する姿勢が身につきますので、将来、意見の異なる相手に出会って議論をすることがあっても、相手の意見を尊重することができるようになるでしょう。

 

今後の社会で役立つスキルがたくさん身につくディベート、ぜひ、1人でも多くの方に興味をもっていただけると嬉しいです。

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ヨッシー

現在、そろばんスクールにて園児から小学生までの、珠算と学習指導をしています。情熱と指導力は誰にも負けない40代の熱血そろばん講師です!

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