論理的思考能力の必要性は感じているものの、具体的にどうすれば論理的な思考力が身につくのかわからないと迷っているパパとママへ。
そんなに難しく考えなくても大丈夫です。
日々の親御さんの意識的な声かけのやり方次第で、論理的思考はしっかり身についてゆきます。
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論理的思考能力の鍛え方
論理的思考は、一朝一夕に身につくものではありませんが、日々の心がけ次第で、徐々に身につけてゆくことが可能です。
要するに、普段から意識して頭を使うということが大切です。
自分のことは自分で考えさせる
親が先回りして、ああしなさい、こうしなさいと指示してしまっていては、論理的思考が身につきません。
論理的に考える力は、勉強だけでなく日々の生活の中からも身につけることができます。
例えば、子供自身のスケジュールを自分で考えるように働きかけてみましょう。
宿題、家庭学習をしなければいけないのだが、遊びたい。
両方を叶えるにはどうすれば良いのか?
学校から帰ってきたらすぐに勉強した方がいいか?
おやつを食べたら勉強するか?
勉強の時間はどのくらい?
テレビは何時から見る?
ゲームはどのくらいしてもいい?
家に帰ってきてから寝るまでどのくらいの時間があるのか、その限られた時間をどう振り分けると自分の願望を叶えられるのか。
それを自分で考え、実行させるようにしてみてください。
小さいうちは一人で全て考えるのは難しいかもしれないので、少しサポートしてあげましょう。
子供の話をゆっくり最後まで聞く
人は思ったり、考えたりするだけでなく、誰かに向けて話をすると自分の思考を整理できます。
ですから、論理的思考を育てるには、人に説明することがとても有効です。
でも1人でスピーチするわけにもいかないので、パパやママが子供の話をしっかり聞いてあげてください。
- どうしてそう思ったの?
- どうしてそうしてみようと思ったの?
- やってみてどう思った?
時折、上記のように、感想や考えなどを聞いてみてください。
改めて質問をされないと、「考える」習慣はなかなか身につきません。
ですから適切な声かけをすることで、話をしながら自分で「なんでだろう」と考える習慣を身につけてゆくことができます。
自分で答えを見つさせる
子供には失敗して欲しくないと思うものですが、失敗から立ち上がる力を身につけさせるためにも、自分で答えを見つけることができるようにしてあげたいものです。
そのためには、親が何でも教えてあげてはいけません。
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最初に「どうしたいのか」結論を考えさせる
物事がうまくいかない時、「なんで!」「どうして!」とイライラしても仕方ありません。
何も考えずに答えは出てきませんから、その状況から脱却する方法を一緒に考えます。
物事がうまくいかない時などは、次のようなことをはっきりさせます。
自分はどうしたいのか?
何を知りたいのか?
自分が求める結論は?
何を目的にしているのか?
そこを確認し、逆算していく考え方を身につけさせます。
そうすることで論理的に問題を解決していく力が身につきます。
もし~だったらどうかな?と逆の立場も考えさせる
物事にはメリットとデメリット、どんなことにも必ず良い面と悪い面があります。
子供が「こうしたい!」と言った時、子供の意思を尊重するのはもちろん大事ですが、子供はプラスの面、自分に都合の良い面しか見ていません。
時には親がマイナスの面も指摘して、「こうなったらどうする?」と考えさせることも必要です。
何事にも不測の事態がありますし、思ったように物事が運ばないことは、世の中にはたくさんあります。
でも最初に、マイナス面、デメリットがあるのだということを知っておけば、どんな結果になっても対応できる力が身につきます。
そのためには、何かをする前に自分でそれを分析できる力が必要なのです。
わからない事は調べる習慣をつける
勉強をしている時、テレビを見ているときなどでも、子供がわからないことがたくさん出てくると思います。
そんな時、「なんで?」と聞かれても、答えをすぐに教えないことです。
「わからない事は調べる」という習慣を身につけてもらいたいからです。
調べ方はさまざまですが、自分で調べるクセがついていないと大人になっても調べ方すらわからないということが起こります。
調べ方ですが、参考書など書籍があればそれが一番良いですが、インターネットで調べる時には注意が必要です。
それは、言葉を入れて検索した時に一番上に出てくるサイトの情報が正しいとは限らないからです。
- どのようなサイトなら情報を信用できるのか
- 色々な意見、考えを収集することが大事
など、調べ方に関する注意点は親御さんの方から教えてあげてください。
論理的思考トレーニングのために親ができること
具体的にどうやって言葉をかけたらいいか分からない場合は、次の言葉をかけてみてください。
オープンクエスチョンで質問する
オープンクエスチョンという質問は、「はい」や「いいえ」で答えられない、説明を必要とする質問です。
英語でいうところの「5W1H」に当たりますが、「いつ」「どこで」「誰」「何」「なぜ」「どうやって」などを使って質問する方法です。
- それは、いつどこで起こったの?
- 誰と何をしたの?
- それは例えばどういうこと?
- 何か例を出して教えてくれる?
- それはどういう意味かな?
- どうしてそう思ったの?
- どうすればいいと思う?
- 今ま話したことをまとめてみるとどういうことかな?
例を考えるというのは、わかりやすい説明をする時にとても役に立ちます。
自分の主観だけでなく、相手にわかるように具体的な例を出して話す練習をすると、抽象的な話であっても伝わりやすくなります。
また、長々と話した後に要約させてみると、話をまとめる力も身につきます。
話をまとめるには筋をしっかり理解していないとできませんので、論理的思考を身につける良い訓練になります。
きちんとした言葉を使わせる
家族であれば、全てを話さなくても、必要最低限のことだけで話が通じますから、ものすごく省略された話し方をしていると思います。
「ママ、お茶。」などと言いますが、お茶をどうしたら良いのかわかりません。
お茶が飲みたいなら「ママ、お茶が飲みたいから冷蔵庫から出してくれる?」と、ここまで言って初めて何をして欲しいのか相手に伝わるわけです。
しかし、普段から単語だけで話すクセがついてしまっている、学校など家庭外の場所で、いざ文章で話そうとしてもうまくできません。
学校では、「先生、宿題。」とだけしか言えない可能性がありますね。
先生は、これだけの情報では、宿題を提出したいのか、宿題を忘れたのか、理解することはできません。
家でやっていることは外でも出るし、家でできないことは外でもできません。
家の中でも、家族に対してでも、きちんと話す習慣を身につけさえましょう。
「ママ、お茶」と言われたら、「お茶がどうしたの?ママはお茶じゃないよ」と言って、何をしたいのかきちんと説明するまで動いてはいけません。
学ぶ楽しさを一緒に感じる
論理的思考は、自分で筋道立てて考え、自分なりの答えを見つけていく作業です。
考えることで、それまで知らなかったことがわかるようになる、新しい知識を得るという、とても楽しいおまけがついてきます。
親が手を出さずじっくり見守ったり、一緒に調べて答えを見つけるというのは、今しかできない子育ての醍醐味だと思います。
論理的思考を身につけさせないと!とあまり堅く考えずに、わかることを一緒に楽しもうという気持ちでいると、自然と論理的思考が身についていくと思います。
論理的思考のトレーニング方法・まとめ
論理的思考のトレーニングには時間がかかりますが、実際にやってみると楽しいものです。
大人も子供と一緒にやることで頭が柔軟になりますし、家族間のコミュニケーションも円滑になるのではないでしょうか。
将来、自分で考えて生きていける人間にするためにも、普段の言葉かけに気をつけたいですね。