我が子の成績を向上させたい、勉強ができるようになって欲しいと思うパパとママは多いと思います。
それならば、知識を詰め込む、長時間勉強させるよりもまずは家庭環境を整える方が先かもしれません。
家庭環境が悪いことが原因で、子供が勉強ができないことが多いからです。
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子供が勉強できない家庭環境
家庭環境が悪いことは、「お金がない」ということではありません。
子供が勉強をできるかできないかは、そのような単純な問題ではありません。
確かに、お金があれば、塾に通わせたり、偏差値の高い私立学校に通わせたりということができるかもしれませんが、子供の学力にはお金ではなく親の関わり方がとても大切です。
家庭環境が悪いことが子供のやる気をそいでいるのかもしれません。
勉強ができる環境を整えていない
勉強に集中するには、静かで落ち着いた環境が必要です。
部屋を片付け、机の上も整理整頓しておかないと、何からやっていいのかわからず勉強をする気も起こりません。
小学生くらいですと、まだ自分で自分のことを全てできるわけではないので、一緒に整理整頓をするなどして、勉強しやすい環境を整えてあげることがとても大切です。
子供に干渉しすぎる
勉強というのは、子供本人が「自分のためにやろう!」と思ってこそできるようになるものです。
ですから親がすべきは、勉強しなさいと口うるさく言うことではなく、どうしたらやる気が出るようになるかを見極め、その方向に導くことなのです。
子供の意思を尊重し、子供の主体性を育てていかないと、自分から行動する子になりません。
何かと親の意見を押し付けたり、親の言う通りに挿せようとしていたら子供の自主性は育たないので、過干渉は子供のやる気をそいでしまいます。
親が勉強しない、学ぶ姿勢がない
「テレビを見ている暇があったら勉強しなさい!」という台詞はどこの家庭でも聞かれるかもしれないですね。
しかし、そういっている親自身は何をしているでしょうか。家事など家の仕事をしているなら良いと思います。
また、子供が勉強しているなら隣で本を読むなど、一緒に学ぶ時間を過ごすのもいいと思います。
しかし、自分はスマホをいじって遊んでいたりしないでしょうか。
勉強する姿勢のない人に「勉強しなさい」と言われて、子供のやる気は出るでしょうか。
子供に勉強しろと言いながら自分はしない。これでは子供のやる気を引き出せません。
おだてるのと認めるのは違う
最近は「褒める育児」が主流で、何でもかんでも褒めれば良いと思っている親御さんも多いものです。
しかし、褒めるのとおだてるのを勘違いしてしまっているケースも見受けられます。
何とかやる気を出させようとして、理由もなく褒めてしまう。
大人でもそうですが、理由もなくお世辞を言われても居心地が悪いだけで、ちっとも嬉しくないですね。
子供も同じです。
「勉強させようとしておだてている」という親の意図を見透かして、余計にやる気を失ってしまいます。
大事なことは努力したことを認めてあげることであって、ただわけもわからず「すごいわね」とおだてることではないのです。
そもそも家庭学習の重要性がわかっていない
小学生は学校での授業はもちろんのこと、家庭学習の果たす役割は大きいのです。
昼間学校で学んだことを家で定着させるために家庭学習をするのです。
子供はまだそれがわかりませんから、親が声かけをしてあげるなどして家庭学習をするように導いてあげないと勉強をする習慣をつけることができません。
塾に行かせれば勉強ができるようになるのではなく、自分から勉強する習慣をつけさせることが親の役割なのです。
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子供の個性を見極めることが大事
例えば、両親が大卒なら子供大学に行ける頭があるか、というと決してそうではありません。
でも、医者の子は医者だったり、弁護士の子は弁護士だったり、頭の良さは遺伝なのでは?と思うかもしれないですね。
遺伝の要素は全くないとは言えませんが、学力や頭の良さの遺伝はおよそ3割程度といわれています。
つまり、遺伝よりも生まれてからの環境、親の接し方の要素の方がはるかに大きいということです。
子供の個性、適性がわかっているか
子供が100人いれば100通りの個性があります。やる気の引き出し方もその子次第。
どうすればやる気が出るのかという絶対的な答えはありません。
我が子にあった方法を見つけるには、子供の適性を把握することが大切なのです。
もし環境が悪いと思うなら今すぐ見直そう
もしも、今の環境が子供にとって良くないと思ったら、すぐに見直してみましょう。
勉強をする環境を整える
机を片付け、勉強する環境を整えます。
リビングで勉強する場合も同じで、部屋が散らかっていると集中できません。
きれいに片付け、教科書や参考書なども整理して、いつでも勉強できる体制を整えてあげてください。
子供が小学校の高学年くらいなら、一緒に片付けをして、どうすると自分が勉強しやすいかを考えさせるのもいいと思います。
親も一緒に勉強してみよう
小学校低学年のうちは勉強の量もそれほど多くないので、宿題を一緒にやってみたり、終わったら一緒に本を読むなどして、親も一緒に勉強してみてはいかがでしょうか。
高学年になると自分でじっくり取り組むことも必要になってくるので、親はテレビを消して隣で読書をするなど、同じように「勉強タイム」を作ってみるといいと思います。
子供の行動を認めてあげる
ただ褒めているだけでは子供のやる気は育ちません。
毎日漢字の練習しているから、漢字テストで100点が取れたんだね。すごいね。
繰り上がりの足し算が正確にできるようになったね。
など、何がどうできるようになったのか、ということを具体的に認めてあげるとますますやる気になるでしょう。
まとめ
子供の頃、特に勉強を始めたばかりの小学生のうちは、親がどう接するかということがとても大事で、それがやる気に関わってきます。
小さい頃に自分で勉強する習慣がついてしまえば大人になっても自分で考えて行動できる人になります。
今のうちから子供のやる気を育てる環境づくりをしたいものですね。