社会人になっても常に勉強することは必要ですが、仕事のスキルを上げるために資格試験に挑戦する方もおられるでしょう。
そこで大変になるのが勉強と家庭との両立です。
夫婦共働きでしたら、フルタイムで仕事をしつつ、夫も家事や育児を分担しなければいけません。
その忙しい中で自分の勉強時間を確保するのはとても大変です。
今回は、子育てをしながらも勉強時間を確保するためのヒントをまとめました。
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勉強時間を組み込んだスケジュールを立てる
時間が空いたら勉強しよう!と思っていても、多忙な日々の中では、そう簡単に時間は空きません。
時間は作るものなので、1日何時間勉強するのか、最初からそれを考えてスケジュールを組みます。
必要な時間を逆算する
例えば資格試験を受験する場合、受けるまでにどのくらいの期間が残されているのかを考えて逆算していきます。
半年なのか1年なのか。全くゼロの状態から勉強するのか、少しは知識があるのか。
それによって1日に確保したい勉強時間は変わってくると思うので、まずは目標にあわせて勉強時間を割り出してみてください。
例えば、参考書を読んでみて、1章分読んで覚えるにはどのくらいの時間がかかるだろうか、ということを考えてみてください。
読むだけならすぐですが、覚えるとなるとまた違いますよね。
ノートに書いて覚える人もいるし、問題集をやりながら覚えるという人もいると思います。
1冊のテキストをやるにはどのくらいの時間が必要だろう?
これを2~3回繰り返すにはどのくらいの期間が必要だろう?という目安を立てましょう。
そうすると、1日当たりどのくらいの勉強時間が必要なのかが割り出せます。
そこから、1日の中でどこに勉強時間を組み込んでいくのか、スケジュールを立てます。
朝の時間を活用する
朝は家族も寝ていてまだ静かな時間です。
勉強には最適な時間なので、夜遅く帰って来てからやるよりも、ずっと効率的に勉強ができます。
朝は6時くらいから朝食の支度をするとしても、5時に起きれば1時間勉強できますね。
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生活のリズムを朝型にする
夜遅くまで起きているよりも、さっさと食事の後片付けをして、子供と一緒に寝てしまいます。
そして朝は5時に起きて1時間勉強する。
その方が、睡眠時間も削らなくて済むし、頭が一番働いている時間に勉強することができます。
夜10時に寝れば7時間も睡眠時間を確保できるので、十分でしょう。
ちなみに朝はクリエイティブな活動が向いているので、文章を考えたり文章題を解いたりするような勉強をするのがおすすめです。
単なる暗記をしたい場合は、寝る前が向いています。
家を早く出る
家を早く出るのは、勉強はもちろんのこと、通勤ラッシュを避けるというメリットもあります。
1時間早く出られたら、電車の混み具合もかなり違うのではないでしょうか。
もし座れれば、通勤時間中にじっくりと勉強ができます。
また、早朝のオフィスは人も少なく、勉強するには最適です。
オフィスで勉強がしづらい環境であれば、近くのカフェなどでコーヒーを飲みながら本を読んでもいいでしょう。
タイマーを利用する
朝は仕事の始まりの時間もありますから、当然時間が限られているわけですが、その中でもストップウォッチやタイマーを使って、時間を計って勉強するということをおすすめします。
20分でこのページを解いてみよう。
そんな風に時間を決めて勉強を始めると集中力が上がり効率的な勉強ができます。
昼休みを活用する
職場にいる時間も有効活用したいですね。
なるべく外にランチは出ないようにして、できればお弁当を持参して食べ、ないなら買ってきましょう。
そうすれば、30~40分の勉強時間を確保できるのではないでしょうか。
自席で勉強しても良いですし、もし会議室などが使えるなら一人で静かに勉強に集中できると思います。
休日の勉強方法
休日は家族がいるから思うように勉強できない、と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
例えば、子供が昼寝をしている時間が有効活用できます。
年齢にもよりますが、1~2時間は寝てくれるはずです。
それだけの時間があれば、まとまった勉強時間が確保できるでしょう。
また、子供が一人遊びに集中している時間もあります。
パパに「遊んで欲しい」と言ってくることももちろんありますが、子供は一人で好きなことに熱中している時間もあります。
そんな時は隣で本を読むなど、子供の様子も見つつ、勉強することができます。
すき間時間を利用する
家族と一緒にいる休日でも、ずっとべったりしているわけではありません。
5分、10分というすき間時間でも利用して、その積み重ねをしていきましょう。
たった5分でも問題集を見て1問でも2問でも解くことはできるはずです。
子供とお風呂に入った後に、ビールを飲む前に5分問題集を見る
トイレに入った時に問題集を見る
こんな風にちょっとした時間でも有効活用してみてくださいね。
オーディオも有効活用
例えば、英語の勉強のように、音声もあるようなものだと家事をしながらでも聞くことができます。
食事の後片付けをしながら、洗濯物を干しながら、その時間も勉強に充てることができるわけですね。
日本語のテキストであっても、自分で音読したものをスマホで録音し、それを聞くという方法もあります。
読むことだけが勉強ではなく耳から入れていくこともできるので、是非やってみてください。
勉強時間が少なくても諦めてはいけない
仕事をしながら幼い子供の世話もするとなると、まとまった時間がとれないことがよくあります。
特に、子供が病気になったりすると、夫婦が交代で看病しないといけませんし、睡眠時間も削られて疲れてしまいます。
でも諦めないでください。
勉強は「継続」が何より大事です。
たった10分でも20分でもいいので、毎日必ずテキストを開いたり、音声を聞いてください。
予定していた受験日よりも時間がかかってしまうかもしれませんが、それでも続けることが肝心です。
最初に、必要な時間を割り出してみよう!というお話をしました。
しかし実際にやってみたら、予定の半分しか時間が確保できないということもあると思います。
受験を翌年に延期するなど、結果がでるのは先になるかもしれませんが、勉強時間はたとえ短くても毎日勉強を続けていれば、必ず力はついていきます。
家族をおろそかにしてはいけない
子供が小さいと、どうしてもまとまった時間がとれません。
予定通りに行動できないこともあって、イライラしたりすることもあるでしょう。
でも、家族あっての自分です。
家族みんなが元気で、楽しく過ごせるからこそ、それが勉強へのモチベーションになることだってありますよね。
どんな場合でも家族が最優先、それを忘れないでください。
仕事と家事の中で勉強時間を確保する方法・まとめ
家族がいながら自分の時間を確保するのは簡単ではありません。
でも、たとえ短い時間であっても積み重ねていくことで必ず結果に結びつきます。
目標を達成するために少ない時間でも集中して、効率的に勉強を進めていきましょう!