負けず嫌いな子供は、とにかく「勝ちたい!」という気持ちが強くて、負けるとかんしゃくを起こしてしまうなど親としては少し面倒だと感じることもあるでしょう。
でも負けず嫌いなことは決して悪いことではありません。その子の性格として受け入れなながら、さらに伸ばしてくための習い事をさせてみませんか。
スポンサーリンク
負けず嫌いな子供の3つの特徴
どうしてこんなに負けず嫌いなんだろうと思うかもしれませんが、負けず嫌いの子供にはこのような性格の特徴があるのです。
向上心が強い
人よりもできるようになろう、一番になろうという気持ちは、向上心が強い証拠ですから、素晴らしいことです。
負けたくないという気持ちはこれから社会の中で生きていく上でも、とても大切です。
勝てるまでコツコツ努力をする
とにかく勝ちたいので、粘り強くコツコツと努力する子、頑張り屋さんが多いのです。
勝てるまで何とか頑張ろうという気持ちは、他の子の比ではありません。
努力してきた分、負けるとすごく悔しさが出てしまうのですね。
負けず嫌いな気持ちが出てしまうのは頑張った証拠なのです。
勝ち負けにこだわってしまう
負けず嫌いの子は、勝ち負けの結果だけにこだわってしまう傾向もあります。
確かに、結果は大事ですが、子供の頃は努力の過程もとても大切ですね。
もし負けたとしても、それまでやってきたことが無駄になるわけではないので、もっと自分の努力に目を向けて欲しいと思います。
スポンサーリンク
負けず嫌いな子供の困るところ!
負けず嫌いだと、負けた時に感情を爆発させてしまうこともあり、手を焼いている親御さんも多いと思います。
負けた相手への配慮に欠ける
勝つことに対するこだわりが強いため、勝った時の喜び方も尋常ではないことがあります。
ゲームなどで勝ったからといってあまりに喜びすぎるのは、正直負けた方は良い気がしませんね。
勝ったことを喜ぶのは良いのですが、度が過ぎるのはよくありません。
お友達にもイヤな思いをさせてしまいます。
負けると怒る、泣く
負けると悔しくて悔しくて、泣いたり怒ったり、なだめるのが大変です。
かんしゃくばかり起こしていると、周囲が引いてしまいます。
一番にならないと気が済まない
これは上記と似ていますが、常に一番でないと機嫌が悪くなってしまったり、周囲に当たり散らすなどしてイヤな思いをさせてしまうこともあります。
自分の中でだけ闘志を燃やしている分には害がないのですが、それを人にぶつけてしまうのはよくありません。
負けたくなくてズルをする
負けたくないという気持ちが強いあまりに、ゲームなどでずるをしてしまうことがたまにあります。
それが周りの友達にバレた場合、信頼を失ってしまうこともありますね。
勝つためには、手段は選ばないといけません。正攻法でいきましょう。
負けず嫌いな性格の子供に向いている習い事
では、負けず嫌いで向上心の強い子供に適した習い事はどのようなものでしょうか。
芸術系の習い事でも順位がつくことはありますが、はっきりと勝ち負けがわかりづらい部分もありますね。
結果が分かりづらいと、不完全燃焼してしまうこともあるかもしれません。
負けず嫌いな子供には、「競争したい」、「勝ちたい」という気持ちで頑張ることができるスポーツ系の習い事がやはり適しているでしょう。
個人競技のスポーツ
個人競技は純粋に勝ち負けがわかりやすく、とにかく一番になりたい!という子供には適しているでしょう。
水泳
陸上
ダンス
武道
格闘技
など、とにかく練習量がものをいう競技は、頑張り屋さんにおすすめです。
ダンスは個人で頑張る場合と、団体で行う場合があります。
みんなであわせて踊る、コンテストで優勝するということを目標に頑張るというのもいいかもしれません。
団体競技のスポーツ
団体で行う競技は自分一人だけがんばってもダメで、協調性も求められます。
野球
サッカー
バスケットボール
バレーボール
チアダンス
女の子でも最近はサッカー、バスケなど団体競技を行うクラブ活動、サークルもできていますね。
スポーツとはちょっと違うかもしれませんが、小学生だとチアダンスなどをやっているサークルもあります。
自分の力を伸ばしながら仲間と力を合わせて勝利を勝ち取る喜びも学べるのではないでしょうか。
スポーツ以外の習い事
検定試験がある習い事や、頭を使った勝負をする習い事もおすすめです。
将棋
囲碁
かるた
そろばん
プログラミング
囲碁・将棋・かるたは、競技ですから、勝負結果が一目瞭然ですね。
そろばんは、定期的に検定試験がありますので、日々向上できます。
プログラミングは、ロボットを制作して競い合うなど、論理的思考を鍛えたい子や、向上心のある子には良いと思います。
負けた時の悔しさを次につなげる
負けて悔しいという気持ちは決して悪いものではありません。
ですから、その悔しさや怒りを抑える必要はないのです。
感情に蓋をしてしまうと、いつしか本当の感情を感じられなくなってしまうこともありますから、「怒っちゃダメ、泣いちゃダメ」とはいわないでください。
ただ、感情をコントロールすることは必要です。
悔しいからとその感情を表に出して、周囲に当たるようなことがないように導いてあげる必要があるでしょう。
負けて悔しかったら、泣いてもいいし、怒ってもいいです。
でもそれは、周りの人から離れて一人でやった方がいいですね。
怒りなどを感じたらその場を離れ、ひとりになれるところでその感情を味わいましょう。
そして、「この次はどうすればいいのか」と、負けを次に活かせるようにすれば良いのです。
落ち着いてきたなと思ったら、また頑張ろうねとそっと声をかけてあげましょう。
まとめ
最初のうちは、気持ちのコントロールがうまくいかないこともあるでしょう。
そんな時は優しく見守ってください。
子供は様々なことを経験しながら自分で乗り越えていく力をつけていきます。
負けず嫌いも良い個性の1つと捉えて、活かせるようにしてあげたいものです。