まだ小学生だと言えども、全く勉強しない子供にイライラしたり、将来が不安になったりする親御さんもいらっしゃるのではないかと思います。
子供は、放っておくと好きなだけ自由に過ごしてしまうため、ある程度の強制力は必要になると思います。
ただ、勉強しない子供に、毎日イライラするのは、精神的にも疲れてしまいますね。
今回は、勉強しない子供に腹を立てず、見守る時の心構えについてご紹介したいと思います。
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小学生で全く勉強しない子供にイライラしないコツ
宿題や勉強をしたくないと思っている子供に、無理に勉強をしなさいと仕向けることは逆効果になることがあります。
親の本心ではきちんと宿題をやってほしいという願いがありますが、それをしつこく言うことで、子供のやる気もなくなってしまいます。
固定概念をいったん疑う
イライラする原因の一つに、親として、自分はこうあるべきだ、子供はこうあるべきだ、という固定概念に囚われている可能性が挙げられます。
本当にそれは正しいことなのでしょうか。
勉強には向かない子供でも、様々な才能が秘められており、もしかしたら別の才能を伸ばすことを応援してあげる方が将来の夢につながる可能性もあります。
もしかしたら、宿題をしなくても、勉強をしなくても、別の才能が花開いて、素晴らしい将来が待っているのかもしれないです。
この先の時代は、宿題や勉強をすることも大切かもしれませんが、個々の個性や得意分野を伸ばす時代へと突入してゆきます。
学校の勉強は大切だ、という固定観念をいったん疑ってみて、違う角度から子供さんの秘められた才能について検討してみてはいかがでしょうか。
勉強をやらなくてもいいと伝える
勉強をしたくない子供は、何のために勉強をするのかがわかっていないことが多いです。
「こんな面倒くさい勉強をして、将来何の役に立つのか?」と反抗的に聞き返してくることもあるでしょう。
親としては、勉強すべき理由を雄弁に伝えたいところだとは思いますが、勉強すべき理由を明確に話せる方は少ないと思います。
そういう場合は、勉強は将来何の役にも立たないかもしれないし、勉強する必要はないと伝えても良いでしょう。
私のケースですが、子供たちからの「何のために勉強するのか?」という問いに、個人的には次のように答えています。
将来の選択肢を増やすために、みんなは勉強しているんだよ。
読み書きできない、計算できない、それでも将来、何かの仕事にはつけると思う。
でも、読み書きも計算もできない人よりも、理解力のある人や、努力することができて忍耐力がある人、パソコンスキルのある人や、英語ができる人は、もっとたくさんの仕事の中から好きな仕事を選ぶことができるようになる。
義務教育は中学校までで終わりだから、高校は行かなくても問題はないです。
ただ、世界の先進国である今の日本の社会を見ると、中学校を卒業して、そのまま社会人になる時の選択肢と、高校を出た後の選択肢、大学を出た後の選択肢を比べると、大学を出た後の方が多いよ。
でも、それは自分次第で、勉強をやるのかやらないのかは、自分で決めるものなのですよ。
どうしても勉強をやりたくなかったら、それはそれで、自分で決めていることだから、私は何も言えないよ。
自分で言うのもなんですが、これは結構、効果があります。(笑)
親に言われて勉強をイヤイヤするよりも、自分で必要性を感じて、やる気になってもらえると一番良いですね。
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ユーモアで雰囲気を変える
子供は嫌なことよりも、楽しいことの方が圧倒的に好きですから、暗い雰囲気で嫌な勉強をする気にななかなかなれないでしょう。
パパやママのキャラクターもありますから、一概には言えませんが、ユーモアは子供の気分を一気に楽しくさせ、その場の雰囲気をガラリと変えてしまう効果があります。
勉強を面倒だなと思っている子供さんに、「勉強をしなさい!」と言っても、右から左へ聞き流されることが多いかもしれません。
そのような場合は、例えば、ユーモアで雰囲気を変えてみてはどうでしょうか。
子供の宿題の問題にわざと変な答えを言う
おバカさんになったふりをして宿題を子供に教えてもらう
宿題をしないと30分後に恐ろしい化け物がやってくると伝える(→そして自分が化け物に変装する)
これで子供が勉強をやる気になるかどうかはわかりませんが、少なくとも重くるしい雰囲気を変えることで、イライラ状態は緩和されると思います。
自分の過去を振り返ってみる
子供に勉強をしてほしいと思っている親御さんは多いと思いますが、パパやママ、ご自身は小学校の時、果たしてどうだったでしょうか?
毎日必ず決まった時間に勉強して、宿題を忘れたこともない、非の打ちどころのない子供だったのでしょうか?
自分の子供の頃のことを思い出して、今の自分の子供と比べてみると、気が楽になるかもしれませんね。
自分ができていなかったことを、子供が完璧にこなしていたら、それはそれで凄いことだと思います。
できなくて当然と思えば、多少、不真面目な子供を見ていても、イライラは減るでしょう。
勉強しない子供にイライラしないコツ・まとめ
仕事のことを考えると憂鬱な気分になる大人がいるのと同じように、勉強をしたくない子供の方が多いと思いますから、勉強しないくらいでイライラしてしまうことは、時間がもったいないです。
子供に言うことを聞かせようとしても、なかなか難しいものがありますから、親としての考え方や態度を変えて、家庭内の雰囲気を良くすることに集中できると良いのではないかと思います。
せめて気分だけは大らかな状態で子供のお勉強を応援したいですね。