小学生の間から家庭教師や塾にお世話になる必要もないと思われる親御さんも多いかもしれません。
しかし、親が小学生に勉強を教える時に、困ることの1つが、教えている間に親がイライラして怒ってしまうことや、子供が逆に怒ってしまって進まないということかもしれません。
今回は、親が勉強を教える時に、怒ってしまわないコツについてご紹介したいと思います。
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親が勉強を教える時に怒ってしまう原因
子供が甘える
学校や塾の先生、家庭教師の先生は赤の他人ですから、子供としては何かを教わる時に、礼儀正しく質問をしたり、教えてもらったりと、ある程度の距離を保ちながら勉強ができます。
しかし、毎日一緒にいる一番良く知っている親に勉強を教わるとなると、親子関係ですから、どうしても甘えが出てきてしまいます。
少しわからない部分があっても、先生には、しっかり悩んでわからないと伝えるところが、親でしたらすぐに教えてもらおうとして、甘えて全然考えようとしなかったりしてしまうことがあります。
親としては、しっかり考えてほしいのに、すぐに答えを教えて欲しがる子供にイライラしてしまうことが多いのではないでしょうか。
お互い素直になれない
本当はわからないから教えてほしいのに、素直に教えて下さいと言えない子供と、本当は優しく教えてあげたいたいけれど、ついつい子供にイライラした素振りを見せてしまったりする親。
常に一緒に日常生活を送って、喜怒哀楽を共にしている間柄ですから、家族と言えどもなかなかお互いに素直になれないことがありますね。
子供は構ってほしいけれど、構ってほしいとは言えず、わざと気を引くために反抗的な態度に出ることもあります。
親も、子供にしっかりと勉強をしてほしいがために、心にもなく怒ってしまったりすることがあります。
家族であり、仲が良ければ良いほど、余計な感情が邪魔をしてしまって、勉強がはかどらないということもあります。
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忙しい時に質問される
パパやママも、落ち着いてゆったりとした気分で子供の勉強を見てあげたいのは山々ですが、仕事や家事など次々とすべきことがあって、家庭生活も常に忙しいですね。
今忙しいという時に、子供から質問されても、「ちょっと待って!」とか、「後にして!」とか、口調も強くなってしまいがちです。
忙しい時には、イライラしてしまうことが多いので、子供としても質問しにくい雰囲気になりますね。
また、勉強をやる気があるのかないのかわからない状態で、子供がだらだらと取り組んでいる姿にも、イライラしてしまうことになってしまいます。
家庭学習をはかどらせるイライラ対処法
家庭学習を親が見る時に怒ってしまう原因を挙げましたが、それならばどのような対処法で乗り越えることができるのだろうか、という点についてまとめてみました。
落ち着いた環境づくり
イライラの原因を取り除くためには、環境を整えることが有効です。
まず、整った環境を用意することで、やる気アップにもつながりますし、落ち着いた心で取り組むと、集中力も上がります。
落ち着いた環境を作るためにおすすめな方法は以下のとおりです。
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勉強する時間を決める
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勉強の場所を決める
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勉強の場所は整理整頓が整っている状態にする
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10分で良いので心を落ちつかせる瞑想をする
わかりやすい例で例えると、心が落ち着いた集中した状態で、まっすぐに線を引いてみると、すーーーーーっと引けます。
しかし、イライラやソワソワした状態で線を引くと、線がガタガタになったり、途中で曲がったりして、消してはやり直し、という余計な手間がかかって、かえって時間がかかったりしてしまいます。
ルールを決める
「親しき中にも礼儀あり」ということわざがあるように、勉強を教わる以上、親と言えども目上の大人ですから、子供としてはしっかりと敬意を払わなければなりません。
そのため、勉強を教わる際のルールを決めてみてはいかがでしょうか。
家庭によって事情は異なると思いますが、以下は一例です。
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相手への言葉づかいに気をつける
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勉強の時は、甘え言葉を禁止にする
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自分で答えを出してから質問をする
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お互いに真剣に取り組む
特に、普段は何でも話せる甘えられる親であっても、勉強を教わる時や、教える時は、距離を保ってお互いに礼儀正しくあるべきです。
それが難しい場合は、親が教えることよりも、家庭教師や塾の第三者の先生に指導をお願いした方が良いでしょう。
子供に勉強を教える時のイライラ対処法・まとめ
今回は、親子で勉強する時のイライラを減らす方法をご紹介しました。
そうは言っても、親子ですから、普段の生活の流れで勉強の面倒までとなると、なかなか大変だと思います。
小学生から家庭教師や塾というのは、まだまだ抵抗がある時期かとは思います。
しかし、あまりにも勉強をすると親子関係が悪化するという場合には、しっかりとした指導力のある第三者の先生に依頼して、勉強が楽しくなるような習慣づけをお願いすることも良いと思います。