夏休みの宿題はたくさん出ますが、ドリルや絵画、読書感想文など、することが決められている課題は取り組みやすいですね。
しかし、最近は、自分で課題を決めて取り組む「自主学習」という課題を出す小学校もたくさんあるようです。
今回は、自主学習という課題に対して、今回は国語と算数に特化して、子供が楽しく取り組める課題についてまとめてみました。
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楽しく学べることが自主学習の本来の目的!
アクティブラーニングという言葉が、よく聞かれるようになってきましたが、受け身の学習姿勢ではなく、自ら主体的に学びたいと思って学習に取り組むことが自主学習の本来の目的です。
この目的を見失うと、やらなければならないから嫌々取り組むことになって、学習意欲も学習の意味もなくなってしまいます。
せっかくの夏休みが、楽しいものではなくて、嫌で仕方がないというイメージになってしまうかもしれないですね。
子供が好きなことや、興味関心を持っていることを中心に、嫌がることは無理にさせず、楽しく達成感や充実感を味わえるような自主学習を目指したら良いのではないかと思います。
自分で調べて理解して、勉強が面白い!新しいことを知って楽しい!と感じてもらえたら大成功です。
夏休みの自主学習がきっかけとなって、家庭での学習習慣が身に付いた!となると、家庭での予習復習が大切な中学校に入っても安心ですね。
【国語】夏休みの宿題・自主学習の例
国語に関する自主学習についての様々なアイデア集です。
「へん」や「つくり」ごとに漢字を集める
漢字練習は、定番ですが、ちょっと視点を変えて、今までに習った漢字を復習する際に、「へん」や「つくり」ごとに、漢字を探してみて、リストアップしてみるのも楽しいと思います。
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「きへん」の漢字 → 材、村、林、松、校など
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「さんずい」の漢字 → 海、池、湖、涙、淡など
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「こころ」がつく漢字 → 志、思、恋、忘、忍など
漢字の特徴やルールなども、学ぶプロセスで学べると良いですね。
連想ゲーム
様々なカテゴリーを自分で考えて、カテゴリーごとの言葉を連想しながら集めてみます。
例えば、身体に関する言葉を集めてみましょう。
頭、顔、目、鼻、口、耳、首、肺、胸、親指、関節、膝、などなど、どんどん出てきます。
では、夏というカテゴリーで集めてみましょう。
暑い、プール、夏休み、すいか、半そで、ラジオ体操、などなど、どんどん出してみましょう。
たくさんの言葉をできるだけ集めてみたら、連想ゲームのように楽しいですね。
オノマトペを集める
1000以上はあると言われるオノマトペ(擬声語、擬態語)は、日本語の独特の表現です。
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ふわふわ
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わくわく
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つるつる
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さらさら
など、たくさんのオノマトペを集めてカテゴリー分けしてみるなど、楽しく国語の勉強ができそうですね。
漢字や言葉を使ってオリジナルの文を作る
教科書に出てきた新しい漢字や、新しく習った言葉を用いて、自分でオリジナルの文章を作ってみることも表現力アップに良い方法です。
例えば、「すさまじい」という言葉を新しい言葉として習ったとしたら、この言葉を使って、自分で1文作ってみるということです。
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今日は、弟が、すさまじい速さで公園を走りました。
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台風のせいで、すさまじい風が吹き荒れました。
しりとり
ひらがなだけのしりとりでは物足りないので、辞書や漢字辞典を使っても良いです。
できるだけたくさん「しりとり」で言葉をつなげて続けてみましょう。
たかがしりとり、と思うかもしれませんが、長く続けるためには多くの言葉を知らないといけませんので、大人も勉強になりますよ。
意味調べ
新聞やテレビのニュース、普段の会話の中で出てきた新しい言葉やフレーズを、国語辞典や漢字辞典、現代用語辞典やインターネットなどを使って調べてみましょう。
調べてみることの良い点は、疑問をもって生活するようになるという点です。
この言葉の意味は何かな?と常に疑問をもって生活するようになっていきます。
視写をする
視写とは、そのままノートに文章を書き写すことです。
教科書の文章を書き写すというのも良いですが、それでは物足りないと思う子におすすめの方法は、物語や説明文などの中で、自分が気に入った文章や、好きな言葉、詩などを書き写すことです。
良い言葉に出会ったら、どんどん書き写してみましょう。
新聞記事を切り抜く
毎朝、新聞を読んで、気に入った記事を切り抜いてノートに張り、自分なりの感想を書くという方法もおすすめです。
短い記事でも良いので、何かを読むという習慣を身につけるために、新聞はおすすめです。
気に入った記事があれば、切り抜いて、ノートに貼り、自分なりのコメントを書いて記録をしていきます。
ノートが1冊つまるまで続けられると、大きな達成感を感じられますね。
創作する
創作というのは、自分のオリジナルの作品を作るということです。
いきなり難しいと思われるかもしれませんが、オリジナルのお話を作ることが大好きな子供さんはたくさんいます。
例えば、桃太郎というテーマで、違う話を作ってみるのも良いですね。
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犬が主人公の桃太郎の別のストーリー
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桃太郎が鬼退治をした後、大人になった時のストーリー
また、自分で宝の地図を描いて、それに沿って宝探しの物語を書くというのも楽しいかもしれません。
本や絵本の要点をまとめる
読書とセットになりますが、読み終わった本や絵本について、ノート1ページくらいにまとめる方法です。
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タイトルや作者名
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主人公や登場人物について
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簡単なあらすじ、要点のまとめ
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感想や学んだことなど
たくさん書くことは大変ですが、シンプルにまとめるという作業を通して、表現力やまとめる力がつきます。
【算数】夏休みの宿題・自主学習の例
国語に関する自主学習についての様々なアイデア集です。
習った問題をおさらいする
教科書に出てきた問題や、計算ドリルなどで学んだ計算練習などを、もう一度自分のノートで練習します。
夏休み中に、苦手な部分を克服できるように、しっかりおさらいをすると、夏休み明けからの学校も楽しくなりますね。
図形を探す
家の中、日常生活の中にある図形を探して、ノートに図を描いてみましょう。
三角形のものや、丸いもの、四角形や球体のものなど、生活の中で見つけられるさまざまな形を探してみるのは楽しいですよ。
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三角形・・・ハンガー、水道の蛇口 など
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正方形・・・お風呂のタイル、じゅうたんの模様 など
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長方形・・・階段の形、ノート、テレビのモニター など
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円形・・・フライパン、鏡 など
図形を描く
様々な図形を、定規やコンパスなどをフル活用して作図してみます。
円や球、三角形や四角形が簡単であれば、もっと複雑な形にも挑戦してみましょう。
二等辺三角形や、直角三角形、また、円柱や角柱など、立体的に見えるものを描いてみるのも良いですね。
様々な図形を使って、アートを作成することなどにチャレンジしてみても良いかもしれません。
グラフを作ってみる
新聞や雑誌に出てくるグラフを読んでみたり、身近にあることをデータ化して、グラフにまとめたりすることもおすすめです。
例えば、夏休み中のお天気のデータを記録して、自分なりにまとめて、グラフ化するなどすると面白いかもしれないですね。
また、家計の支出を円グラフにしたり、一日の気温を折れ線グラフにしたりなど、データによってどのようなグラフがふさわしいかを学ぶことができると思います。
長さや面積を調べる
日本の長さや、琵琶湖の大きさなど、サイズの測れるものを調べてみるというのも一つの方法です。
大きなものだけではなく、とても小さな生き物や物質のサイズも調べてみても面白いですね。
大きさによって使う単位は変わりますので、単位の勉強になるだけでなく、様々なもののサイズに興味がわいてゆくでしょう。
夏休みの自主学習の例・まとめ
今回は、国語と算数に特化して自主勉強の例を紹介してみました。
社会や理科、その他、音楽や家庭科、プログラミングなどでも自主勉強を取り組んでみると楽しい学習ができると思います。
ぜひ、自分なりに調べてみたいことを挙げてみて、実際に調査したり、人に協力してもらったりして、アウトプット型の学習を楽しんでもらえると良いと思います。