子供の学習環境

通信教育の利点【メリットとデメリット比較】塾か通信教育で迷う方へ

2019年6月25日

通信教育は塾へ通うよりも料金が安いですし、家で勉強ができるという魅力がありますね。

でも一方で、教材が溜まってしまう、続かないなどの声もよく耳にします。

 

そこで今回は、通信教育の利点とともに、デメリットも合わせてご紹介します。

お子さんに合った勉強方法を探す参考になれば幸いです。

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通信教育のメリット

小学校低学年だと、塾に行かせるのはまだ早いけど何か家庭学習をさせたいと思ったとき、通信教育がまずは始めやすいかと思います。

 

塾へ行くより安い

どのくらいの教科をやるかによっても違いますが、それでも学費は塾に行くよりも圧倒的に安いです。

 

塾に行くと1ヶ月で2~3万円、受験のコースになるとその倍くらいはかかります。

その点通信教育だと1万円もかからないので、かなりリーズナブルに始めることができます。

 

自分のペースで進められる

通信教育なら1ヶ月単位で教材が届くので、平日は少しずつ、土日は少し多めにやるなど、自分のペースで進めていくことができます。

 

塾のように勉強しなければいけない日というのはないので、毎日少しずつ進められるというメリットがあります。

 

好きな時に勉強できる

塾は時間が決まっていますし、高学年になればなるほど、授業の時間も遅くなって大変です。

中学受験コースともなるとお弁当を持って塾に行くようになります。

 

その点通信教育なら自分が好きな時間に勉強することができます。

学校から帰ってきたらさっさとやってしまえば、あとはゲームをするなりテレビを見るなり、好きなように過ごせます。

 

おまけがついていて楽しい

通信教育は、教材と一緒におまけが送られてくることが多いですね。

今月のおまけはなんだろう?と楽しみにしている子も多いでしょう。

 

頑張って課題をこなすとポイント(またはシールなど)がたまり、好きなプレゼントと交換できるシステムもあります。

 

おまけ目当てに頑張るというのも、勉強を始める最初の動機としては良いのではないでしょうか。

 

通信教育のデメリット

通信教育は続けるのが難しいと言われますが、それにはこのようなデメリットがあるからだと考えられます。

 

モチベーション維持が難しい

一人で勉強を続けていくには、強力なモチベーションが必要です。

中学受験をしたい

成績で一番をとりたい

将来やりたいことがある

その子なりの「やる気」がないと、サボっても誰も叱ってくれないので続けるのが難しいのです。

 

すぐに質問できない

通信教育だと、わからないときにすぐに答えや解説を見ることはできますが、読んでも意味がわからなかったり、なぜその答えになるのかよく理解できないというときに、教えてくれる先生がいません。

 

ある程度は自分の力だけで解いていかないといけないので、わからないとやる気がなくなってしまうことがあります。

 

受験の情報などが入りづらい

中学受験のために勉強をさせたいと思っている場合、情報はやはり大事です。

塾ならば受験のプロがいますから、傾向や対策を細かく指導してもらえるでしょう。

 

通信教育ももちろん情報はありますが、一人一人に合った、きめ細かい指導というのは望めないかもしれません。

 

親のサポートは必須

学校から帰ってくると、なんとなく休憩してしまったり、だらだらとテレビを見てしまうのが普通です。

 

自分でできるように一緒に勉強の計画を立てる、わからないところは教えてあげるなど親のサポートは必須です。

もし教材が溜まってしまったとしても、怒るのではなくて、どうやって進めていけばいいのかを一緒に考えましょう。

 

続けるコツは子供のやる気と親のサポート

通信教育は、最初は頑張るのですが、だんだん飽きてきてしまったり、面倒になってしまったりするものです。

それを続けていくには、子供が本気で勉強しようと思うことと、それを応援する親のサポートが欠かせません。

 

まだ一人では進められない

「やりなさい!」というよりも、「今日はどこをやるんだっけ?」というように、柔らかい言葉がけをして子供に促す方が良いです。

 

小学生だと、やっぱり遊びたい気持ちの方が強いので、自分から勉強をする習慣をつけるには時間がかかるものです。

その習慣さえできてしまえば自分でできるようになりますが、低学年のうちは親がしっかりサポートをしていく必要があります。

 

しかしこれは塾でも通信教育でも同じこと。自分でできるようになるまでの期間はその子によって違いますが、「応援してるよ」という気持ち、声かけがとても大事です。

 

何のために勉強するのか

なぜ勉強するのか、子供自身の目的がしっかりしていないと続かないでしょう。

親がやれって言ったから、では、そのうち教材がたまり始め、結局やめる羽目になります。

 

なぜ学校の宿題以外に勉強をしなくてはいけないのか、市販のドリルではなくて通信教育なのか、それをよく話し合った方が良いと思います。

市販のドリルでもできる子はあえて通信教育にしなくてもいいかもしれませんし、友達と一緒に塾に行きたいという子もいるかもしれません。

 

いずれにしても、子供が勉強の必要性を理解し、どうやって進めていきたいと思っているか、本人の気持ちを大事にしてやり方を決めることが大切でしょう。

 

通信教育のメリットとデメリット・まとめ

通信教育にはメリットもあればデメリットもあります。

それを踏まえて、子供の性格に合っているかを考えてみましょう。

 

もし合っているのなら、費用もかからないし、好きなときにできるし、塾に通うよりも大きな利点があると思います。

 



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ヨッシー

現在、そろばんスクールにて園児から小学生までの、珠算と学習指導をしています。情熱と指導力は誰にも負けない40代の熱血そろばん講師です! 大学時代は教育心理学を専攻し、心理学オタクでもあります。 最近は、子供のやる気アップに関することや、親御さんの悩み解決にまつわることについても情報発信中です!