子供の心身の健康

休校中の子供の風邪予防【免疫力アップ!家庭でできる対策まとめ】

2020年4月16日

2020年4月現在、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、学校が休校となり、自宅でおとなしくお留守番をして過ごしている子供達も多いと思います。

 

お父さんやお母さんもリモートワークで、家でお仕事をしている場合は安心ですが、高学年にもなると学童にも預かってもらえず、1人や、きょうだいで自宅でお留守番することになってしまうということもありますね。

 

今回は、休校中、家にいることが多い子供たち、そして、家族全員が体調を崩さないために、家庭でできる風邪予防の方法についてまとめてみました。

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子供と家族の風邪予防のための対策まとめ

以下は、子供に限らず、大人の風邪予防としても有効だと一般的に知られている対策の具体例ををまとめたものです。

 

手洗い・うがいを習慣化する

子供専用のうがい用のコップを用意し、帰宅後は真っ先に洗面所に行き、手洗い・うがいを当たり前の習慣にしてしまいましょう。

 

親に言われなくても、子供が自然にすすんで洗面所に向かうようになるまで、くり返しましょう。

慣れるまでは、しっかり手を洗って、うがいをすることまでできたら、褒めてあげることもお忘れなく!

 

部屋の湿度をコントロールする

部屋の空気が乾燥していると、のどや鼻の奥の粘膜も乾燥しやすくなり、ウイルスがのどに入って来た時、感染してしまいやすくなります。

 

理想的な部屋の湿度は50%から60%です。

夏であれば除湿器を使って55%~65%程度に湿度を下げ、また、冬は加湿器で45%~60%くらいに保つように、湿度を上手にコントロールしていきましょう。

 

※夏は、エアコンの使用によって空気が乾燥することも多いですから、状況に応じて加湿器や除湿器を使い分けてください。

 

風邪をひきやすい時期は、主に冬ですから、加湿器が無い場合は、以下のような対策をしてみてください。

家の中でもマスクをする(鼻息で喉が加湿される)

電気ポットの蓋を開けたまま沸騰させる

洗濯物を室内で乾かす

 

マスクをする

出かける時にマスクをすることはもちろん、喉の乾燥を防ぐために、室内でマスクをすることも予防効果があります。

 

呼吸する時は口ではなく、鼻呼吸をすることが喉を守るためには良いですが、マスクをすると、鼻息の蒸気がマスク内にこもるため、喉の乾燥を防ぐこともできます。

 

マスクをしていると、外出先で、汚れた手のまま、うっかり目や鼻を触ってしまうことも防ぐことができるので、一石二鳥ですね。

 

規則正しい生活をする

毎日の生活が、時間がバラバラの不規則な生活になってしまうと、心も身体の健康も不安定になってしまいますね。

 

日常生活がだらけてしまうと、睡眠不足になったり、食事が不規則になったりして、身体が弱くなってしまう可能性があります。

 

早寝早起き、決まった時間に食事をするなど、できるだけ毎日同じルーティンで、規則正しい生活を続けることが風邪予防には大変効果的です。

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夜更かし禁止・ぐっすり眠る

睡眠時間の確保は、体内のホルモンバランスを整えるために、大変重要です。

ついついゲームやインターネットなど、さまざまな誘惑から夜更かしをしてしまう子供たちもいますが、夜更かしした翌日は、爽やかな目覚めが期待できるでしょうか?

 

無理に起きたとしても、頭がぼーっとして何ごとも手につかないといった状態になることが多いのではないでしょうか?

 

健康を維持するために、十分に睡眠時間を確保することは、体調を整えるために重要です。

 

太陽の光を浴びる

健康的な毎日を過ごすためには、夜はぐっすり眠って、朝は元気に早起きして、太陽の光を浴びることがおすすめです。

庭で花を育て、毎朝、植物の水やりを日課にしてみてはいかがでしょうか?

朝が難しいようでしたら、午後から散歩に出かけることもおすすめです。

 

太陽の光を浴びることは、ホルモンバランスを整えたり、心身のリフレッシュに有効です。

 

定期的に部屋を換気する(空気清浄機を利用)

窓を開けて、部屋にこもってしまっている空気の入れ替えをすることも大事です。

面倒ですが、意識をして、定期的に空気の入れ替えをしましょう。

 

また、最近では様々な機能を備えた空気清浄機がありますので、そのような機器を利用することも有効です。

 

バランス良い食事を心がける(子供に不足しがちな栄養に注意!)

バランスの良い食事をとることは、免疫力アップにつながり、健康維持や風邪予防にも不可欠です。

 

大人は簡単に自己管理ができるかもしれません。

しかし、子供は出された食事を食べるだけですし、好き嫌いの多い子供さんも多いと思いますから、保護者がしっかり気をつける必要があると思います。

 

お米、お肉やお魚、野菜、果物などは比較的バランスよく食事で栄養を摂ることが簡単ですが、育ち盛りの子供の成長に必要な栄養でありながら、不足しがちなものは以下のとおりです。

 

納豆や小魚など、子供が食べやすいものではないかもしれませんが、ほんの少しだけでも、食べられるようになると理想的です。

子供の食事に不足しがちなもの その① ヨーグルト

糖質の低い、甘くないヨーグルトが理想的ですが、どうしても食べにくい場合は、果物と一緒に、ほんの少しだけも良いので、定期的に食べることをおすすめします。

週末にまとめてどっさり食べる、というよりは、整腸作用があるので、少しずつ毎日食べる方が良いと思います。

その② 納豆などの発酵食品

発酵食品には整腸作用があるとされていますので、腸内の状態を良くすることで免疫力アップにもつながるようです。

子供にとって匂いの強い納豆などは好き嫌いが分かれるところだとは思いますが、お味噌汁などでお味噌から摂取しても良いでしょう。

その③ 小魚

小魚のおやつも、たくさん食べる必要はありませんが、定期的に摂取したいカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。

その④ 海藻類

わかめや海苔、昆布といった海藻類にも、カロリーはありませんが、大切な栄養素が含まれています。

食事の際に、ほんの少しだけ摂るだけでも違いますので、ぜひ海藻類も積極的に摂取してほしいと思います。

その⑤ ナッツ類

ナッツ類は比較的高価であることが多く、頻繁に食べることはないかもしれませんが、一回につき、数粒でも良いので、時々食べると良いと思います。

 

おやつや甘いものを食べ過ぎない

子供はおやつが大好きですから、うっかりスナックや甘いものを食べ過ぎてしまう恐れがあります。

 

胃の小さい子供達ですから、おやつの時間は大切ですが、くれぐれも甘いものの取り過ぎや、ジャンクフードと呼ばれる塩分や脂質が過剰に含まれているスナック類などは控えてほしいと思います。

 

可能ならば、サツマイモや、果物の甘さを利用してヨーグルトを食べるなど、甘いものを控える工夫をしていただけると良いのではないかと思います。

 

必要ならサプリも利用

理想は、食事で全ての栄養素をバランスよく取り入れることですが、栄養士でもない限り、普通の保護者でそこまでの知識のある人は少ないと思います。

 

果物も高価なものが多いですし、食材をバランスよく取り入れた料理を毎日続けることは、保護者の負担も相当だと思います。

どうしても栄養素の摂取に不安がある場合は、サプリなどの栄養補助食品から少し摂取することも、致し方ないと思います。

 

ストレスを溜めない

不安や心配事、孤独や怒りや嫉妬、マイナスな感情を持ち続けることで、心の健康が維持できないことがあります。

 

ストレスは、人間の命の維持に必要なものではあるのですが、心身のストレスがたまりすぎると、強い健康的な身体作りに悪影響が出てしまうかもしれませんね。

 

ストレスを溜めない方法は、人それぞれだとは思いますが、以下はストレス軽減のいくつかの例です。

楽観的な考え方をする
好きなことに没頭する
友達と話す・家族と話す
適度な運動・ダンス
音楽を聴く・楽器を演奏する・歌う
お風呂でリラックス
映画やドラマを見て笑う、もしくは泣く

 

適度な運動をする

適度な運動は、健康な身体作りに不可欠です。

特に、育ち盛りの子供達にとって、身体を動かすことは、成長にも心身のリフレッシュにもとても大切です。

 

家にこもってゲームをすることは楽しいですが、外で遊ぶ楽しみもぜひ多くの子供達に知ってほしいです。

アウトドアでの様々な遊びの楽しさは、ゲームとは違った楽しさを味わえると思います。

 

身体を冷やさないようにする(お風呂は必ず)

身体の冷えは、体調不良の要因となる恐れがあります。

筋肉のある男の子は身体の冷えに悩むことも少ないと思いますが、特に、女の子は身体を冷やさないように気をつけた方が、将来的にも良いと思います。

 

手足を温かく保つ工夫や、お風呂の時間を楽しい時間に工夫するなどして、できるだけ身体を冷やさないように心がけてほしいと思います。

 

普段から自分の体調を点数化

毎朝、起床後すぐとか、食事前などに体温を計ることを日課にすることもおすすめです。

また、自分の最高に体調が良い状態(ベストコンディション)を把握しておくことも良いでしょう。

体調が悪いときに、早期発見できるからです。

 

「最高に調子の良い日の状態を10点とすると、今日は何点だろう?」と自分で毎日、健康状態を点数化していくなどして、体調を自分で客観的に見つめる習慣をつけてみるのはいかがでしょうか?

 

それでも、体調不良を感じたら・・・

どんなに予防をしても、さまざまな外的な要因も重なって、体調を崩してしまうことがあります。

 

普段から体調のベストコンディションを知っていれば、風邪や体調不良の兆候にすぐに気づくことができるでしょう。

 

体調不良だなと気づいた時は、家族に伝え、風邪などの感染症が疑われる場合は、家族にうつらないように、極力気をつけて、無理せず早めに大事をとって身体を休め、できるだけの対処をしましょう。

 

子供と家族の風邪予防のために家庭でできること・まとめ

今回は、風邪予防、感染症予防に有効な方法をまとめてみました。

子供も家族も全員が、健康でいられること、こんなにありがたいことはないですね。

 

仕事や学業の基本にあるものが、心身の健康でありますから、日々の生活を見直して、平穏無事に過ごしていきたいですね。



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ヨッシー

現在、そろばんスクールにて園児から小学生までの、珠算と学習指導をしています。情熱と指導力は誰にも負けない40代の熱血そろばん講師です! 大学時代は教育心理学を専攻し、心理学オタクでもあります。 最近は、子供のやる気アップに関することや、親御さんの悩み解決にまつわることについても情報発信中です!