仕事が忙しく子供と過ごす時間が満足に取れない、と悩んでいる人は多いと思います。
長時間残業が当たり前の日本では、仕事を休むことはおろか、家に帰って子供とゆっくり話をしたり、遊んだりするなんて時間を確保するのは至難の業ではないでしょうか。
ではどうすれば子供と一緒に過ごす時間を作ることが出来るのか、その工夫について紹介したいと思います。
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時間が無くても子供と一緒に出来ることを探す
いくら時間が無くても、すき間時間でできることはありますし、休日なら少しまとめて時間をとることも出来るでしょう。
その中で、子供と一緒に出来ることを探していきましょう。
朝ごはんは必ず一緒に食べる
夕食を子供と一緒にとることは出来なくても、朝早く起きて時間を作ることは出来るのではないでしょうか。
子供よりも先に家を出ないといけない親御さんもいますが、それなら子供に早起きしてもらいましょう。
簡単なものでもいいから朝ご飯を一緒に食べて、親子の会話の時間を作りたいですね。
子供には話したいことがたくさんあります。
親に聞いて欲しいこともたくさんあります。
それを聞いてあげるだけでも子供の気持ちは安定するでしょう。
食事をする時間が無いなら支度をしている間でもかまいません。
昨日はどんなことがあったのか、少しでも話をする時間をとってみてください。
家事を子供と一緒にする
平日でも休日でも、子供と一緒に家事をやってみましょう。
今時男の子は家事をしないでいい、なんて時代ではありません。
性別に関係なく、家の手伝いをすることは大事ですし、お父さんが積極的にやることで「家のことはみんなでするものなんだ」という意識が芽生えます。
洗濯物をたたむ競争をしてみるとか、一緒に買い物に行くのもいいですね。
一緒に泡だらけになってお風呂掃除をするも楽しいものです。
家事をしながら話をすることも出来ますし、お母さんは助かるし、有効な時間の使い方ではないでしょうか。
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話を聞く時は子供の目を見て
子供が話しかけてきたら、ちゃんと顔を子供の方に向けて、しっかり目を見て話を聞いてあげてください。
違う方向を見たまま適当に話を聞いていたら、長時間一緒にいたとしても、子供から見て「一緒に時間を過ごした」とは感じてもらえないでしょう。
どんな話でも適当に聞かずに、真剣に耳を傾けてください。
遊ぶ時間を作れなくても、ちょっと話をするくらいの時間は作れるはずです。
朝出掛ける前の忙しい時間でも、もし子供が話しかけてきたら、支度の手は止めずに顔は子供の方を向いて下さい。
短い時間であっても、話したいことを話せた、聞いてもらえたと子供が思うことが大事です。
ちゃんと耳を傾けてあげたら、子供と接する時間が短くても、子供は寂しいとは思わないものです。
勉強を一緒にすることもおすすめ
何も遊ぶことだけが「子供と過ごす」ということではありません。
子供の勉強を手伝ったり、一緒に考えたりするのも子供にとってはとても嬉しいことです。
学校の宿題を見てあげる
習い事(英語、そろばんなど)の宿題を一緒にやる
習い事の予習、自習を手伝ってあげる
学校の宿題くらいはささっと出来てしまうかもしれませんが、大事なのは習い事の方ですね。
学習塾やそろばん、英語など勉強に関する習い事をしている子もいると思いますが、やはり通う日だけ、行った時だけ勉強しても身に付きません。
そろばんや英語などは繰り返し練習することが大事なので、自主学習が上達のカギです。
子供だけではなかなかやる気が出ませんし、だらけてしまいがち。
そんな時は声かけをして一緒にやってあげましょう。
惣菜を買うこと、外注することは手抜きではない
子供と過ごす時間は長さよりも質が大事だという研究結果もあります。
トロント大学のミルキー博士の研究によると、親子が一緒に過ごす時間の長さと、子供の学力や精神の安定とは関係がないということが分かっています。
これはひとつ、安心材料ではないでしょうか。
一緒に過ごす時間があっても自分がイライラしていては子供にいい影響を与えません。
それよりは短時間であっても楽しく、リラックスして過ごせれば、その方が質の高い時間を持てるということです。
参考働くお母さんに朗報! 子どもと過ごす時間は「長さ」より「質」の方が大切
そのためには、平日はすべて手作りのおかずでなくてもいいのではないでしょうか。
惣菜も取り入れながら、ささっと食事を済ませれば、ご飯を作る時間を節約できます。
片付けも楽チンです。
共働きの家庭は、休日はたまった家事を片付けて終わり、なんてこともありますが、時には家事サービスを利用して、家族で出掛けてもいいのではないでしょうか。
そういったものを利用することについて「手を抜いている」と罪悪感を感じてしまう人もいますが、「時間を買う」だけのことです。
買った時間で子供と過ごす時間が増えるのならその方がずっと楽しいと思います。
なぜなら、時間は後から取り戻すことが出来ないからです。
子供はあっという間に成長してしまいますよ。
子供は親の背中をちゃんと見ている
満足に時間がとれていないことを親が申し訳ないと思っていること、本当はもっと一緒にいたいこと、だけど仕事もしなくてはいけないこと。
親としての思いをゃんと正面から子供に伝えましょう。
我慢してストレスがたまって子供に八つ当たりするよりも、ごめんね、今話を聞く余裕がないんだ、ちょっと待ってねと正直に謝りましょう。
子供は親が思っているほど幼くもないし、バカでもありません。
弱音を吐いてもいいし、親も辛い思いをしていることを正直に話してもいいのです。
それでも一生懸命仕事をしたり、家のことをやっている親の背中を子供はちゃんと見ています。
まとめ
子供が子供でいる時間はあっという間に過ぎていきます。
大きくなってから「もっと一緒に過ごせば良かった」と思っても時間は巻き戻せません。
歳を重ねた時に子育ての後悔を残さないためにも、今出来ることをひとつひとつ積み重ね、毎日家族団らんが楽しめるような社会にしていきたいですね。