右脳と左脳、脳にはそれぞれ役割があります。
どんな特徴があるのか、それを知っておくと自分の得意な分野を伸ばすことが出来るかもしれないですね。
右脳派と左脳派にはどのような違いがあるのか、その特徴などについて紹介します。
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右脳派、左脳派、それぞれの特徴
右手は左脳、左手は右脳と結びついていることから、効き手が右利き、左利きで右脳派、左脳派を見分けることも可能です。
その他にも、次のような特徴があります。
右脳派の特徴
右脳派は天才肌の人が多いといわれます。
空間能力が非常に高く、想像するとかイメージすることが得意で、次のような能力が優れています。
直感力
図形力
表現力
発想力
創造力
芸術的なことが得意
右脳は情報をイメージとして捉えることが得意なので、絵を描いたり楽器を弾いたりという芸術的なことが得意になります。
ですから右脳はイメージ脳と呼ばれれることも。
見たものを映像として記憶することが得意で、右脳が活発だと夢に色がついていたり、触覚、味覚などの五感も出てくる場合もあります。
新しいことを創造することが得意
新しいことを生み出したり、提案したり、ひらめきを形にすることが得意です。
これはもともと右脳自体が、イメージしたり、新しいアイデアを出す機能を司っているからです。
感情が豊か
感情も豊かで、映画やドラマを見ているとついついその世界に引き込まれ、主人公に共感することも多くあります。
映画を見ていてすぐに泣いてしまう人は右脳派の特徴かもしれません。
左利き
右脳が左半身と結びついていることから、左利きの人は右脳派の傾向があります。
芸術家の中でも、とくに有名な以下の3名は左利きだったと言われていますね。
ミケランジェロ
モーツァルト
ベートーベン
画家や音楽家などの芸術家には空間認知能力の高い人が多いのは、右脳がよく使われているからかもしれません。
ちなみに、音痴の人は空間認知能力が低い傾向にあるという面白いデータもあります。
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左脳派の特徴
左脳派は極めて論理的で計画性があり、次のような能力が優れています。
言語力
分析力
計算力
推理力
左脳派が論理的な理由
脳には「言語野」という言葉を話す機能を司る部位がありますが、この論理的な機能を司る言語野は左脳にあることがほとんどです。
そのため、左脳派の人は論理的なことや、分析(数字、推理、言語力)、計算が得意になります。
ただ最近の研究で、2%の人は言語野が右脳に存在することも分かっています。
これは利き手によって右脳にあったり、左脳にあったりと偏りがあることが東京大学の研究で述べられています。
あなたは右脳派、左脳派、どっち?簡単チェック
誰でも利き手ならぬ「利き脳」があります。
あなたはどっち派か、簡単なチェックで調べてみましょう!
右脳タイプ
数学の公式が苦手、暗記が嫌い
計画を立てるより感覚的に物事を勧める
同時に複数のことが出来る
待ち合わせの時間に遅れがち
割り勘なんて面倒くさい
地図を見なくても目的地にたどり着ける
毎日同じ作業が辛い
両手を組むと左手の親指が上にくる
腕を組むと左腕が上になる
左脳タイプ
原因や理由を考える
何事も理論的に話す、考える
コツコツと細かい作業が好き
事前に計画を立てる
待ち合わせには送れない
割り勘はきっちりする
どちらかというと方向音痴
両手を組むと右手の親指が上になる
腕を組むと右腕が上にくる
これはあくまでも傾向ですが、当てはまるものが多い方が自分のタイプだと思ってください。
腕組みでも右脳派・左脳派が分かる
ちなみに、腕組みの腕の位置でも右脳派、左脳派が分かります。
自然に腕組みをした時、どちらの腕が上にきているか見てみましょう。
- 右腕が上の場合、左脳派
- 左腕が上の場合、右脳派
右脳派、左脳派、脳のどこが違う?
右脳は感覚的、左脳は論理的、などと言われますが、どちらが優秀というわけではありませんし、片方しか活動していないということももちろんないですね。
そして、左脳というと何事も論理的に考える傾向があることから、左脳は理系の脳だと思われがちですが、実は違います。
どちらかというと理系は右脳派、文系が左脳派です。
理系の人は理論的に物事を考える前に、ひらめきやイマジネーション、発想力といったものを大事にします。
すべてを言葉で考えるのではなくて、あらゆる可能性を想像する力が必要なのです。
それに対して文系の人の思考は言葉が中心です。
非常に現実的で、何事も筋道立てて考えることが得意です。
脳の特徴と性格
人の性格と右脳、左脳は関係ないと言われますが、このような傾向から性格と結びつけて考えられることもあります。
一般的に、右脳派、左脳派は次のような性格で見られる傾向があります。
左脳派:冷たく、クールで落ち着いた性格
右脳派:喜怒哀楽の激しい、活発な性格
男女の違い
男性と女性では脳の構造が大きく違います。
女性は左右の脳をつなぐ脳梁が発達しているので、情報のやり取りがうまく出来る傾向にあります。
だから言葉もたくさん出てくるし、左右のバランスが良くできています。
女性が1日に話すのは2万語と言われますが、それに対して男性は7千語程度。
これほどの差があるんですね。
それに対して男性は脳梁が細いために、どちらかの脳が活発に動いていることが多いと言われます。
一度に2つのことが出来ないのも男性の特徴ですよね。
女性は電話でお喋りしながらお菓子を食べたりテレビを見たりできますが、男性はテレビを見ている時に話しかけても聞こえないことがあります。
これは脳の違いから来るもので、男性はどちらかというと一つのことに集中することの方が得意なようです。
右脳を活性化させるそろばん
さて、子供はもちろん、最近では大人の習い事としても注目を浴びているそろばんですが、そろばんが右脳を活性化させることをご存知でしょうか。
そろばんは筆算のように数字を頭の中で組み立てて考えるのではなく、珠(たま)を見ながら計算します。
そろばんというと、計算=理論的と思われがちですが、珠を動かすという非常にイメージ力を使う勉強法なので、右脳を活性化させることができます。
暗算にあっては、頭の中のそろばんを使って珠を動かすため、記憶力やイメージ力を鍛えることが出来ます。
これも練習次第で右脳は活性化され、どんどん桁の多い暗算ができるようになっていきます。
生まれつき右利きが多いことや、大人になると言葉で考えることが多くなり、右脳を使う機会も減ってきます。
使われない右脳は、退化することはあっても成長はしていきません。
ですから、小さいうちから右脳を鍛えるそろばんをやっておくと、両方の脳がバランスよく使えるようになっていきます。
まとめ
どちらの脳もバランスよく使えることが理想です。
言語力も大事、イメージ力も大事。
そのどちらも鍛えられるそろばんは、子供のみならず大人にもお勧めしたい習い事です。
大人になるにつれて段々と頭が固くなっていきますし、イメージする力も衰えていきますよね。
小さいうちからバランスよく脳を鍛えて、いつまでも柔らかい頭でいたいものです。