そろばんを子どもに習わせたいけど、良い先生を見つけたい。
そもそも、そろばん塾で良い先生を見つけるには、どんな点に気をつければいいの?
こんなお悩みをお持ちの保護者もいらっしゃるかと思います。
そこで今回、そろばんを習わせる時に気をつけたい、良い先生と悪い先生を見分けるコツを紹介します。
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良い先生の5つの特徴とは
そろばん塾で、次のような指導をしてくれる先生なら良い先生といえます。
生徒の指使いを定期的に見てくれる
生徒の指使いがおかしくなっていないか、定期的に、直接見てくれる先生は、指導力が高いといえます。
特にそろばんの習い始めは、変な癖がつかないように、正しい指運びを指導することが大切です。
先生が直接、定期的に生徒の指運びを見るということは、一人ひとりの生徒の進捗や習熟度を把握しておきたいという気持ちの表れとも言えます。
定期的な懇談を保護者と行い、そろばんの上達を報告する
定期的に懇談や電話などで子供の様子を報告をしてくれる先生は、生徒の進捗具合や習熟度をよく把握している先生です。
懇談とまではいかなくても、生徒を向かえにいった時や、電話対応したときに少しでもお子さんのことを話してくれる先生は、教育者としてもそろばんの指導者としても信頼がおけます。
生徒にやみくもに検定を受けさせない
そろばんは定期的に検定試験が開催されます。
先生は生徒の習熟度を考慮して、練習時間が足りていないようであれば受験を次回に見送ることもあります。
このような先生は、生徒の実力を真に考えてくれる先生です。
そろばんの研鑽を怠らない
そろばんの先生となると、若い先生からベテランの年配の先生までさまざまです。
年配の先生は、人生経験が豊かなため、生徒への指導や教育に向いている一方で、最新のそろばんの動向や、社会におけるニーズをつかみにくい傾向があります。
なかにはフラッシュ暗算など、最近流行の珠算式暗算に関する知識がない人もいます。
そのため、お母さん、お父さんがそろばんに求めることと、先生の指導方針がかみ合わないこともありえます。
反対に、若い先生となると、フラッシュ暗算など最新のそろばん事情には詳しいかもしれませんが、生徒の指導に不慣れということもありえます。
年齢に関係なく、研修会などに参加して、そろばんの技術を常に磨いたり、他の先生と意見を交換したりする先生が、時代に柔軟に合わせてそろばんを指導できる良い先生だといえるでしょう。
自前の問題プリントを作成している
そろばんの問題を独自に作成して教室で使っている先生は、教材研究に精通した先生です。
生徒がそろばんで間違えやすいところを重点的に作っていますので、技術力は格段につきます。
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悪い先生の2つの特徴とは
良い先生とは逆に、次のような先生はあまり良くないかもしれません。
生徒が答え合わせした答案を確認しない
教室によっては、問題の答え合わせを生徒にさせることがあります。
生徒に丸付けをさせるのは、教室に通う生徒人数が多いためで、先生が採点をするのでは効率が悪いからです。
ですが、生徒が答え合わせをした答案を、その後、先生が改めて確認する必要があります。
生徒に採点をさせること自体は悪くありませんが、問題は、答えが間違っているのに生徒がうっかり、あるいはわざと丸をつける場合です。
生徒の集中力不足や、早く帰りたいから不正をするということを見逃している可能性があり、生徒のためにもなりません。
何度も間違えた時に先生が直接指導しない
生徒が同じ問題を何度も間違え、さらにどうして間違えているのか生徒自身も分からないようであれば、先生が直接指導するのが理想的です。
指使いに変な癖がつき、誤ったそろばんの使い方をしているということもありえます。
そうなった場合はいち早く修正してあげないといけません。
そのため、何度も間違える問題を先生が指導しないのは、そろばんの上達を妨げる要因になりえます。
もちろん、生徒が「答えが合うまで自力で頑張りたい」というのであれば、話は別です。
良い先生、悪い先生の見分け方・まとめ
以上、そろばん教室の良い先生、悪い先生についてポイントを解説しました。
注意しなければならないのは、上記はあくまでも一つの指標だということです。
先生も状況に応じて行動していますので、上記のポイントが必ずしも当てはまるわけではありません。
また、ご家庭や状況によっても、良いか悪いかは異なります。
日頃からお子さんや先生に教室での様子を聞いたり、事前に近所の評判を聞いたりして判断することも合わせておすすめします。