子供の育て方

子供が「習い事をずる休みしたい」と言い出した時の対処法

2018年7月12日

せっかく楽しく習い事を始めたと思ったら、子供が休みたいと言い出した。

体調が悪いわけでもなく、明らかにずる休みのにおいがする。

 

さて、親はそんなときどう対処したら良いのでしょうか。

 

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子供が習い事をずる休みしたくなる理由

子供がずる休みをしたくなる理由についてまず考えてみましょう。

 

もっと遊ぶ時間が欲しい

レッスンの時間、回数が多い

先生と合わない(好きじゃない)

友達とクラスが離れてしまった

うまくならないから楽しくない

子供なので、他にもその子なりの理由が色々とあるかもしれません。

 

子供が休みたいと言い出した時に親が出来る5つのこと

まずは理由を探ることが一番です。

 

上記で説明したように、子供がずる休みしたくなる理由はたくさん考えられますが、我が子がその理由に当てはまるかどうかは分かりません。

 

理由をしっかりと聞き出すようにして、それに合わせて対策をしていきます。

 

頭ごなしに否定しない

習い事を休むなんて絶対ダメ!と頭ごなしに否定することは避けましょう

子供だってずる休みがいけないことくらい分かっているのです。

 

それをあえて、色々な理由をつけて休もうとすることは、きっと何か理由があるはずです。

理由が分かったとしても、どうしようもないこともありますが、自分の話をちゃんと聞いてくれたということで子供は安心すると思います。

 

曜日やクラスを変えてみる

先生と合わない、もしくは今いるクラスにあまり馴染めないという時は、曜日やクラスを変更してみてもいいでしょう。

 

環境が変わることでまたやる気が出るかもしれません。

ただし、これから大きくなるにつれて、「先生がイヤだ」という理由で何でも休めるようになるわけではないですね。

 

多少嫌なことがあっても我慢したり、自分の中で折り合いを付けて乗り越えていかなくてはいかないことも出てきます。

 

クラス替えなどをする前に、先生の(またはそのクラスの)何がどうイヤなのか、話をしっかり聞いてあげることで解決策が見つかるかもしれません。

 

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回数や時間を調整する

もっと友達と遊びたい、もっとゆっくり休みたいという理由があるなら、今の習い事の回数や時間が負担になっていないか、考えてみてください。

 

1つならまだしも、2つ、3つと習い事をしている場合は、子供にはまだ負担なのかもしれません。

 

今は基本的に土曜日の学校が休みであるため、平日の授業時間が増えています。

学校から帰ってきてから習い事に行くというのは、小さな子供にとって意外と負担になるものです。

 

また、小学校に入ると交友関係も広がり、遊びたい友達も増えてきます。

学校から帰ってきて習い事に行くよりも、遊びに行きたいと思ってもそれは当然のことでしょう。

 

その中で今の習い事をどう続けていくのか、内容、曜日、回数などを一度子供としっかり話し合ってみるといいと思います。

 

当面は1つに絞るとか、回数を減らしてみるとか、習い事を続けながらも子供の自由時間を増やしてあげる方向で考えてみてはいかがでしょうか。

 

一時的に休んでみる

習い事の日になるとお腹が痛いと言い出したり、体調不良を訴える、なんてこともあるでしょう。

色々な理由が複合的に混ざり合って、本当に体調が悪くなってしまっているのかもしれません。

 

そんな時は、理由を探る努力はしつつも、一時的に休ませて、どうすればまた楽しく習い事に通えるようになるか、ということを子供と話し合ってみてください。

 

体調が悪くなるほどその習い事がイヤになってしまっているなら、単なるずる休みというよりは本当にその習い事が嫌いになって、もうやりたくないということかもしれません。

 

それなら無理にやらせるというのも可哀相です。

一時的に習い事から離れ、ずる休みなのか本当にやめたいのかをしっかり見極めることが必要です。

 

頑張って行かせる

進級してまだそのクラスのレッスン内容に馴染めないとか、練習についていけなくて休みたがっている場合は、頑張って続けさせてそれを乗り越えることが必要な場合もあります。

 

今まで出来ていた内容が進級したことで難しくなり、できなくなってしまったために、一時的にやる気がなくなってしまっているだけかもしれません。

 

もしも親がアドバイスできる点があればしてあげる、必要なら「まだ練習内容についていけていない」ということを先生に話して、サポートしてもらうという手もあります。

今ここを乗り越えれば、きっと大きな自信につながるはずです。

 

子供は自分の思いを言葉で表現できないこともある

休みたい理由をいくら聞いても要領を得ない、なぜ休みたいのかが分からないという場合もあるでしょう。

 

特に先生がイヤなわけでもない、友達とトラブルがあったわけでもないのになぜか行きたくないという。

そんな時は「リフレッシュ休暇」をあげてください。

 

頑張りすぎて煮詰まってしまっているのかもしれないし、理由はちゃんとあるけれど、まだうまく言葉にできないだけかもしれません。

 

1日くらい休んだからといって休み癖がつくことはありません。

1度休んで、公園で遊んだり買い物に行ったり、違う行動をすることでまたやる気が出てくることもあるでしょう。

 

子供にあまり無理はさせないでおこう

自分からやりたいといったのにずる休みをしようとするなんて、「あなたが自分でやりたいって言ったんじゃない!」と怒りたくなる気持ちも分かります。

 

でもまだ子供。

最初は楽しかったけど、ちょっとしたことがきっかけで行きたくなくなってしまうことはよくあることですし、やる前は面白そうだと思ったけど、実際やってみたらそうでもなかった、ということもあります。

 

大人だって、大好きな趣味が突然イヤになったりすることがありますよね。

毎日のようにやっていることでもお休みしたくなることがあります。

それと同じことです。

 

いずれにしても、習い事は子供が楽しんでいくことが大事ですよね。

全く楽しんでいないのに大人のエゴで通い続けさせても、おそらく何も身に付かないでしょう。

 

もしも行きたくないという気持ちが強くなってしまっている場合は、いったんお休みして、また「やりたい」という気持ちが出てきてから再開してもいいのではないでしょうか。

 

子供が「習い事をずる休みしたい」と言い出した時の・まとめ

ずる休みをしたがる子は、その習い事が本当に嫌いになったわけではなく、一時的に行きたくない気分になっているだけ、ということが多いものです。

 

このまま休ませたら怠け癖がつく!なんてあまり深刻にならずに、ちゃんと理由を聞いてあげてください。

 

理由を話して親が分かってくれたと安心すれば、またやる気が出てきたりするものです。

こんな時は親が子供の気持ちをしっかり受け止めてあげることが一番です。

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ヨッシー

現在、そろばんスクールにて園児から小学生までの、珠算と学習指導をしています。情熱と指導力は誰にも負けない40代の熱血そろばん講師です! 大学時代は教育心理学を専攻し、心理学オタクでもあります。 最近は、子供のやる気アップに関することや、親御さんの悩み解決にまつわることについても情報発信中です!

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