子供の育て方

一人っ子は打たれ弱いって本当?子供の心を鍛える3つのコツとは

2018年7月14日

一人っ子は打たれ弱いとか、わがままになりやすいとか、色々なことを言われがちですが本当なのでしょうか。

なぜか一人っ子にはそのような先入観がつきまといますね。

 

今回は、兄弟の数と打たれ弱さには関係があるのかどうすれば 心を鍛えて打たれ強くなるのか、ということについて紹介します。

 

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一人っ子は打たれ弱いって本当?

一人っ子だと打たれ弱いと言われる理由のひとつが、兄弟げんかなどの経験がなく、揉まれていないからというもの。

 

しかしこれは「打たれ弱い」かどうかの判断基準にはなりません。

たしかに兄弟がいると喧嘩はたくさんしますし、その中でちょっとしたことでは負けない強さも培われていくでしょう。

 

でも打たれ強さを育む方法は「喧嘩」ではないのですから、兄弟の間で揉まれていないことが打たれ弱いことの直接的な原因にはならないと考えます。

 

兄弟の数と打たれ弱さは関係ない

実際に周りを見渡してみてください。

兄弟がいればみな打たれ強く、一人っ子なら打たれ弱いなんていう簡単な分類が出来るでしょうか。

 

子供の成長はそんな単純なものではありません。

兄弟さえいれば打たれ強くなるなら親は苦労しませんね。

 

打たれ弱いということはすなわち「自己肯定感が低い」ということです。

 

どうせ自分なんて…とすぐへこむ

ダメだと思ったらすぐに諦めてしまう

取り柄や特技がないと自分を必要以上に卑下する

怒られるとすぐに落ち込んでしまう

大人になってもこんな人はたくさんいると思いますが、この打たれ弱い人たちがみな一人っ子かというとそんなことはないと思います。

 

打たれ弱い人たちは自分に自信が持てないために、すぐにへこんでしまうわけですから、それと兄弟の数は何ら関係がないでしょう。

 

自己肯定感の高さは、これまで親や先生など周りの大人がどれくらいその子に自信をつけさせてくれたか、に関係することです。

 

兄弟がいても親が「あなたは本当にダメなんだから」などネガティブな言葉をかけ続ければ自己肯定感の低い子に育ちます。

 

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兄弟がいるとたくましくなる傾向があることは確か

とはいえ、兄弟がいることでたくましさが増すという傾向があるのは事実です。

この点を、一人っ子の子育てに役立てていけば良いのではないでしょうか。

 

頼られて強くなる

たとえば、一番上の子は下の面倒を見るなど親から「第一子」としての役割を期待されています。

 

親は「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから、我慢して」「もうお兄ちゃんなんだからちゃんとお手伝いして」なんてことを言ってしまいがちですよね。

 

子供にしてみればたまたま先に生まれただけなのに、どうして自分だけがこんなにあれこれ我慢しなくてはいけないのかとストレスになってしまいますが、上の子として頼られるという経験は兄弟がいるからこそ出来ることかもしれません。

 

自分が一番でないことを知っている

兄弟はそれぞれ個性があり、得意なことも違いますから、たとえば「がんばってもお兄ちゃんには勉強で勝てない」など、小さいうちから自分が一番になれない分野があることを知っています。

 

また、自分一人だけが大事にされているわけではないので、兄弟の間でも競争心というものが芽生えてきます。

 

自己主張が出来る

兄弟が多いほど、親が子供一人にかけられる時間は少なくなります。

特に仕事をしていたりすると、ゆっくり話を聞いてあげる時間もありません。

 

だから子供は「聞いて聞いて!」と自分を前面に押し出していかないと自分が目立つことができないので、少しでも親からの注目を集めようとして自己主張もそれなりにできるようになります。

 

一人っ子でも強く育てることは出来る

自己肯定感を高めたり、自分に自信をつけさせたり、打たれ強く育てるためにはどうしたらいいのか、親が一人っ子にできることを紹介します。

 

家での役割を与える

兄弟がいなくても頼りにされいている、という経験はできます。

 

家の中で、その子が出来る役割を与えてみてください。

家の手伝いでも何でもかまいません。

 

あなたがいるからとても助かる」ということを伝えてあげることで、自分のやることが家族の役に立っている、と大きな自信になります。

 

得意なことを伸ばす

自分が好きなこと、得意なことで「これだけは人に負けない!」というものがあると、大きな自信につながります。

 

苦手を克服していくことも大事なことではあるのですが、出来ないことばかりに目を向けず、得意なことを伸ばしてあげた方が自己肯定感は高くなるでしょう。

 

過干渉にならないこと

親が何でも先回りして手を出してしまうと、失敗するという経験が出来ません。

 

失敗したり壁にぶつかったりして、そこを自分で乗り越えていく強さを身につけるためには、親は手を出したいところをグッと我慢して見守るということも時には必要です。

 

自分で乗り越えたという経験が子供を強くします。

 

まとめ

兄弟がいても打たれ弱い子はたくさんいますし、一人っ子だって立派に育っている子はたくさんいます。

 

大事なのは私たち親が子供とどう接するかであって、子供の数と子供の幸せは何ら関係がありません。

 

一人っ子でも子供が自信を持って成長できるように、たっぷりと愛情を持って育ててあげてください。

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ヨッシー

現在、そろばんスクールにて園児から小学生までの、珠算と学習指導をしています。情熱と指導力は誰にも負けない40代の熱血そろばん講師です! 大学時代は教育心理学を専攻し、心理学オタクでもあります。 最近は、子供のやる気アップに関することや、親御さんの悩み解決にまつわることについても情報発信中です!

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