夏休みなど長期の休みには家族で実家に帰る人も多いでしょう。
その時の悩みとして多く挙げられるのが、子供がわがままになって困る、というものです。
そんな時はどうすればいいのか、対処法について考えてみましょう。
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子供が実家に行くとわがまま放題になってしまう理由
実家についた途端に、ジュース飲みたい、お菓子食べたい、あれ買って、これ買って!なんてわがままを言い出す子もいるかもしれませんね。
普段はダメよと言えばわかる子なのに、実家に行くとわがままになるのは、子供ならある意味当然のことかもしれません。
おじいちゃん、おばあちゃんは何でも聞いてくれる
たまにしか会わないおじいちゃんやおばあちゃんは、何でも好きな物を買ってくれたり、いつもはダメなお菓子もたっぷり食べさせてくれます。
わがままにならない方が不思議というものです。
普段はダメなことでもおばあちゃん達ならダメと言わないことを知っていますから、欲求がストレートに行動に出てしまいます。
ママが怒らないことを知っている
自分の実家ならまだしも、夫の実家に行った場合は妻はお母さんではなく嫁になります。
夫の両親が子供を甘やかしても文句を言えないという人も多いでしょう。
逆の場合でも同じです。
妻の実家にって、妻の両親にはっきりとものを言えるお父さんは少ないものです。
子供はそんな親の違いをすぐに察知します。
多少のわがままを言っても怒られないことを知っているので、ついついやりたい放題になってしまいます。
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子供を実家でわがままにしないための「3つの対処法」
子供を甘やかしたくない、わがままにさせたくないと思うのが普通だと思います。
では、どうすればおじいちゃん、おばあちゃんの甘やかしを阻止できるのでしょうか。
普段の姿勢を貫く
祖父母にどう思われてもかまわないと、普段の姿勢を貫くという方法もあります。
ご飯中のテレビはダメ
ジュースもだめ
おもちゃも買わない
普段家で実践していることをそのままやってみましょう。
親の断固たる態度を見れば子供も諦めるかもしれません。
事前に伝えられることは伝えておく
もしもある程度言いたいことが言える関係であれば、事前に家の方針を伝えるということが出来ると思います。
甘やかしたくないので、こういったことはしないで欲しいなど、家で禁止していることを伝えて、守ってもらうように協力をお願いしてみましょう。
子供に先に話をしておく
3~4歳の小さな子では難しいかもしれませんが、5~6歳になれば親の言うことも理解し、覚えていることができるようになります。
実践できるかどうかは別として、次のようなルールを事前に話し合ってみてはいかがでしょうか。
おやつは決まった時間に食べる
しっかり歯を磨く
ジュースはお母さんがいいって言ったら飲む
実際に実家に行ってしまえばそんなことは忘れてわがまま放題になる可能性は大ですが、約束を守れないともうおばあちゃんちに行けなくなっちゃうよ、と、ひとつでも決めたこと守るように話し合ってみてください。
そんなに目くじら立てなくても大丈夫です
お母さんの立場で考えると、普段厳しくしつけをしているのに、それをすべて覆すような甘え方をさせられると「大変な大人になってしまう」と心配になる気持ちは分かります。
でも、数日甘えたからといって、人間性に関わるようなことはありません。
家に帰ったら普段の生活に戻ります。
もしかしたら帰ってきてしばらくは「甘え」から抜け出せなくてわがままを言うかもしれません。
でも、もし「おばあちゃんはおもちゃを買ってくれるのに!」なんてわがままを言い出しても、「おばあちゃんはおばあちゃん、うちはうち!」と言えば済むことです。
子供にとって一番なのは誰か?それはお父さんとお母さんです。
祖父母がごくたまに甘やかしたからといって、親の言うことを聞かなくなることはありませんし、困った大人になることもありません。
それに、子供がたまに甘えたい放題出来る相手がいるということは、子供の息抜きにもなるものです。
自分が子供だった頃を思い出してみれば分かると思います。
おばあちゃんちに行くと普段はダメなお菓子が食べられる!と思って嬉しくはなかったでしょうか。
だからといって、うちに帰りたくないとかパパやママを嫌いになることも、言うことを聞かなくなることもなかったはずです。
家に戻ってきたら家のルールを守ることを徹底する
おばあちゃんちにいる間は好きにしてもいい、その代わりうちに帰ってきたらいつも通りのルールを守るということを子供に説明してみてください。
小学生くらいになれば話せば分かるでしょう。
それが出来ないなら、もうお泊まりは出来ないよと話してみてはいかがでしょうか。
好きなことをさせるのは親孝行であるという考え方も
孫を可愛がりたい、孫に好きな物を買ってあげたい、と思うのは祖父母として当然の気持ちではないでしょうか。
孫は子供とはまた違った可愛さがあります。
一緒にいる数日間でも好きなことをさせてあげたいと思ってしてくれることに、そんなに目くじらを立てなくてもいいのではないでしょうか。
愛情の表現の仕方は人それぞれです。
厳しく接することが愛情だと思う人もいれば、欲しいものを買ってあげるということが愛情だと思う人もいます。
孫を甘やかしてくれているということは愛情表現に他なりません。
可愛くて仕方がないからこそ、それが物を買うとかお菓子を食べさせるという行動になってしまっているだけのことです。
一緒に暮らしている親がこれをやってはもちろんいけませんが、普段は厳しくしつけをしているならば何の問題もありません。
むしろ、祖父母に好きなようにさせてあげるのは親孝行のひとつかもしれませんよ。
子供を実家でわがままにしない対処法・まとめ
子供でいる期間はとても短いものです。
子供はあっという間に成長してしまいます。
そのうちの数日間、実家に行ってわがままになっても、それが続くことはありません。
家に帰ってきたら、いつも通りの教育方針で子供と接すれば大丈夫です。