真っ直ぐ、素直な子供に育って欲しい。
これは、子供を持つ親御さんならみんなが思うことではないでしょうか。
では「素直な子供」とはどのような子供なのか、素直な子供に育てるためには親はどう接したらいいのか、ということについてお話しします。
うちの子ちょっとひねくれてるかも、とお悩みの方はぜひ参考にしてください。
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素直な子供ってどんな子供?
ではまず、素直な子供ってどんな子供なんだろう?ということを考えてみましょう。
何でも言うことを聞く子供
何でも鵜呑みにする子供
ではないと思います。
人の話を興味を持って最後まできちんと聞く
素直ではない子供は、先生や親が話している途中でも、それをちゃかしてしまったり、そんなの面白くないといわんばかりの態度をしてしまったりすることがありますね。
でも素直子供は「へ~、それおもしろそう!」「それどうやってやるの?」とワクワクしながら話を聞いています。
色々なことを吸収しながら成長していくためにも、素直に人の話を聞くというのはとても大事な要素です。
とりあえずやってみる
素直な子供は、言われたことをとりあえず言われた通りにやってみます。
やる前から面倒だの、無駄だのと文句を言うことはなく、まずやってみるのです。
そうすると、やってみてどうだったかということがわかるようになるので、結果が良くても悪くても、いい経験を積んでいくことができます。
でも素直でないと、「こんな勉強しても無駄じゃない?」などとすぐにやらない言い訳探しをしだすことが多いです。
やってみなければわからないことはたくさんあるので、とてももったいないことですね。
自分の感情に素直
悲しいときは悲しい、嬉しいときは嬉しい。
素直な子供は、自分の感情を表現することも得意です。
悲しいのに悲しくない振りをしたり、恥ずかしいからと、本当は嬉しいのに何でもないような振りをしたりということがないので、鬱憤がたまることが少ないでしょう。
人からの褒め言葉も素直に受け取れるので、「自分はできる!」と自信を持つこともできます。
日本人は人から褒められても「いえいえ」と謙遜するのが良しとされる文化があります。
だから褒められても「ありがとう」と素直に言える大人は結構少ないと思います。
子供が素直に喜べないのは、大人がその美徳を子供にも無意識に押し付けてしまっているのかもしれませんね。
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素直な子供の育て方
素直な子供とは、素直に受け止める子、素直に発信できる子。
では、どうしたらそのような子供に育てることが出来るのでしょうか。
素直でいるためには気持ちの安定が欠かせません。
気持ちが安定している、安心感に包まれているからこそ、他人に対して身構える必要もなく、素直に自分を出せるようになるのです。
何より大事なのは親が素直であること
子供は親の背中を見て育ちますし、真似して欲しくないと思うことほど真似するものです。
ですから、もし「うちの子は素直でない」と思うのなら、それはもしかしたら親が素直でない可能性もあります。
何か間違いや失敗をした時に、素直に自分の非を認めているでしょうか。
親も人間ですから、間違えることはよくあることです。
例えば、約束したことが守れなかったなど、やろうと思っていたけどできなかった、ということがあるはずです。
そんな時、「ごめんね」と子供に素直に謝っているかどうか。
「仕事だったんだから仕方がないじゃない」と言ってしまっては、子供は自分の感情を持て余してしまいますよね。
怒りたいけど怒れない。
そして、自分の非を認めない親の姿を真似するようになるのです。
子供に素直になって欲しいと思うなら、まずは親が素直になることが大事かもしれません。
素直に喜ぶ、素直に感動する、素直に謝る。
自分の感情としっかり向き合って、それを素直に行動に表してゆくことが重要です。
家族の中でも挨拶、感謝をする
素直に感情を出せるようになるためには、やはり家族関係がとても重要です。
家族とのコミュニケーションがしっかり取れている家庭で育った子は気持ちが安定しています。
だから、自分にも他人にも優しくできるようになるのです。
そのためには、
おはよう
ありがとう
いただきます
など、家庭の中でも挨拶をしっかりして、何気ないことであってもコミュニケーションをしっかり取ることです。
子供に「大好きだよ」ということを伝える
子供は自分が愛されている、大事にされていると思うことで安心感を得ています。
ですから、どんな方法でもいいです、子供に「大好きだよ」ということを毎日伝えてあげてください。
スキンシップが好きな子はぎゅっと抱きしめてもいいし、言葉で言って欲しいという子には、目を見て「大好き」と言ってあげてくださいね。
ここで親が恥ずかしがる必要はありません。
子供のことが大好きだったらその気持ちを素直に表現すればいいのです。
素直な子供はぐんぐん伸びる
直な子供は何でも吸収して、ぐんぐん伸びていきます。
それは、良いことも悪いことも、正面から受け止める強さにつながるからです。
何か壁にぶつかったとき、素直でない子供は「こんなはずじゃない。自分はこんなことで失敗しない」と自分の間違いや失敗を受け入れることが難しくなります。
でも素直な子は、これが今の自分の実力だと現実を受け入れて、その上でどうすればいいかを考えられるようになるので伸びてゆきます。
どんなことがあっても、今の自分を受け止め、受け入れなければ成長をすることができません。
人間的に成長するためにも、また、学力を伸ばすためにも素直さは必要不可欠な要素なのです。
素直な子供の育て方・まとめ
子供だからといって、みんな素直なわけではありません。
やはりそこは周りを取り巻いている大人の影響を強く受けるものです。
子供に一番影響を与えるのは親です。
子供に「こうなってほしい」と思う理想の姿があるのなら、自分がまずその手本となりましょう。
そうすれば、自然と子供は親の真似をして、真っ直ぐに育っていくでしょう。