自主勉強の習慣の前に、簡単な習慣が身についたら、もう少しステップアップした習慣に進んでみましょう。
初級編はこちらです!
毎日の勉強習慣を身につける前に、まずは、最低限の「宿題をさっと終える習慣」を身につけましょう。
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宿題をさっと終わらせるためにできる3つの習慣
「すべきことを終えてから遊ぶ」という習慣を身につけましょう。
別の言い方をすると、すべきことを終えてから遊ばないと気持ち悪い、という状態に身体を慣らしていきましょう。
ランドセルを開ける
帰宅後、ランドセルを放り投げたまま、遊びを優先して夜まで開けないという子はいませんか?
夜になって宿題をイヤイヤ開始したものの、課題が多いことに気づき、眠くなって結局できなくなる、といったことはありませんか?
まさか、朝までランドセルを開けずに放置する子は少ないと思いますが、例えば、朝になって大切な書類を親に見せても手遅れだったりしますね。
ランドセルを開けないまま夜まで放置するという習慣になっている場合は、改善の余地があります。
帰宅後、できるだけ早い段階でランドセルを開けて、宿題や課題、家族への連絡事項などをしっかり終えた後に遊ぶという、より良い習慣に改善してゆきましょう。
連絡帳のチェック・必要ならお友達に確認
帰宅後、できるだけ早い段階で、ランドセル(カバン)を開けたら、まず連絡帳のチェックをします。
覚えているようで覚えていないのが学校からの連絡事項。
わからないことがあったら、お友達に連絡するなどして、教えてもらわないといけません。
夜になってしまって遅い時間に連絡するのは失礼ですし、「今頃わからないの?」と思われるのも恥ずかしいことですから、できるだけ早く連絡帳を確認します。
すべきことに順番をつける
今すぐ終わらせたい宿題ですが、すぐにできることと、家族に手伝ってもらわないとできないことなどがあると思います。
漢字ドリルや計算ドリルは自分ですぐに終えることができますね。
でも、教科書の音読や掛け算の九九を練習して、親のハンコをもらうといったことは、家族と一緒にいる時間でないとできません。
家族が帰宅してからする課題、今すぐ自分でできる課題を確認して、今すぐできることからとりかかれる準備をしましょう。
すべきことの最後は、翌日の時間割を確認して持ち物の準備をすることです。
ここまでしっかり終えてから遊ぶという習慣にするのです。
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習慣になるまでは声がけや褒めることが必要
小学生の間は、楽しいことに心が誘惑されることが多いので、習慣が身につくまではパパやママの声がけが不可欠です。
できたときにはしっかり褒めてあげてください。
できなかったことを怒るよりも、できた時に褒める方が効果的です。
子供はもっともっと褒めてほしいと思っていますから、うまくおだてて、宿題をできるだけ早く終わらせられる習慣を身につけさせてあげてください。
小学生の低学年のうちは、カレンダーにできたらシールを貼るなど、できたら達成度を目に見えるように工夫すると、更にやる気がわいてくるかもしれません。
自主学習の習慣は、更にその先にあります。
ここまで身につけられれば後は楽ちん!
帰宅してカバンを開けて連絡帳をチェック、すべきことに順番までつけられるようになれば大したものです。
宿題をさっと終わらせ、自主学習する習慣を身につけられる日もぐっと近くなりました。
宿題や学習課題をすべて終える前に、ゲームをしたり、お友達や兄弟と遊ぶと気持ち悪い、落ち着かないと感じるようになれば大成功ですね。
すべて終えて、心置きなく遊べることが、いかに心地よいかということが実感できれば、それが快適な感覚となり、これからもずっと続けられるでしょう。
子供がすべきことを全部終わらせてからゲームやテレビを楽しんでいるようなら、パパもママも文句は言えないですし、むしろ一緒に家族の時間を楽しむことができますね。
親も良い習慣を身につけるべき理由
子供に勉強の習慣を身につけてほしいと願う場合、親も習慣を身につけるべきでしょう。
親ができないことを子供にだけやれといっても説得力に欠けると思います。
パパは毎日会社でこういう勉強習慣があるよ!
毎日勉強する習慣があると、こんな良いことがあったよ!
子供に身につけてほしい習慣を、ぜひ親が率先して身につけ、示すことができれば子供に良い影響が与えられると思います。
勉強の習慣づけ・まとめ
勉強習慣を身につける前の段階の、基本的な習慣についてお伝えしました。
大切なことは、子供が達成感を感じたり、楽しいと思えるように慣らしてゆくことです。
できるようにった自分が楽しい、充実しているという状態が理想です。
ですから、寛大な心で見守り、やらされてやっているのではなく、自分から行動しているという状態へ導けるようなサポートが必要になると思います。