自分から勉強してくれたらこんなに嬉しいことはない、いちいち怒らなくても済むのに、と思っているパパ、ママはいませんか。
このまま勉強をする習慣が身に付かないと、成績にも影響するのではないかと心配になるでしょう。
だからといって「勉強しなさい!」と怒ってばかりでは逆効果。
子供は意固地になってますます勉強しなくなってしまいます。
そんな時はどうすればいいのか、子供が勉強の習慣を身につけるための6つのコツを紹介します。
スポンサーリンク
勉強する習慣がない子供の特徴
難関大学に合格するような子は、親に言われたから勉強するのではなく、自ら勉強する習慣が身に付いていることが多いものです。
では自ら勉強する子と、そうでない子にはどのような違いがあるのでしょうか。
子供は本来、集中力がない
子供は集中力がありません。
しかも、面倒な勉強を自ら長時間するなんてことは稀です。
長時間、自分から机に向かうなんてことを期待してはいけません。
テレビを見たり、遊んだりする方が楽しいのですから、そちらに流れてしまうのは仕方がないことでしょう。
勉強する目的がわからない
なんでこんな面倒なことをしなければならないのか。
勉強する目的が分からないから、テレビの方が楽しい、となってしまうことも多いものです。
学校の勉強が理解できていない
学校での学習が理解できていないと、家で宿題をやっても分からないところが多いので、やる気が起きません。
分からないことが多いと勉強自体が楽しくないので、机に向かうことが習慣にならないのです。
勉強する習慣をつけるための6つのコツ
小学校に上がったばかりだと、まだまだ勉強や習慣の重要性はよく分かりません。
理屈だけでは子供は動かないので、少しずつ行動が変わるように、声かけをしてきましょう。
宿題だけはやらないと先生に怒られるのでやると思います。
それ以外の勉強を自分で進んでやるようになるためには、じっくり腰を据えて、意識改革・行動改革に取り組んでいかないといけません。
スポンサーリンク
勉強しようと思える環境づくり
机の上が散らかっていたり、テレビがついていたりしては勉強しようという気も起こりません。
子供が少しでも勉強に集中できるような環境を作ってあげることが必要です。
机の上を整理整頓し、テレビは消し、勉強に集中できるようにします。
机を置く場所も大事ですね。
小学校低学年くらいなら自分の部屋ではなく、親の目が届くリビングでもいいでしょう。
分からないところがあったら聞いてね、と声かけもしやすくなります。
楽しいことから始める
いきなり嫌いな教科から始めてしまうと、なかなか勉強が習慣になりません。
習慣付けをするためには、まずその子が好きな教科から始めてみましょう。
本を読むだけでもいいですし、文字を書いてみるだけでもかまいません。
絵が好きならそれでもいいでしょう。
まずは好きなことで「机に座る」習慣をつけてみてください。
勉強する時間を決める
小学校低学年であれば、学校から帰ってくる時間はそれほど遅くありません。
3時前には帰ってくるのではないでしょうか。
おやつを食べたら勉強する
○時~○時まで勉強する
など、勉強のタイミングを決めてみましょう。
両親が共働きで学童に行っている場合は、
学校の宿題は学童で済ませる
帰ってきてから、食事が出てくるまでの間に済ませる
などルールを決めてみてください。
小さい子が学童で自ら宿題をやってくる、というのは結構難しいことなので、帰宅後に声をかけ、やっていなかったら「じゃあご飯作っている間にやってね」と伝えてみてください。
最初は5分からスタート
勉強の習慣がない子にいきなり長時間の勉強をさせようとしても、よけいに勉強が嫌いになってしまいます。
勉強するタイミングを決めたなら、まずは机に座るだけでもかまいません。
「勉強しているんだ」という姿勢を身につけることから始めてみてください。
机に5分座れるようになったら、次はその5分で教科書に目を通してみてください。
今日やったところのおさらい、という感じでいいでしょう。
ここまでできるのに、1週間くらいの子も入れば、2週間かかる子もいると思います。
それには個人差があるので、親はガミガミ言わずにじっと見守ってください。
机に座る習慣が出来たら、いよいよ問題集などをやっていきましょう。
しかしこの時も、いきなり分厚い問題集を与えてしまってはやる気が萎えてしまいます。
計算や書き取りなど、1ページ10分くらいできる簡単なものでかまいません。
分かる楽しさを教えてあげて
時には問題集から離れて、一緒に図鑑を見て見るとか、博物館に出掛けてみるとか、遊びも交えた勉強を取り入れてみてください。
学ぶこと、知ることの楽しさがわかれば、問題集を解くことも楽しくなってくると思います。
勉強とは学校だけでするものではなく、生きていくために必要なものです。
一生続けていくものですから、分からないことがあったら疑問に思うことや自分で調べることの大切さを教えてあげてください。
親が勉強する姿を見せる
親が本を読まないのに、子供に「読書をしなさい」と言ってもしないのと同じことで、親が勉強していないのに「勉強しなさい!」といっても子供の心には響きません。
それは当然のことです。
子供に勉強して欲しいと思うなら、勉強の大切さを子供に理解させないといけません。
それにはやはり親の姿を見せることが一番です。
大人になって勉強を楽しんでしている、という姿をぜひお子さんに見せてあげてください。
習慣をつけるには段階を追って!
小学生のうちに勉強の習慣を身につけておくことはとても大切なことです。
それが、中学、高校と進んだ時に大きな影響を及ぼします。
しかし、小学校に上がったからといっていきなりなんでも自分で出来るようになるわけではないので、段階を追って習慣を付けていきましょう。
習慣をつけるには時間がかかります。
最低でも1ヶ月、定着させるには3ヶ月かかると思って、親が忍耐力を持って取り組むことが大事です。
子育ては忍耐そのものです。
勉強の習慣が無い子供への対処法・まとめ
親はあまり口を出さず、勉強をする環境を整えつつ、しっかり見守ることが必要です。
最終的には、「勉強することが自分にとって大事なことだ」ということを子供が理解しなければ、自ら動くようにはならないからです。
そのためにはその子の得意、不得意を見極め、まずは得意なことから伸ばしていくとやる気も出てきますよ。