子供の学習環境

休校中の時間割テンプレート【勉強スケジュールはルーティン化すべし】

2020年4月10日

2020年4月現在、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、全国の多くの地域で小中学校と高等学校が臨時休校となっている状況です。

何よりも、人の命が一番大切ですから、外出を控えて、しばらくの間は外出を自粛し、家で過ごす必要がありますね。

 

今回は、休校中に子供たちが家で過ごす際に、どんなスケジュールで一日を過ごすと健康的に過ごせるかということについて、紹介したいと思います。

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子供の心身の健康維持に規則正しい生活が大事な理由

連日、テレビやインターネット、SNSなどで新型コロナウイルス関連の暗いニュースが飛び交っている中、子供達も家の中でじっと過ごすとなると、不安が重なって心身の健康に悪い影響が出てしまうと心配ですね。

 

学校が休校中なので、家庭学習はもちろん大切ですが、1日中ずっと勉強し続けることは難しいですし、また、ゲームやインターネットに夢中になって、それが中毒化してしまうことも心配です。

 

ゲームやインターネットに時間を使いすぎて、中毒化してしまうと、学校再開の日が決まって、これから学校に通うという時期になって、深夜のゲーム熱中のために昼夜逆転していて、朝起きることができない、といった状況になってしまう可能性もあります。

 

不登校の原因のブログ記事でも書きましたが、学校の長期休暇後の数日間に、不登校が始まるケースも見受けられます。

学校の生活が再開する時に、すぐに慣れることができるよう、家庭での過ごし方は非常に大切です。

 

心と体の健康を維持するためには、早寝早起き、バランス良い食事、運動や勉強や趣味の時間の確保、家庭内でのコミュニケーションなど、バランスのとれた生活を送ることが大切です。

 

そのためには、規則正しい生活を心がけ、心も身体もリフレッシュをして、心身共に健康な生活を送ることが重要だと思います。

ルーティーン化が継続のコツ

学校が休校中でも、一定のルーティーンに沿って一日を過ごすことは、心身の健康維持に効果的です。

朝決まった時間に起きて、自分でベッドを整え、トイレ、洗顔を済ませて、朝食を食べたら、何も考えなくても歯を磨いて、パジャマから洋服に着替える。

 

こういった朝の流れを日課にしてしまい、何も考えなくてもその状態にもっていけると理想的です。

家に一日中いるからと言って、一日中顔も洗わず、パジャマで過ごすようでは、健康的な生活を過ごしているとは言えませんし、一事が万事で、生活の乱れから、ゲーム中毒やインターネット中毒など不規則な生活が始まってしまう恐れがあります。

 

最初は慣れるまでは、数日間、時間がかかりますが、身体が慣れてしまうと、何も考えなくても一連の日課としてルーティーン化することができ、毎日の生活が楽になります。

 

面倒だと思うのは、慣れていないからです。

人間はもれなく習慣の生き物ですから、習慣化してしまえば、すべてのことは何も考えずにできるようになり、生きやすくなります。

 

1日の時間をブロック分けしてスケジュールは柔軟に!

学校と違って、チャイムもありませんし、時間になったら教室にやって来る先生もいません。

ですから、時間管理ができないと、いつの間にかダラダラとテレビを見ながら過ごしてしまった、ということが起こってしまいます。

かといって、子供が学校のような時間割で自己管理をすることは難しいので、ここでは時間のブロック分けをおすすめしたいと思います。

 

2時間くらいのまとまりを、だいたい1つのブロックとして、何か一つのことに集中するまとまった時間にするという方法です。

 

調子がいい時も、あまり調子が乗らないという時も、あまり深く気にせず、そのまとまった時間の時は、1つのことに取り組んでみましょう。

そして、あまりきっちりと計らなくても良いこととし、柔軟に変えられるようなゆったりと余裕を持たせた計画を立てると良いです。

 

人間はノルマを感じるとやる気の維持が難しくなりますが、ちょっと物足りないくらいの充実感を感じる程度で勉強やその他の活動をストップする方が、毎日続けられます。

 

大事なことは、三日坊主にならず、毎日コツコツ継続させ、習慣化させることであるということを忘れないようにして下さい。

そして、子供を褒める時は、勉強の量や内容を評価することよりも、連続して毎日続けられたことを大いに褒めていただければと思います。

 

一日のルーティーン化 スケジュールの見本サンプル

こちらの表は、2時間を1つのまとまり(ブロック)として、区切った一日のスケジュール帳です。

スケジュールの記入例はこちらです!

スケジュール表への記入例です。

午前中は集中力があるので勉強タイムに向きます。

勉強の時間は、飽きてしまわないように、動画やビデオのような教材を見て学習する方法を組み込んでみるというのもおすすめです。

*参考までに「スタディサプリとは?」のページはこちらです!

午後からは身体を動かしてリフレッシュしたり、趣味の時間に当てても良いと思います。

そして、お手伝いを積極的に組み込んで、家族の一員として、できることは協力するというようになれば理想的ですね。

 

記入例の見本のPDFファイルはこちらです!

休校中の時間割スケジュール記入例

 

見本サンプルシートはこちらです!

1日のスケジュールの見本サンプルシートのPDFファイルです。

休校中の時間割スケジュール表(ダウンロード用)

※ご自由にダウンロードして印刷してお使いください!

 

目標を作って更に上を目指そう!

ここからは、上級者向けですが、休校中のたっぷりと使える時間を、何か新しい事を始めたり、スキルアップしたり、勉強をしたりと、自分の向上のために使うことをおすすめします。

 

せっかくなので、これまでやってみたいと思っていたけれど、時間がなくて叶わなかったことなどがあれば、挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

ただ与えられた時間を淡々と過ごすのも良いですが、新しい目標や、将来の目的を見つけて、それに向けて準備する、一足早く前に進んでみるというのは、明るい気分になることができ、前向きに時間を大切に過ごすことにつながるでしょう。

 

例えば、「英語を勉強して近い将来検定試験を受けてみる」という目標や、「プログラミングを学んで将来ロボットを動かす!」などといった目標など、自分が興味のあること、好きなことで設定してみるとやる気がわいてくるかもしれませんね。

 

ぜひ1つ、新しい目標を作って、それに向けて努力する時間をスケジュールに毎日組み込んで、目標に向けて行動開始してみてください。

 

家庭学習のための勉強スケジュール・まとめ

今回は、学校の長期休暇中に家庭で健全に過ごすためのスケジュールについて提案させていただきました。

 

学校のように、きっちりとしたスケジュールを作って、絵に描いた餅のような状況になるよりも、ゆったりとしたスケジュールで、大まかで柔軟に変更ができるようなスケジュールが良いのではないかと思います。

 

ちょっとぐらいサボってもオッケーというような、ゆるいスケジュールでも良いので、毎日、規則正しく過ごされることを応援したいと思います。

 

 



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ヨッシー

現在、そろばんスクールにて園児から小学生までの、珠算と学習指導をしています。情熱と指導力は誰にも負けない40代の熱血そろばん講師です! 大学時代は教育心理学を専攻し、心理学オタクでもあります。 最近は、子供のやる気アップに関することや、親御さんの悩み解決にまつわることについても情報発信中です!