子供に何かしらの習い事をさせたいと思っている親御さんは多いようです。
しかし、共働き家庭のパパやママにとっては、送迎や出される課題、家庭での練習時間の確保など、多忙な中での時間のやりくりは悩むところですね。
現在では、共働き家庭はとても多いので、似たような課題を抱えている親御さんに向けて、今回は共働き家庭の子供さんが習い事をする方法についてまとめてみました。
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共働き家庭の小学生が習い事をするときの壁
子供に習い事をさせる際に、大切なものはお金と時間だと思います。
平均的な家庭では、働いていないと時間はありますがお金が不足しますし、働けばお金はありますが時間がなくなったりします。
何事もバランスが大切ですが、特に共働き家庭では、平日両親が仕事を終えて帰宅するということが多く、以下の3点が習い事をさせられるかどうかの壁になると思います。
平日の送迎ができない
習い事につきものの送迎ですが、学校が終わってからの時間で、夕方4時頃から始まる習い事やレッスンが多いですね。
親が会社などで仕事をしていると、夕方4時や5時に送迎をすることはなかなか難しいものです。
また、学校と違って、習い事をしている場所に、送るだけでなくて、終わったら迎えに行かないといけませんから、親の方の時間の調整が実は大変だったりしますね。
週末に習い事をさせる弊害
平日は送迎が難しいこともあって、土日に習い事をさせる家庭もありますが、同じようなことを考えている方が多く、週末のレッスンは参加者も多く、混雑していることが多いです。
英語のレッスンでもそろばんのレッスンでも、週末は定員が満員のクラスが多く、習いたい時間に習えないということも多いですね。
また、せっかく家族がそろって団らんができる土日などの休みの日に、子供が習い事で忙しいとなると、家族全員そろってゆっくりできる時間が短くなってしまいます。
宿題や練習に付き合えない
また、学校の宿題と違って、習い事を始めると、自宅での課題学習の時間や、練習時間が必要となってきます。
子供が1人で自主練習をできるのでしたら良いですが、小さいうちは親の管理力も必要となります。
例えば、そろばんでしたら、できるだけ毎日決まった時間に練習をすると、勢いよく成長できます。
ピアノも毎日の練習が必要ですし、公文でしたらプリントなどの宿題がたくさん出るでしょう。
習い事は、ただ習わせているだけで良いものもありますが、多くは自宅学習や練習の時間を確保しなければならないので、共働きで忙しい親の負担が更に増えることになってしまいます。
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共働き家庭の小学生が習い事をする5つの方法
上記の3点の問題点はありますが、共働き家庭の小学生でも、壁を乗り越えて習い事をする方法をまとめてみました。
また、その方法に伴うデメリットも合わせて載せてあります。
徒歩で行ける習い事に通ってもらう
子供が歩いて小学校に通って歩いて帰宅する流れの中で、子供の徒歩圏内にある習い事に通ってもらう方法です。
例えば、小学校のすぐ近くにある習い事に、子供に自分で通ってもらえれば、学校帰りにランドセルのまま習い事をして、歩いて帰宅することが可能です。
習い事に行くときだけは子供が自分で徒歩で行き、帰りだけは仕事帰りのパパやママがお迎えに行くという方法も良いですね。
また、自宅の近所の習い事であれば、一旦帰宅して、自分で歩いて通うことができます。
デメリット
強制力が弱く、子供の意思に任されていますから、子供が自分で行きたくないと思ったら、習い事に行かないかもしれません。
この場合は、子供が自分で行きたいと思う習い事や、学校帰りに行きやすい教室、お友達がたくさんいる教室などを選ぶと、長く続けられるでしょう。
また、例えば、そろばん塾であれば、そろばん、ピアノ教室であれば、レッスンで使用する楽譜など、朝学校に行く段階で、習い事の持ち物を準備する必要があり、荷物が多くなります。
留守番や送迎を誰かに頼む
祖父母や、ママ友、ベビーシッターや、行政などの行うサービスを利用させていただいて、子供が習い事に行けるように、信頼できる大人に頼むという方法です。
祖父母は元気であれば、留守番や習い事の送迎など、孫の教育への協力ということで、お願いできる可能性もあります。
また、同じ習い事に行っている子供のお友達のご家族が、ついでに送迎をしてくれるということであれば、お言葉に甘えるというのも一つの方法だと思います。
最近は、家事手伝いサービスを利用する方も増えてきており、企業に頼んで留守番や家事などを代行していただくことも新しい方法ですね。
デメリット
この場合には、送迎を頼む相手との良好な人間関係が必要となります。
一方的にお願いするばかりでは、ギブアンドテイクの関係が壊れて、相手に不愉快な気分にさせてしまうこともあります。
金銭的なものを含めて、お礼や感謝を相手にしっかり伝えることや、コミュニケーションを密にとることなどが重要です。
また、他人に頼むということは、その相手方の都合で、影響を受けることにもなります。
送迎をしてくれるお友達が習い事を辞めてしまった場合には、やむを得ず、自分の子供も辞めることになっても仕方ありませんね。
先生が来てくれるレッスンを探す
塾に通えなくても、家庭教師を依頼すれば、自宅で都合の良い時間に勉強を見てもらえます。
自宅で勉強や習い事ができますから、子供としては、リラックスして学習に臨むことができるでしょう。
また、出張サービスをしてくれるピアノや他の楽器を教えてくれる先生もいますね。
デメリット
塾でグループレッスンを受けるより、個別対応の個別指導になりますから、料金は高額になります。
家庭教師や家庭で学習できるものに関する先生は見つけやすいですが、茶道などの文科系や、身体を動かす運動系の習い事は難しいですね。
自宅で学べるレッスンを受講する
塾に行かなくても、インターネットを利用して、パソコンやタブレットを利用するウエブ学習も可能です。
そして、自宅学習は、安いというメリットがあります。
英語のレッスンも、英会話教室までわざわざ通わなくても、手軽にスカイプレッスンができる時代ですから、自宅で英語を習うということもおすすめです。
最近では、様々な企業のサービスが利用できますので、比較検討して試してみるのも良い方法だと思います。
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デメリット
スタート時間がしっかり決まった習い事と異なり、自分の好きな時間に学習できるため、ダラダラとして結局やらないという日も出てくる可能性があります。
毎日、決まった時間に学習するなど、続ける工夫や、時間管理が必要です。
送迎サービスのある習い事を選ぶ
マイクロバスが自宅まで迎えに来てくれる習い事もあります。
また、民間企業が運営する「習い事もできる児童館(学童保育)」などを利用すると、小学校まで子供を迎えに行ってもらえますし、民営の児童館で宿題を見てもらったり、英語のレッスンやプログラミングを学べたり、おやつのサービスもついていたりしますので、安心して子供を預けることができます。
デメリット
働く両親にとっては、至れり尽くせりの民間企業が運営する児童館ですが、平日の月曜日から金曜日まで毎日預けることが必要となりますから、金額が公営の児童館に比べて高額になります。
民間運営の児童クラブにかかる金額は、普通の習い事をいくつもできる金額になったりしますので、悩みどころだと思います。
ただ、親が時間を割いてすべきことを、至れり尽くせりのサービスとして代行してくれるので、自分が楽になると考えると安いかもしれません。
共働き家庭の小学生が習い事をする方法・まとめ
共働き家庭のお子さんでも、他のお友達のように、あれもやらせたい、これもやらせたいと様々な習い事をさせたいと思うのが親の正直な気持ちだと思います。
しかし、家庭は皆方針が違いますし、子育ての方針も家庭によって異なりますから、自分の家族が何を優先させるのか?ということをしっかりと見極めて習い事を選んでみてはどうかと思います。
欲張ってたくさんの習い事をさせても、せっかく家族で過ごす貴重な時間が短くなってしまうことは悲しいですね。
子供にとっても、楽しい習い事は続けられますが、ストレスを感じるようなら、辞めた方が精神的に楽になるでしょう。
家族でしっかりと話し合って、優先順位を確認しながら、習い事を決めたり、進めたりしてほしいと思います。